シリア民主軍傘下のダイル・ザウル軍事評議会が拡大会議を開催し、治安強化とダーイシュ対策にかかる新たな措置を承認(2025年10月29日)

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて声明を出し、ダイル・ザウル軍事評議会が拡大会議を開催し、治安強化とダーイシュ(イスラーム国)対策にかかる新たな措置を承認したと発表した。

承認された主な措置は以下の通り:

・戦闘員の戦術・戦闘能力向上を目的とした高度訓練・再教育プログラムの開始
・旅団・軍事評議会・女性防衛部隊間での情報共有・諜報活動の強化
・軍事評議会内での指揮・管理能力の発展による高い即応体制の確保
・補給路および作戦路線の安全確保、インフラ防護に向けた協調体制の拡充

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ダマスカス郊外県で民間旅客バスが攻撃を受け8人が死傷:ドゥルーズ派はシャルア移行期政権による「テロ」と非難(2025年10月28日)

ダマスカス郊外県では、スワイダー24によると、首都ダマスカスとスワイダー県を結ぶ街道で、民間旅客バスが攻撃を受け、2人が死亡、6人が負傷した。

攻撃は、アフマド・シャルア移行期政権の「治安総局」(内務治安部隊)が管轄する地域で発生し、バスは首都ダマスカスからスワイダー市に向かっていた。

スワイダー24によると、死亡したのは、アーヤー・サラームさん(女性)とカマール・アブドゥルバーキーさん。

攻撃は、内務治安部隊の検問所が多数設置されているマルジャーナ給油所付近で発生した。

スワイダー24によると、負傷者のうち2人は子供。

また、スワイダー24が取材した男性2人と女性1人によると、バスはマルジャーナ給油所近くの放棄された検問所に停車したところ、武装し、黒服を着た覆面姿の2人が現れ、運転手の助手に「乗客はどこから来たのか、どこへ向かうのか」と尋ねた。

助手が「スワイダーから来た人々で、目的地もスワイダーだ」と答えると、この2人とその近くに潜んでいた者たちがバスに向かって一斉に発砲、運転手は即座に発進して逃走した。

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シリア人権監視団によると、負傷者は11人が負傷した。

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この事件に関して、SANAは、関係当局が事件の調査および犯人の追跡を開始したと伝えた。

スワイダー県のフサーム・タッハーン内務治安部隊司令官(准将)はSANAに対し、以下の通り述べた。

この卑劣なテロ攻撃は罪のない人々の命を狙うものであり、治安を混乱させ、安定を求める市民を脅かそうとする絶望的な試みである。
犯行は、2日前に(スワイダー)市郊外で発生した、市民や治安部隊パトロールを狙った組織的攻撃に続くものであり、法を無視する無秩序な集団によるもので、彼らの目的はスワイダーに混乱と破壊をもたらすことだ。
こうした攻撃の繰り返しは、一つの計画のもとに行われており、その目的は地域の安定を損ない、住民を恐怖に陥れることにある。
いかなるテロ行為も治安部隊が任務を遂行する意志を挫くことはできない。捜査は断固たる姿勢で進められ、犯人の特定と再発防止に努める。

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国民防衛隊司令部はフェイスブックを通じて声明を出し、事件を「組織的テロ犯罪」の一環と位置付け、「ジャウラーニー政権に属する犯罪集団」の犯行と断じたうえで、「最も強い言葉」でこれを非難した。

国民防衛隊司令部また、フェイスブックを通じて別の声明を出し、ダマスカスのテロ・過激主義政権に属する武装組織が、スワイダー市の西側戦線に対して銃撃と潜入を試みる攻撃を行ったと指摘、これを非難した。

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スワイダー高等法務委員会は、フェイスブックを通じて声明を出し、いわゆる「暫定政権」に属する「公安」部門の支配地域内で発生した「テロ攻撃」だとして「最も強い言葉」で非難した。

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スワイダー24シリア人権監視団によると、世界食糧計画(WFP)から提供された151トンの小麦粉が積載したトラックと冬用の衣類、毛布、寝具などを搭載したトラックがシリア・アラブ赤新月社の車輛とともに、スワイダー県に入った。

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ヒムス県でアラウィー派の技師が職場であるジャンダル発電所に向かう途中、正体不明の武装グループに銃撃され死亡:タルトゥース県、ラタキア県で爆発が相次ぐ(2025年10月28日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ラジャート高原地方の南カリーム村で、シリア軍(アフマド・シャルア移行期政権の国防省部隊)第40師団所属の兵士が自宅内で正体不明の2人組にに銃撃され、殺害された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のスッカリー地区で若者が犯行は正体不明の武装グループの銃撃を受け死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、アラウィー派の技師が職場であるジャンダル発電所に向かう途中、正体不明の武装グループに銃撃され死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ガズラーニーヤ町で、シーア派の男性が正体不明の武装グループに銃撃され死亡した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、ダブースィーヤ国境通行所で、爆発物が爆発し、職員4人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市のクナイニス地区の警察署の入り口付近に爆発物が投げ込まれ、爆発が発生した。

これに関連して、中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は29日、フェイスブックを通じて声明を出し、ラタキア市のクナイニス地区の警察分所まえで「治安総局」(県内務治安部隊)の要員が宗派対立を煽る示威行動を行ったことを非難した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マイヤーディーン市東部のタイバ地区でアフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊が特殊部隊と協力して、電力網の電線を盗む窃盗団のメンバー3人を摘発・逮捕した。

また、ダイル・ザウル県(テレグラム)によると、内務治安部隊がブーマカール市一帯で、前政権と「イランの民兵」が放棄したと見られる19個の電気式起爆装置と17個の地雷を保管した倉庫を発見した。

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ダイル・ザウル県カスラ村でシリア民主軍の兵士の若者と口論の末に発砲・殺害したことを受け、住民が道路を封鎖するなどして抗議(2025年10月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、カスラ村で27日、シリア民主軍の兵士の若者と口論の末に発砲、撃たれた若者は死亡した。

事件を受けて、住民らは村内で道路を封鎖するなどして抗議した。

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シリア民主軍は、公式サイトを通じて声明を出し、27日にダイル・ザウル県カスラ村で兵士が若者を射殺したことに対して、遺憾と哀悼の意を表明、事件について緊急調査を開始し、関係者を逮捕して管轄司法当局に送致したと発表した。

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欧州の市民社会組織からなる共同代表団が、北・東シリア地域民主自治局の渉外関係委員会を訪問(2025年10月28日)


ANHAによると、欧州の市民社会組織からなる共同代表団が、北・東シリア地域民主自治局の渉外関係委員会を訪問した。

渉外関係委員会を訪問したのは、ヨーロッパ・クルド連邦調整評議会、ドイツ・クルド弁護士連合、ドイツ・クルド社会機構、ヨーロッパ・クルディスタン女性連合の代表らで、ファナル・カイート渉外関係委員会共同議長らが応対した。

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イスラエルでシリア人らがイスラエル人とともに「マイノリティ会議」を開催、シャルア暫定大統領と移行期政権を批判、シリア国内でのマイノリティの分離独立国家の樹立を求める(2025年10月27日)


イナブ・バラディーが28日に伝えたところによると、イスラエルの記者イディ・コーヘン氏の招待により、ハサン・マルハジュ(中東問題専門家を自称)、米マシュリク評議会のタミーム・ハルマシュ氏らシリア人、イスラエル在住のヨルダン人政治家アブドゥイラー・ムッラー氏らを含むアラブ人がイスラエル人と共に首都テルアビブに集まり、「マイノリティ会議」と題した会合を開いた。

約30名が参加した会議では、アフマド・シャルア暫定大統領と移行期政権を批判、シリア国内でのマイノリティの分離独立国家の樹立を求める発言が相次いだ。

会議には、スワイダー県のドゥルーズ派指導者の1人であるマルワーン・キヤワーン師もオンライン参加した。

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アサーイシュは逃亡者と服務離脱者に対して恩赦を行うと発表(2025年10月27日)

ダイル・ザウル県では、イナブ・バラディーによると、シリア民主軍のパトロール部隊がカスラ村でバッカーラ部族の若者1人を殺害、これを受けて地元の部族勢力とシリア民主軍の拠点を襲撃、同村に駐留していた特殊部隊との間に衝突が発生した。

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北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、フェイスブックを通じて声明を出し、以下を決定したと発表した。

1. 逃亡または服務離脱の罪に対し恩赦を与える。ただし、該当者は本通達の発効日から45日以内に自首しなければならず、所定の手続きに従い自己出頭報告書を規律・職務局の承認様式に基づいて作成すること。
2. 裁判判決や公序良俗違反により除隊された者を除き、退職者はアサーイシュへの復帰申請を行うことができる。
3. 上記期間内に出頭した者に対し、いかなる刑事または懲戒処分も科してはならない。

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ムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部のヒクマト・ヒジュリー師:「我々のヴィジョンはスワイダー県の完全独立に基づいている」(2025年10月27日)


スワイダー県のムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部の長を務めるヒクマト・ヒジュリー師は、スカイ・ニュース(アラビア語版)のインタビューに応じ、「我々のヴィジョンはスワイダー県の完全独立に基づいている」と述べた。

インタビュー記事で紹介されたヒジュリー師の発言は以下の通り。

自決権は絶対的な権利であり、撤回することはできない。
我々のヴィジョンはスワイダー県の完全独立に基づいている。
誘拐された人々の数は600人を超えており、その中には女性も含まれている。ダマスカスの政府は彼らに関するいかなる交渉も妨害している。
ダマスカス政府は、いまだに被災した村々の避難措置を履行しておらず、事実の歪曲を続けている。
我々は国際社会に対し、スワイダー住民が直面した「虐殺」を認定するよう求める。また、何が起こったのかを明らかにすることが不可欠である。

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シャルア移行期政権の国防省部隊(シリア軍)がドゥルーズ派支配下のスワイダー県西部を無人航空機などで激しく攻撃、国民防衛隊部隊の隊員7人が負傷(2025年10月27日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市西方の前線で、朝からアフマド・シャルア移行期政権の国防省部隊(シリア軍)による停戦違反が繰り返された。

シリア軍は無人航空機などによって10回以上の攻撃を実施、複数の者が負傷、病院に搬送されたという。

これに関して、シリア人権監視団によると、シリア軍は、無人航空機で、スワイダー市西のウムラーン交差点からウルガー村に至る街道沿線に設置されている輸送検問所周辺の3ヵ所を爆撃、またタアラー村とハイヤート村に対して重火器で激しい砲撃を行った。

シリア人権監視団によると、運輸検問所周辺に対する爆撃は12機の無人航空機によって行われ、国民防衛部隊の隊員7人が負傷し、付近の病院に搬送された。

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この攻撃に対して、国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて司令部声明を発表した。

声明の内容は以下の通り。

テロ組織は、停戦合意を体系的に違反し続け、地域の安定を揺るがし、住民への圧力を強めようとしている。
本日、無人航空機を大量投入した攻撃を新たに実施し、(スワイダー)市の西部戦線を狙った。
この卑劣な攻撃により複数の負傷者が発生したが、当該地域に展開していた国民防衛部隊は、高度な警戒態勢と精密な監視の結果、複数の無人航空機を目標到達前に撃墜することに成功した。
国民防衛部隊司令部は、この明白な停戦違反を強く非難するとともに、こうした攻撃によって、国土と住民を守るという我々の義務が揺らぐことはないと明言する。
我々は、山の尊厳を守り、攻撃者を抑止するために、あらゆる侵害行為に対して断固として応戦する決意である。
また、民間人の保護と山の安全・安定を脅かすあらゆる試みに対抗するという完全な責務を改めて表明する。
スワイダー、ジャバル・バシャン(バシャン山)

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シリア人権監視団によると、国際医療機関(IMC)が提供した医療物資と食糧を積んだ5台のトラックがシリア・アラブ赤新月社の車輛を伴い、スワイダー市に向かった。

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シャルア移行期政権の支配地と北・東シリア地域民主自治局の支配地を結ぶラッカ市・イスリヤー村の道路が再び閉鎖(2025年10月26日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の支配地と北・東シリア地域民主自治局の支配地を結ぶラッカ市・イスリヤー村の間の道路に設置されている検問所が再び閉鎖された。

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フール・キャンプに収容されていたアレッポ県、ハマー県、ヒムス県、イドリブ県出身の国内避難民(IDPs)55人が出身地に帰還(2025年10月26日)


ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の管理下にあるフール・キャンプに収容されていたアレッポ県、ハマー県、ヒムス県、イドリブ県出身の国内避難民(IDPs)12世帯55人が「希望のキャラバン」と名付けられた帰還プロジェクトの一環として出身地に帰還した。

同プロジェクトは、弁務官事務所(UNHCR)との連携のもとに実施され、帰還者の多くは女性と子供。

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ダイル・ザウル県でシャルア移行期政権の部隊(シリア軍)とシリア民主軍がユーフラテス川を挟んで交戦(2025年10月25日)

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、正体不明の武装グループが夜、アフマド・シャルア移行期政権の支配下にあるユーフラテス川西岸の拠点から、北・東シリア地域民主自治局の支配下にある東岸のアブー・ハマーム市にあるシリア民主軍の拠点の1ヵ所に向けてRPG弾を発射した。

これに対して、シリア民主軍部隊は発射地点を特定し、適切な手段で反撃を行い、攻撃者の陣地を正確に標的とした。

イナブ・バラディーANHAが26日に伝えたところによると、シャルア移行期政権の部隊(シリア軍)シリア民主軍の部隊と戦闘は、26日未明にかけて続き、マフカーン町にあるシリア軍の陣地と、ズィーバーン町ラトワ地区に展開するシリア民主軍の部隊が銃撃戦を行った。

同サイトによると、戦闘はシリア民主軍がズィーバーン町、カシュキーヤ村、シャアファ村方面から、シリア軍陣地に潜入を試みたことが発端。

交戦後、シリア民主軍の偵察用無人航空機が上空を旋回し、シリア軍側もマフカーン町方面に軍事増援を派遣した。

国防省の軍事筋によると、シリア民主軍の部隊は交戦後に撤退した。

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シャルア移行期政権の国防省に属する部隊がスワイダー県ウルガー村、スワイダー市西のフドゥル住宅地区、ウムラーン環状交差点一帯を重火器で攻撃(2025年10月25日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市のカラーマ広場で、数十名の市民が抗議デモを行い、自決権の承認、行方不明者・拉致被害者の消息確認、県北部および西部郊外の村落を支配しているアフマド・シャルア移行期政権の武装勢力の排除を訴えた。

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シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の国防省に属する部隊がウルガー村、スワイダー市西のフドゥル住宅地区、ウムラーン環状交差点一帯を重火器で攻撃した。

これと前後して、国民防衛部隊は市街地に接近する無人航空機を迎撃した。

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一方、SANAによると、ダマスカス大学は、2025/2026年度の学年度において、スワイダー県の分校に所属する学生が、ダマスカス本校およびダルアー・クナイトラ分校で授業を受けることを許可した。

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内務省はハマー県での女性誘拐事件を本人らの自作自演と発表:シリア人権監視団は女性誘拐事件を軽視し、その深刻な実態を覆い隠す意図があると批判(2025年10月24日)

内務省(フェイスブック)によると、ハマー県ミスヤーフ郡のイブラーヒーム・ムワース内務治安局長は、以下の通り述べた。

ダイル・シャミール村出身の女性市民(Sh.S.)が勤務先から帰宅した後、連絡が途絶えたという通報を受け、当局の専門部隊が捜査を開始した。
初動捜査として、防犯カメラ映像の確認、証人聴取、行動経路に関する情報収集などを行った結果、誘拐事件が発生した形跡は見られなかった。
関係機関は捜査を強化し、監視・追跡の結果、当該女性が2人の男性とともにミスヤーフ市郊外の一軒家にいることを特定した。
検察当局からの令状に基づき、3人を拘束したところ、彼らの所持品から麻薬類と拳銃が押収された。
初期捜査の結果、被疑者3人は、女性の家族を金銭的に欺く目的で架空の誘拐事件をでっち上げる計画を事前に立てていたことが判明した。また、彼らは麻薬の使用や売春などの違法行為にも関与していた。
関係者全員が、現行法に基づく法的手続きを完了するため、所轄の司法当局に送致された。

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この発表に関して、シリア人権監視団は25日、女性誘拐事件を軽視し、その深刻な実態を覆い隠す意図があるとの批判が高まっていると発表した。

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フランスのマクロン大統領:「3月10日合意は非常に重要な前進で、シリアの統一に向けた意味のある動きだ」(2025年10月24日)

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、ルダウ・チャンネルのインタビューに応じ、そのなかで以下の通り述べた。

(シリア民主軍とアフマド・シャルア移行期政権が交わした3月10日合意は)非常に重要な前進で、シリアの統一に向けた意味のある動きだ。我々のシリアに対する立場は一貫して「統一と主権の維持」だ。
シャルア暫定大統領が、シリア社会のあらゆる構成要素を尊重し、異なるすべての勢力との対話に取り組むことが非常に重要だ。
シリア民主軍は「テロとの戦い」において極めて重要な役割を果たしてきた。それゆえに、この相互理解を基盤として国の統一を強化していくことが重要だ。

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フランス人ムハンマド・ジャウラーニー・グループ(ナブズ・メディア)はグラバー旅団とシャルア移行期政権の停戦に尽力したウズベク人に謝意:有志連合の無人航空機がイドリブ県ハーリム市上空に飛来(2025年10月24日)

フランス人ムハンマド・ジャウラーニー・グループ(ナブズ・メディア)は、テレグラムを通じて、グラバー旅団とアフマド・シャルア移行期政権の停戦合意が成立したと発表、アンサール(シリア人戦闘員)やムハージリーン(外国人戦闘員)、とりわけ「ウズベクの獅子たち」と、仲介に尽力したアブドゥルアズィーズ・ウズベキー、アブー・アナス・タージキー、アブー・アブドゥー・ターウームに謝意を示した。

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一方、フランス人ムハンマド・ジャウラーニー・グループ(ナブズ・メディア)は、Xを通じて、米主導の有志連合に所属する無人航空機が、イドリブ県北部のハーリム市およびその周辺上空に飛来、旋回を繰り返していると発表した。

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中・西部シリア政治評議会(PCCWS)はイラクにいるシリア人の保護・支援に務めるイラクの政府、宗教指導層、国民に謝意(2025年10月24日)

中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は、フェイスブックを通じて声明を出し、イラクの政府、宗教指導層、そしてあらゆる階層のイラク国民が、評議会の呼びかけに迅速に応え、イラクにいるシリア人を民間人、軍人を問わず保護・支援していることに対し謝意を示した。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県スーサ町にある北・東シリア地域民主自治局の経済・農業評議会のテントに放火(2025年10月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがスーサ町にある北・東シリア地域民主自治局の経済・農業評議会のテントに放火した。

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一方、シリア人権監視団が25日に発表したところによると、米主導の有志連合が深夜、シュハイル村で空挺降下作戦を実施した。

同地ではこれに先立ち、シリア民主軍が厳戒態勢を敷き、大規模部隊が村に進入していた。

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シャルア移行期政権国防省に所属する部隊がスワイダー県のマジュダル村方面に対して重火器による攻撃を実施(2025年10月24日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権国防省に所属する部隊が、同県のマジュダル村方面に対して重火器による攻撃を実施した。

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シリア人権監視団が25日に発表したところによると、カナワート市の住宅で、2人の市民(うち1人は子供)が遺体で発見された。

2人はともに住宅内で銃撃を受けて死亡していた。

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国民防衛部隊はフェイスブックを通じて声明を出し、同部隊がシャルア移行期政権との捕虜の交渉・仲介・監督にかかる問題に対処しているとの一部情報に関して、同問題の管理権限を有していないとしたうえで、同部隊が拘束している捕虜は、戦闘員のみで、そのなかには外国籍の戦闘員が含まれているものの、民間人は含まれていないと発表した。

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高等法務委員会は、フェイスブックを通じて、シャルア移行期政権によるスワイダー県の行政局・公共サービス局に関する人事異動・任命について法的・政治的正統性を欠く主体によるもので、いかなる拘束力も持たないと発表、こうした措置を断固拒否すると表明した。

高等法務委員会はまた、フェイスブックを通じて、同委員会の設置が失策だったと評される論調が出ていることを受け、必要に迫られた行動だったと弁明した。

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SANAによると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は、7月のスワイダー県事件にかかる事実調査委員会のメンバーと会談し、調査の進捗状況と、被害者への権利回復に向けた取り組みの進捗について協議した。

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人民議会高等委員会はラッカ県タッル・アブヤド郡とハサカ県ラアス・アイン郡で実施された人民議会追加選挙の結果を発表:選挙を拒否する声が上がるなか、シリア民主軍を非難するデモも発生(2025年10月24日)

人民議会高等委員会は、フェイスブックを通じて、2025年決定第78号を発出し、トルコ占領下の「平和の泉」地域を構成するラッカ県タッル・アブヤド郡とハサカ県ラアス・アイン郡で実施された人民議会追加選挙の結果を発表した。

当選者は以下の通り。

タッル・アブヤド郡選挙区
・ハリール・イーサー・カンウー(フマーム・トゥルクマーン村、1960年生まれ)
・サイード・ファフド・シュワイシュ(ラスム・マラーク村、1963年生まれ)

ラアス・アイン郡選挙区
・アブドゥッラー・アブドゥルハミード・アブドゥッラー(マズユーナ村、1988年生まれ)

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この両郡での追加選挙に関して、シリア人権監視団は、ハサカ県ラアス・アイン郡から北・東シリア地域民主自治局に避難・移住した元住民らは、「当選者はラアス・アイン郡出身ではなく、他地域から移住した入植者・強制移住者だ」、「宗派的で非民主的な選挙」、「民主主義への一歩だと思ったが、実際は見せかけにすぎなかった」、「政治的宣伝に過ぎず、地元住民の意思を反映していない」、「トルコ支配下で行われた人民議会選挙は違法で、正統性はなく、住民の意思を無視したものだ」などと批判の声を上げてい

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一方、イナブ・バラディーによると、ラアス・アイン市では、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるハサカ県、ラッカ県、ダイル・ザウル県からの避難民らが、抗議デモを行い、シャルア移行期政権とシリア民主軍が交わした3月10日合意の履行や出身地への帰還権の保障などを訴えた。

デモ参加者らはまた、シリア民主軍による恣意的な逮捕、強制徴兵、帰還阻止などを違法行為として非難した

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トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県バーブ市東部で、トルコの支援を受ける「関税部隊」が少女に向けて発砲、殺害(2025年10月24日)


アレッポ県では、ANHAによると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のバーブ市東部の農村で、トルコの支援を受ける「関税部隊」のメンバーが少女に向けて発砲、殺害した。

シリア人権監視団によると、事件が発生したのはアブー・ジャッバール村。

この一件を受けて、住民らの怒りが爆発し、アレッポ市とトルコのガジアンテップ市を結ぶ道路を封鎖した。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区に設置されていたジャズィーラ洗車場検問所が撤去され、アフマド・シャルア移行期政権の支配地と北・東シリア地域民主自治局の支配地の交通路が再び開通された。

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スワイダー市で7月のシャルア移行期政権の軍・治安部隊の侵攻で犠牲となった死者を追悼するためのデモ行進(2025年10月23日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市で、7月のアフマド・シャルア移行期政権の軍・治安部隊の侵攻で犠牲となった死者を追悼するためのデモ行進を行った。

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北・東シリア地域民主自治局の民主諸人民議会が第6回通常会を開催し、各評議会で選出された共同議長を承認、また欠員を補充(2025年10月23日)


ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の最高意思決定機関(議会に相当)する民主諸人民議会がハサカ県アームーダー市にある本部で第6回通常会を開催し、各評議会で選出された共同議長を承認、また欠員を補充した。

承認された共同議長は以下の通り。

・自治体連合共同議長:ビーリーファーン・ウマル、アフマド・アブドゥー
・ジャズィーラ地区殉教者家族評議会:マアスーム・ハサン、アルマーンジュ・フサイン
・環境評議会:ルーファンド・アブドゥー、ムハンマド・アリー
・養育教育評議会:マズルーム・ヒサーム、ナジュラー・アワード

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シリア民主軍は有志連合とともにアレッポ県マスカナ市で精密治安作戦を実施し、ダーイシュの幹部の1人を拘束(2025年10月23日)


シリア民主軍は、公式サイトを通じて声明を出し、同軍の作戦司令室師団(TOL)が23日に米主導の有志連合の支援を受けて、アレッポ県東部のマスカナ市で精密治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の幹部の1人であるアフマド・ハラフ・フサイン(マスカナ市出身)を拘束したと発表した。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、ハサカ県カーミシュリー市、ダイル・ザウル県ダイル・ザウル市、ラッカ県ラッカ市でで、麻薬の販売および使用に関与した5人の容疑者と、窃盗容疑で関与した3人を逮捕した。

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トルコが実質占領を続ける「平和の泉」地域内のラッカ県タッル・アブヤド郡とハサカ県ラアス・アイン郡の人民議会議員を選出するための追加選挙実施:両郡からの避難民は「法的にも倫理的にも無効であり、正統性を欠く」と非難(2025年10月23日)

トルコが実質占領を続ける「平和の泉」地域内のラッカ県タッル・アブヤド郡とハサカ県ラアス・アイン郡の人民議会議員を選出するための追加選挙が実施された。

人民議会選挙高等委員会は、フェイスブックで、両郡および首都ダマスカスの人民議会議事堂で実施されたと発表した。

人民議会選挙高等委員会はまた、公式サイトを通じて、世界寛容平和評議会のアフマド・ビン・ムハンマド・ジャルワーン議長が人民議会議事堂での投票の監視に参加したと発表した。

ジャルワーン議長は議事堂訪問中、シャルア暫定大統領、人民議会選挙高等委員会のムハンマド・アフマド委員長と面会した。

SANAが報じた人民議会議事堂での投票の様子

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タッル・アブヤド郡、ラアス・アイン郡での投票の様子

人民議会議事堂での集計作業の様子

タッル・アブヤド郡、ラアス・アイン郡での集計および暫定結果発表の様子

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SANAによると、アフマド人民議会選挙高等委員会委員長は、国連のナジャート・ロシュディナジャート・ロシュディ事務総長副特使と会談し、人民議会選挙の第1段階(間接選挙)の結果について協議した。

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シリア人権監視団によると、ハサカ県ラアス・アイン郡とラッカ県タッル・アブヤド郡から北・東シリア地域民主自治局の支配地に逃れている国内避難民らが、アフマド・シャルア移行期政権によって実施された人民議会選挙を拒否する声明を出した。

声明のなかで、避難民たちは、トルコ軍とその傘下の武装勢力が掌握する地域で行われた同選挙を「法的にも倫理的にも無効であり、正統性を欠く」と強く非難、両郡の住民の約85%が2019年以降のトルコの侵攻作戦によって移住を余儀なくされ、北・東シリア地域民主自治局支配下の避難民キャンプに暮らしているおり、選挙がこうした避難民の意志を全く反映していないと主張した。

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シャフバー町のローマ劇場で「サバーヤー・サナド」が誘拐被害者の解放を求める抗議デモ(2025年10月22日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、シャフバー町のローマ劇場で「サバーヤー・サナド」が誘拐被害者の解放を求める抗議デモを行った。

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シリア人権監視団によると、ダマスカス・スワイダー街道を経由して、シリア・アラブ赤新月社の監督のもと、生活必需品や食料品を積んだ約50台のトラックからなる車列がスワイダー県に輸送された。

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アサーイシュは緊急対応部隊(HAT)、米主導の有志連合とともにダイル・ザウル県北部で治安作戦を実施し、ダーイシュのスリーパーセルのメンバー2人を拘束(2025年10月22日)

北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)は、公式サイトで声明を出し、緊急対応部隊(HAT)、米主導の有志連合とともに、県北部で治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー2人を拘束したと発表した。

シリア人権監視団によると、治安作戦が実施されたのは、タキーヒー村とアッタール村の2ヵ所。

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アレッポ県ダイル・ハーフィル市一帯をシャルア移行期政権部隊が無人航空機などで攻撃、シリア民主軍が応戦(2025年10月22日)


アレッポ県では、ANHAによると、アフマド・シャルア移行期政権によって昨年12月に制圧されたマンビジュ郡内の複数の墓地が破壊と盗難の被害を受けた。

墓地には、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘での犠牲者が埋葬されている。

同様の事件は4月1日、6月5日、9月12日に続いて4度目。

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アレッポ県では、ANHAシリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の内務省当局と北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、移行期政権支配地と自治局支配下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区を結ぶアシュラフィーヤ坂通りを再開通させた。

道路の再開は、10月20日にラッカ県タブカ市で行われたシリア民主軍と移行期政権表団との会合を受けたもの。

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ラッカ県では、ANHAによると、シャルア移行期政権は、ラッカ市とイスリヤー村(ハマー県)を結ぶタブカ・サラミーヤ街道の沿線に設置されているザキーヤ検問所を再び閉鎖した

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アレッポ県では、ANHAシリア人権監視団によると、シャルア移行期政権に所属する部隊が午前、ダイル・ハーフィル市近郊の検問所一帯を砲撃、また夜にも同検問所一帯を自爆型無人航空機で攻撃した。

シリア人権監視団によると、自爆型無人航空機が標的としたのは、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所で、近くに停車していたブルドーザーを直撃した。

シリア人権監視団によると、これに対して、シリア民主軍も報復として、ダイル・ハーフィル市一帯に展開するシャルア移行期政権の部隊を砲撃した。

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シリア民主軍は、米主導の有志連合の支援のもと、ラッカ県タブカ市で精密・特殊治安作戦を実施し、ダーイシュのスリーパーセルの指導者を逮捕(2025年10月21日)

ラッカ県では、シリア民主軍が声明を出し、同軍所属の作戦司令室師団(TOL)が、米主導の有志連合の支援のもと、タブカ市で精密・特殊治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの指導者の逮捕に成功したと発表した。

シリア民主軍が逮捕したのは、アフマド・アブドゥルカーディル・ムーサー。

武器および軍事装備の受け渡し・配分を監督し、テロ細胞への供給を担っていたほか、シリア民主軍の軍事拠点を監視する任務も行っていた。

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一方、ANHAによると、ラッカ市の麻薬取締局は精密治安作戦を実施し、8人の密売人を逮捕し、麻薬・武器・弾薬・偽造通貨を押収した。

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スワイダー県の国民防衛部隊はシャルア移行期政権に属する武装勢力の無人航空機の攻撃を受け、童と教職員の安全を守る目的で学校の授業を一時的に停止すると発表(2025年10月21日)

スワイダー県では、国民防衛部隊がフェイスブックを通じて声明を出し、最近になり「ジャウラーニー政権」に属する武装集団が無人航空機を用いて複数の攻撃を行い、その一部は学校近郊の人口密集地を狙っていたとしたうえで、児童と教職員の安全を守る目的で学校の授業を一時的に停止すると発表した。

スワイダー24によると、ムワッヒド・ドゥルーズ精神部が主導する県の教育局は、この声明を受けて、県内のすべての学校と教育機関の授業を停止すると発表した。

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スワイダー24によると、スワイダー市の第1自動製パン所に、バハール機構が提供した小麦粉35トンが搬入された。

また、シリア人権監視団によると、国際赤十字委員会(ICRC)、カタール赤新月社、国際医療団(IMC)が準備した腎不全患者向けの重要な医療物資、糖尿病患者向けの混合インスリン、さらに心臓・糖尿・人工呼吸器関連の医療機器などを積んだ貨物車輛10台からなる車列が、シリア・アラブ赤新月社の協力・監督のもとでスワイダー県に到着した。

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SANAによると、アフマド・シャルア移行期政権のもと、国際・人道組織の代表および複数の政府機関が参加する会議が開かれ、スワイダー県内および周辺地域における救援・人道活動の現状について協議が行われた。

会議には、スワイダー県のムスタファー・バックール知事、バスマ・ワ・ザイトゥーナ機構のフサーム・ハッジー代表、緊急事態災害省のザフラ・ディヤーブ緊急救援局長らが出席した。

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シリア人権監視団によると、シャフバー町で、女性グループのサバーヤ・サンドが抗議デモを行い、強制失踪者の行方を明らかにし、拘束先不明の誘拐被害者の解放を求めた。

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