北・東シリア地域民主自治局は12月7、8日の両日、支配地域であらゆる集会・大衆的行事・社会的催事を禁じることを決定(2025年12月6日)

北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックを通じて通達第7号を発出し、12月7、8日の両日、支配地域であらゆる集会・大衆的行事・社会的催事を禁じる決定を下した。

 

この措置は、内紛を引き起こそうとするテロ組織の細胞の活動増加、旧体制崩壊の記念日を悪用したテロ攻撃の可能性などを踏まえ、市民の安全・公共の利益・社会的安寧を守るための措置として実施される。

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シリア民主軍のアブディー総司令官と北・東シリア地域民主自治局がバアス体制崩壊から1年を記念して声明を発表(2025年12月7日)

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、アサド政権(バアス党政権)崩壊から1年に合わせたマズルーム・アブディー総司令官の以下のメッセージを発表した。

ちょうど1年前、バアス体制の崩壊によってシリアは新たな段階に入り、独裁と分断の数十年を終わらせた歴史的な転換点を迎えた。
我々は、正義・安定・パートナーシップ・そしてすべての構成体の権利の保護にもとづく未来を築こうとするシリア国民の意思を象徴する、この記念日にあたり、全シリア国民に祝意を表する。
現在の段階は、すべての者が国家的責任を共有し、シリア人の利益を最優先に据えた包括的対話が求められている。
我々は、3月10日合意を「民主的で、地方分権的で、国民の意思にもとづくシリアを構築するための基礎」として揺るぎなく支持し続ける。
それは自由・正義・平等の価値によって守られるべきものである。

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北・東シリア地域民主自治局は、公式サイトを通じて、アサド政権(バアス党政権)崩壊から1年に合わせて声明を発表した。

声明のなかで、北・東シリア地域民主自治局は、政権崩壊を「国民の希望の一部を実現する重要な一歩」と位置づけたうえで、「より重要で長い道のり、民主的・自由・地方分権・権利が守られ、差異が尊重され、専制と不正義と排除がないシリアの構築が、今まさに我々全員に求められている」と強調した。

そのうえで、アフマド・シャルア移行期政権が、全国を代表する包括的対話が行われなかったこと、移行期内閣の発足、人民議会選挙、沿岸部やスワイダー県での虐殺事件がシリア国民の要求・現実・未来への希望を反映しておらず、むしろ国家的結束を破壊し、社会分断を深刻化させ、憎悪と過激主義を助長したと批判、これらの措置は、「バアス体制の排除・不透明性・独断・国民意思の無視」と変わらないと断じた。

そのうえで、包括的で参加型の国家政策を採用すること、全シリア国民にふさわしい新しい祖国を建設すること、全国規模の誠実な対話の開始、国内避難民・難民の安全な帰還の保証、すべての分野において国民の目標を迅速に実行する仕組みの構築を求めた。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会はガザール議長のビデオ演説を発表、ゼネストを呼び掛ける(2025年12月6日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、フェイスブックを通じて、議長であるガザール・ガザール師のビデオ演説を発表した。

演説のなかで、ガザール師は、アフマド・シャルア移行期政権が「不正な体制を、より不正な体制へと置き換えることで、その記念日を祝おうとしている」と述べ、市民への脅迫、解雇、強制的な異動、抑圧、威嚇などが、祝賀行事への参加を強制するためのもので、過去の年月が残した「深い傷」を露骨に無視していると批判した。

また、アサド政権の崩壊は本来「専制の崩壊」であるべきだったが、実際には「自由の名のもとで、この祖国に残されていたものを崩壊させている」と表現し、圧制が激化し、弱者の声が封じられた結果、正義の欠如と抑圧の激化により、「暗黒のタクフィール主義思想」への帰属が拡大していると警告した。

そのうえで、今月8日から12日までの5日間、ゼネストを実施すると表明、「真の自由を信じるすべての高潔な自由人」に対して参加を呼びかけ、「高まる専制」に対抗する倫理的立場を示すよう求めるとともに、「不正にあなた方の声を奪わせてはならない。我々の一人への攻撃は、我々全員への攻撃である」と述べた。

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バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使「この地域では分権は本当にどこでもうまくいったことがない」:シリア民主評議会広報局のアリー共同議長が反論(2025年12月7日)

シリア民主評議会広報局のハサン・ムハンマド・アリー共同議長は、ルダウ・チャンネルに対して、以下の通り述べた。

地方分権が中東で成功しなかったと言うのであれば、それは地域の政治危機の根源を無視した性急な結論だ。失敗したのは地方分権ではなく、その正反対の“厳格な中央集権モデル”の方だ。国家を独占し、社会を周縁化し、今日見るような弱体化を生んだのは中央集権だ。
「中東で存在したとされる地方分権の経験は、制度的な意味での地方分権ではまったくなかった。実施されなかった統治モデルを失敗と判断することはできないし、現実に実行される機会すら与えられていない理念を失敗だと呼ぶこともできない。

ドーハ・フォーラム2025に出席するためにカタールの首都ドーハに滞在中のトーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使は記者団に対して、「この地域では分権は本当にどこでもうまくいったことがない」と述べ、バルカン半島、レバノン、イラク、リビアをその失敗例として挙げていた。

また、「クルド人、ドゥルーズ派、アラウィー派、5種類のイスラーム教派、6種類のキリスト教派がどのように共存するのか、彼ら自身が決めならない。共存は可能です」と付言した。

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シリア人権監視団:アサド政権が崩壊から2024年12月8日から2025年12月5日までの約1年で、殺人、現場処刑、虐殺、報復などで11,439人が死亡(2025年12月7日)

シリア人権監視団は、アサド政権が崩壊から2024年12月8日から2025年12月5日までの約1年で、殺人、現場処刑、虐殺、報復などでの死者が11,439人を記録していると発表した。

そのうち民間人は8,835人(内訳:子ども512人、女性676人)、非民間人は2,604人。

非民間人の内訳は以下の通り:

・ダーイシュ(イスラーム国)構成員:40
・「攻撃抑止」の戦い関係者:1,093
・シリア民主軍および関連部隊:307
・反体制イスラーム主義勢力:645
・地元武装勢力:383
・前政権の元軍人:83
・その他:24
・イランの民兵(外国人):10
・トルコ軍兵士:8
・ジハード主義者:11

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米主導の有志連合とシリア民主軍特殊部隊がダイル・ザウル県で空挺治安作戦を実施し、ダーイシュのセルのメンバー6人を逮捕(2025年12月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ハワーイジュ・ブーマスア村で未明、米主導の有志連合とシリア民主軍特殊部隊による共同で空挺治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のセルのメンバー6人を逮捕した。

シリア人権監視団によると、スーサ町を移動中のシリア民主軍の車輛がダーイシュのセルの攻撃を受け、隊員2人が負傷した。
シリア人権監視団によると、バフラ村でダーイシュのセルの武装グループがシリア民主軍の軍事拠点を襲撃した。

シリア人権監視団によると、シリア民主軍が米軍の装甲車数台からなる有志連合部隊とともに、シュハイル村でパトロールを実施した。>

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トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域のジャラーブルス市(アレッポ県)近郊のユーフラテス川西岸で釣りをしていた若者2人が、東岸からのシリア民主軍の狙撃を受けて、1人が死亡、1人が負傷(2025年12月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域のジャラーブルス市近郊のユーフラテス川西岸で釣りをしていた若者2人が、東岸からのシリア民主軍の狙撃を受けて、1人が死亡、1人が負傷した。

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ハサカ県でダーイシュのセルのメンバーがシリア民主軍の軍用車輛を銃撃、2人を殺害(2025年12月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った2人組のダーイシュ(イスラーム国)のセルのメンバーがアブー・ファース村とマーリハ村を結ぶ街道でシリア民主軍の軍用車輛を銃撃、2人を殺害した。

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スワイダー県で国民防衛部隊とアフマド・シャルア移行期政権の軍部隊および支援部隊が激しく交戦(2025年12月6日)

国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて声明を出し、一部の不心得者が、国民防衛部隊を名乗って、金銭目的の恐喝を行うという事件が繰り返し発生していると発表、住民らに警戒と通報を呼び掛けた。

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高等法務委員会広報局は、フェイスブックを通じて声明を出し、パンの配給業者が作成した氏名リストに不備が存在することが判明し、多くの架空名や、リストの信頼性に関わる違反が確認されたと発表した。

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シリア人権監視団によると、ウルガー村から運輸検問所に至る前線で、国民防衛部隊とアフマド・シャルア移行期政権の軍部隊および支援部隊が激しく交戦した。

また、シリア人権監視団によると、マズラア町からマジュダル村にいたる前線でも同様の戦闘が発生した。

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シリア人権監視団によると、スワイダー市中心部のカラーマ広場で、「殉教者の血に捧ぐ」と銘打って抗議集会が行われ、参加者らは法の尊重と自決権の確立を求めた。

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中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は今後座り込みや市民による抗議行動に踏み切る可能性があると発表(2025年12月5日)

中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は、フェイスブックを通じて声明を発表し、住民の要望や、拘束者および強制失踪者の家族との連絡を踏まえて、今後、座り込みや市民による抗議行動に踏み切る可能性があると発表した。

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シリア人権監視団:アサド政権崩壊以降、シリア国内で殺人、現場処刑、拷問、爆発、トルコ軍・イスラエル軍・武装勢力による攻撃によって少なくとも11,439人が死亡確認(2025年12月5日)

シリア人権監視団は、アサド政権が崩壊した2024年12月8日以降、シリア国内で殺人、現場処刑、拷問、爆発、トルコ軍・イスラエル軍・武装勢力による攻撃によって少なくとも11,439人が死亡したのを確認したと発表した。

そのうち民間人は8,835人(子ども512人、女性676人)にのぼり、3,071件の現場処刑 が確認された。

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シリア・クルド国民評議会のイスマーイール議長:「シリアが中央集権体制に戻ることは不可能だ。シリアは分裂するか、非中央集権的な政治を持つかのどちらかだ」(2025年12月4日)


シリア・クルド国民評議会のムハンマド・イスマーイール議長はルダウ・チャンネルのインタビューに応じた。

インタビューのなかで、イスマーイール議長は、「シリアが中央集権体制に戻ることは不可能だ。シリアは分裂するか、非中央集権的な政治を持つかのどちらかだ」と強調、「ダマスカス政府は、クルド人が構成した共同代表団を招待することに真剣ではない。新体制は外部へ譲歩する準備はあるが、自国民には譲歩しない」と批判した。

そのうえで、「クルド問題の解決が安定の鍵である」と述べた。

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北・東シリア地域民主自治局はバアス党体制崩壊の記念日にあたる12月8日をすべての機関における休業とすると発表(2025年12月4日)

北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックを通じて通達第19号を発出し、バアス党体制崩壊の記念日にあたる12月8日(月)を、すべての機関における休業とすると発表した。

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ダーイシュがアレッポ県ズィルバ村近郊で前日に発生した公共港湾税関総庁の税関警察のパトロール部隊襲撃の実行に関与したと発表(2025年12月4日)

アラビー・ジャディードによると、ダーイシュ(イスラーム国)が、アレッポ県ズィルバ村近郊で前日に発生した公共港湾税関総庁の税関警察のパトロール部隊襲撃の実行に関与したと発表した。

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ハサカ県に駐留する米主導の有志連合がシリア民主軍と共同でラッカ市北部にあるアクターン刑務所を視察(2025年12月4日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ県に駐留する米主導の有志連合がシリア民主軍と共同でラッカ市北部にあるアクターン刑務所を視察した。

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タルトゥース県で解放記念日を記念する催しが開催されるなか、内務治安部隊が展開(2025年12月4日)

国防省(フェイスブック)によると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は、シリア革命軍事展示会の会場を視察し、解放記念日に合わせて6日から10日にかけて開催される展示会の最終準備状況を確認した。

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クナイトラ県では、SANAによると、クーム村の高校で、解放記念日を祝って、生徒たちが舞台劇や芸術パフォーマンスを披露、イベントには県教育局長の出席した。

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タルトゥース県では、SANAによると、県通信局が解放記念日の祝賀イベントを開催した。

 

一方、シリア人権監視団によると、サーフィーター市で内務治安部隊が大規模に展開、複数の移動式・臨時検問所を設置した。

また、SANAによると、バニヤース市のクスール地区にある工業高校で、学校の催事中に、イスラーム過激派を象徴する黒い旗が校庭で掲げられ、複数の生徒が会場から退出しようとした際、別の生徒らから妨害を受け、殴り合いとなり、数名が軽傷を負った。

事態は県の内務治安部隊が介入し、収束した。

これに関して、中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は、フェイスブックを通じて声明を発表し、事件を非難した。

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ラタキア県では、SANAによると、県教育局が解放記念日を祝して、美術展を開催し、各学年の多数の生徒が出典した。

また、SANAによると、ラタキア市の南コルニーシュ電話センターで解放記念日の祝賀イベントが開催された。

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イドリブ県では、SANAによると、イドリブ市にある(イドリブ大学)情報工学部で、解放記念日を祝うイベントが開催された。

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ハマー県では、SANAによると、ハマー市民が、解放記念日を祝ってアースィー広場で記念行事を開催した。

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スワイダー県マジュダル村・マズラア町一帯の前線で、国民防衛部隊とシャルア移行期政権の軍部隊および傘下の武装勢力が激しく交戦(2025年12月4日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、マジュダル村からマズラア町一帯の前線で、国民防衛部隊と、アフマド・シャルア移行期政権の軍部隊および傘下の武装勢力が激しく交戦した。

SANAによると、ニジュラーン村出身の若い男性が胸部を撃たれて負傷し、スワイダー国立病院へ緊急搬送されたが、ほどなく死亡した。

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イラク・クルディスタン自治政府のバールザーニ大統領:「シリア民主軍は途方もない犠牲を払ってきた。彼らは単に武器を捨て、制服を脱ぎ、統合の保証なしに個別に吸収されるわけにはいかない」(2025年12月3日)


イラク・クルディスタン自治政府のネチルバン・バールザーニ大統領は、オーストラリアのスペクテーターのインタビューに応じ、そのなかで、シリア情勢について以下の通り述べた。

アフマド・シャルア暫定大統領はシリアにとって最後のチャンスだ。
権力の分権化はシリアに不可欠だ。
シリアの本質は常に多元的で、宗教的にも民族的にも多様であった。沿岸地域でのアラウィー派に対する最近の虐殺的攻撃、南西部でのドゥルーズ派に対する攻撃、シリアのマイノリティの脆弱性を踏まえると、米国は条件付きでシリアを支援すべきである。
キリスト教徒、ドゥルーズ派、ヤズディー、アラウィー、クルド人、世俗的スンナ派アラブ人、そして他のすべてのパートナーが、新しいシリアに完全に代表されなければならない。
あらゆる信仰と背景を持つ関係者が関与することが、安定し統一されたシリアを築く。
これらの部隊(シリア民主軍)は途方もない犠牲を払ってきた。彼らは単に武器を捨て、制服を脱ぎ、統合の保証なしに個別に吸収されるわけにはいかない。
シャルア暫定大統領と会った時、我々はダーイシュ(イスラーム国)の脅威と、有志連合に参加する価値について議論した。

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ダマスカス郊外県内務治安部隊はカタナー郡カナーキル村でダーイシュに対する治安作戦を実施し、3人を逮捕(2025年12月3日)

内務省(フェイスブック)によると、ダマスカス郊外県内務治安司令官のアフマド・ダッラーティー准将は、県内務治安部隊が、総合諜報機関と連携して、カタナー郡カナーキル村でこの数週間にわたってテロリストらの動きを精密に追跡し、信頼性の高い諜報・情報に基づき、ダーイシュ(イスラーム国)の組織のアジトを標的とした精密な治安作戦を実施したと発表した。

ダッラーティー准将によると、この作戦で、3人を逮捕、爆発物、サイレンサー(消音器)、さらに多種多様な武器や大量の弾薬、テロ活動への関与を裏付ける文書や証拠を押収した。

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国民防衛部隊のアミール報道官はドゥルーズ派シャイフのムトニー師とマーヒル・ファルフート氏の死因が薬物の大量摂取と心臓発作だったと発表(2025年12月3日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、県西部のイラー村、ヒルバト・サマル村、ラサース村、カナーキル村(ダマスカス郊外県)一帯で、アフマド・シャルア移行期政権の軍部隊および傘下の武装勢力と、国民防衛部隊が激しく交戦した。

また、シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の軍部隊および傘下の武装勢力が、県北西部のマンスーラ村から、重機関銃を用いてスワイダー市近郊の運輸検問所地区を攻撃した。

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スワイダー24によると、高等法務委員会は数日前、県内の避難所の撮影を事前の書面許可なしに行うことを、地元メディアおよびメディア関係者に禁止する口頭通達を出した。

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国民防衛部隊のタラール・アミール報道官は、同部隊のフェイスブックを通じてビデオ声明を発表した。

声明のなかで、アミール報道官は、11月29日に国民防衛部隊によって逮捕されていたドゥルーズ派シャイフのラーイド・ムトニー師とマーヒル・ファルフート氏が前日に国民防衛部隊の車輛からスワイダー市の国立病院前に遺体で投げ込まれた件に関して以下の通り釈明した。

拘束中に2人の被拘束者が死亡した件については、法医学報告によれば、1人目は高血圧治療薬の大量摂取による死亡、2人目は心臓発作による死亡であり、拘留状況とは無関係であることが証明された。ここで、関与者の家族が示した理解と品位を称賛する。彼らは、問題の行為を非難し、それが外来の異常な行動であることを認識し、家族の本来の高潔さを示した。

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シャルア移行期政権の軍部隊が、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアレッポ県ダイル・ハーフィル市近くに対して重火器と無人航空機で攻撃を行い、民間人3人が負傷(2025年12月3日)

ラッカ県では、ANHAシリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配地域とアフマド・シャルア移行期政権の支配地域を隔てるタブカ市・イスリヤー村(ハマー県)街道の通行が2ヵ月ぶりに再開された。

街道は、シャルア移行期政権当局が10月5日に一方的に閉鎖していた。

ただし、今回の再開は、午前6時から午後6時までと限定的。

シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるマンスーラ町周辺で、原因不明の爆発音が確認された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の軍部隊が、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるダイル・ハーフィル市近く(ダイル・ハーフィル交差点一帯)に対して重火器と無人航空機で攻撃を行い、民間人3人が負傷した。

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中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は新設された公共港湾税関総庁で宗派を理由に差別が行われていると非難(2025年12月2日)

中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は、フェイスブックを通じて、タルトゥース港の職員らが、職務上の宗派差別的な扱いに抗議し、辞職を強要され、生計を断たれ、宗派を基準にした代替職員の採用が行われていることに対して座り込みを行っていると発表した。

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PCCWSはまた、フェイスブックを通じて声明を発表し、2025年政令第244号(11月23日)によって新設された公共港湾税関総庁について、同総庁に統合された関連部門職員が宗派を理由に差別を受けていると非難した。

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スワイダー市の国立病院の正門前に、国民防衛部隊が11月29日に逮捕したシャイフ・ムトニー師ら2人の遺体が投げ込まれる(2025年12月2日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、1日深夜から2日未明にかけて、国民防衛部隊所属の四輪駆動車が、スワイダー市の国立病院の正門前に遺体を投げ捨て、走り去った。

投げ捨てられた遺体は、11月29日に国民防衛部隊によって逮捕されていたドゥルーズ派シャイフのラーイド・ムトニー師で、遺体には体のあらゆる部位に激しい拷問の跡が見られ、顎髭と口髭が完全に剃られた状態だった。

また、2日夕方には、国民防衛部隊所属の別の車輛が、2体目の遺体を投げ捨て、走りさった。

遺体は、同じく11月29日に国民防衛部隊によって逮捕されていたマーヒル・ファルフート氏。

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シリア人権監視団によると、ラサース村・カナーキル村(ダマスカス郊外県)方面、マンスーラ村・運輸検問所ナクラ地区方面、クライヤー町・ムジャイミル村方面で、国民防衛部隊と、アフマド・シャルア移行期政権の軍部隊およびその支援部隊との間で、重機関銃を用いた散発的な交戦が発生した。

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ドゥルーズ派の尊厳のシャイフ軍団の指導者で、アフマド・シャルア移行期政権に近いライス・バルウース師は、フェイスブックを通じて声明を発表し、フェイスブックを通じて、「分離主義の一味と祖国の裏切り者たち、すなわちヒクマト・ヒジュリー一派」による殺害を厳しく非難した。

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マナーフ・トゥラース准将:「マズルーム・アブディーこそが、現段階で国を代表し、シリア人を統合するのに最もふさわしい人物」(2025年12月1日)

サウト・フラートによると、前政権を離反したマナーフ・トゥラース准将が「ゴードン通信」に対して、以下の通り述べたと伝えた。

私は、マズルーム・アブディーこそが、現段階で国を代表し、シリア人を統合するのに最もふさわしい人物だと考えている。
私は、いかなる国家的枠組みにおいても、彼と協力する用意がある。シリア国民はその構成がどうあれ、皆が私を支持し、私を愛してくれており、そして全員をまとめることのできる新たな指導者が必要であることについて一致している。

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イドリブ県内務治安部隊は総合情報機関と連携して、ダーナー市一帯およびイドリブ市西部で、ダーイシュのテロ細胞に対する2件の精密治安作戦を実施(2025年12月1日)

イドリブ県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊は、総合情報機関と連携して、ダーナー市一帯およびイドリブ市西部で、ダーイシュ(イスラーム国)のテロ細胞に対する2件の精密治安作戦を実施し、メンバー2人を無力化、そのほかのメンバーを逮捕、個人携行火器、弾薬、爆発ベルト、IED(即席爆発装置)を押収した。

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フール・キャンプに収容されていたイラク難民240世帯(858人)がイラク当局との連携のもと、イラクに帰還(2025年12月1日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の管理下にあるフール・キャンプに収容されていたイラク難民240世帯(858人)がイラク当局との連携のもと、イラクに帰還した。

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シリア民主軍が、トルコの支援を受ける勢力(シリア国民軍諸派)の無人航空機をティシュリーン・ダムの戦線で撃墜(2025年11月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が、トルコの支援を受ける勢力(シリア国民軍諸派)の無人航空機をティシュリーン・ダムの戦線で撃墜した。

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米中央軍(CENTCOM)は11月24~27日の間にダマスカス郊外県に点在するダーイシュの武器貯蔵施設15ヵ所以上を発見し、爆撃および地上での爆破を通じてこれれを破壊したと発表(2025年11月30日)

米中央軍(CENTCOM)は、公式サイトを通じて声明(第20251130-01号)を発表し、CENTCOMとアフマド・シャルア移行期政権の内務省部隊が、11月24~27日の間にダマスカス郊外県に点在するダーイシュ(イスラーム国)の武器貯蔵施設15ヵ所以上を発見し、爆撃および地上での爆破を通じてこれれを破壊したと発表した。

この今回の合同作戦により、迫撃砲・ロケット弾130発以上、小銃、機関銃、対戦車地雷、即席爆発装置(IED)製造用資材が破壊された。また、違法薬物も発見された。

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シリア人権監視団によると、ダーイシュも過去2日間でヒムス県のマズラア村で、シーア派民兵に属していたとされる男性を機関銃で殺害、また、ハマー市で旧体制とつながりがある候補者(人民議会選挙立候補者)を殺害、治安要員1人を負傷させたと発表した。

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スワイダー県でシャルア移行期政権の軍部隊とこれを支持する武装勢力がドゥルーズ派支配地各所を攻撃(2025年11月30日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の軍部隊とこれを支持する武装勢力が、マズラア町から重火器を用いて、ドゥルーズ派の支配下にあるマジュダル村の戦線を攻撃した。

また、マンスーラ村からの砲撃は、スワイダー市北の運輸検問所の戦線にまで及んだ。

これと前後して、国民防衛部隊が、スワイダー市上空に飛来したアフマド・シャルア移行期側の無人航空機を迎撃した。

さらに、タッル・ハディード村とフドル住宅地区を結ぶ戦線でも武装衝突が発生した。

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シャルア移行期政権の支配下にあるダイル・ザウル県のマフカーン町とクーリーヤ市の学校の壁に、「ダーイシュは存続する」、「我々は戻ってくる」「お前ら有志連合の犬どもよ、待っていろ」といった落書き(2025年11月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の支配下にあるマフカーン町とクーリーヤ市の学校の壁に、「ダーイシュ(イスラーム国)は存続する」、「我々は戻ってくる」「お前ら有志連合の犬どもよ、待っていろ」といった落書きが書かれているのが発見された。

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