アルヌース首相:「シリアはあらゆる面で不当な戦争に晒され、環境への影響を軽減するために建設された施設の多くが、破壊、盗奪され完全に利用不能となってしまった」(2023年12月1日)

国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)に出席するためにアラブ首長国連邦(UAE)のドバイを訪問中のフサイン・アルヌース首相は、スカイ・ニュース(アラビア語版、12月1日付)のインタビューに応じ、シリアは世界にとって脅威となっている基本変動に関心があり、各国、あるいは集団で措置を講じねばならないとしたうえで、「シリアはあらゆる面で不当な戦争に晒され、環境への影響を軽減するために建設された施設の多くが、破壊、盗奪され完全に利用不能となってしまった」と述べた。

また、西側諸国の一方的な措置が、環境問題や気候変動問題を含む生活のあらゆる面に及び、そのことが復興を阻害していると非難した。

AFP, December 1, 2023、ANHA, December 1, 2023、‘Inab Baladi, December 1, 2023、Reuters, December 1, 2023、SANA, December 1, 2023、Sky News Arabia, December 1, 2023、SOHR, December 1, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領は2023年法令第37号を施行し、40歳以上で予備役への任命を希望する者に対して、4800米ドル、ないしは同額に相当するシリア・ポンドを支給することを決定(2023年12月1日)

アサド大統領は2023年法令第37号を施行し、40歳以上で予備役への任命を希望する者に対して、4800米ドル、ないしは同額に相当するシリア・ポンドを支給することを定めた。

SANA(12月1日付)が伝えた。

AFP, December 1, 2023、ANHA, December 1, 2023、‘Inab Baladi, December 1, 2023、Reuters, December 1, 2023、SANA, December 1, 2023、SOHR, December 1, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県北部でシリア国民軍ハムザ師団と、シリア軍・シリア民主軍が交戦(2023年11月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のシーラーワー町近郊のジャルバル村一帯で、シリア国民軍に所属するハムザ師団と、シリア軍、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が交戦、ハムザ師団のメンバー3人が負傷した。

AFP, November 30, 2023、ANHA, November 30, 2023、‘Inab Baladi, November 30, 2023、Reuters, November 30, 2023、SANA, November 30, 2023、SOHR, November 30, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年11月30日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月30日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 30, 2023、ANHA, November 30, 2023、‘Inab Baladi, November 30, 2023、Reuters, November 30, 2023、SANA, November 30, 2023、SOHR, November 30, 2023、Suwayda 24, November 30, 2023などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県での戦闘で、シリア軍兵士2人が「決戦」作戦司令室の狙撃で死亡(2023年11月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市東部郊外、マアッルバリートを砲撃した。

一方、「決戦」作戦司令室は、ザーウィヤ山地方でシリア軍の士官(少尉)を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるサルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地近くでシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

一連の戦闘に関して、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、イドリブ県内のシリア軍陣地に対する武装集団の狙撃で、兵士1人が負傷、シャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党がイドリブ県で2回、アレッポ県で1回の攻撃を行ったことを確認したと発表した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、フーシュ・アラブ村で、親政権民兵の「祖国の要塞」の司令官が正体不明の武装グループの襲撃を受け、死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町で麻薬密売に関与しているとされる男性が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

一方、SANA(11月30日付)によると、ダルアー市中心部のハナーヌー通りで、車に爆弾2つが仕掛けられいてるのを持ち主が発見、警察が周辺地域を封鎖、シリア軍の施設部隊が爆弾を爆発させた。

AFP, November 30, 2023、ANHA, November 30, 2023、‘Inab Baladi, November 30, 2023、Reuters, November 30, 2023、RIA Novosti, November 30, 2023、SANA, November 30, 2023、SOHR, November 30, 2023などをもとに作成。

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アルヌース首相はCOP28に出席するためUAEのドバイを訪問(2023年11月30日)

フサイン・アルヌース首相は、11月30日から12月12日まで国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)が開催されるアラブ首長国連邦(UAE)のドバイを訪れた。

アルヌース首相、フサイン・マフルーフ地方行政環境大臣、バッサーム・サッバーグ外務在外居住者副大臣らからなるシリアの使節団は、ドバイ国際空港でアンワル・カルカーシュ大統領外交顧問らの出迎えを受けた。

アルヌース首相らはまた、UAE在住のシリア人事業主らと懇談し、シリアへの投資機会などについて意見を交わした。

さらに、アラブ湾岸開発基金のナースィル・カフターニー事務局長と会談、シリア政府と基金の協力態勢について意見を交わした。

SANA(11月30日付)が伝えた。

AFP, November 30, 2023、ANHA, November 30, 2023、‘Inab Baladi, November 30, 2023、Reuters, November 30, 2023、SANA, November 30, 2023、SOHR, November 30, 2023などをもとに作成。

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イドリブ県とアレッポ県でシャーム解放機構と新興のアル=カーイダ系組織アンサール・タウヒードがシリア軍兵士3人を狙撃し殺害(2023年11月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるサーン村、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

これに対し、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードは、ミジャーラ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

また、シャーム解放機構の狙撃連隊もブライジュ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるカフル・ハラブ村を砲撃、シリア軍兵士1人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

AFP, November 29, 2023、ANHA, November 29, 2023、‘Inab Baladi, November 29, 2023、Reuters, November 29, 2023、SANA, November 29, 2023、SOHR, November 29, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍がヒムス県スフナ市近郊の砂漠地帯にあるダーイシュを狙って爆撃を実施(2023年11月29日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がスフナ市近郊の砂漠地帯にあるダーイシュ(イスラーム国)を狙って爆撃を実施した。

また同地では、国防隊とダーイシュが交戦、国防隊のメンバー2人が死亡した。

AFP, November 29, 2023、ANHA, November 29, 2023、‘Inab Baladi, November 29, 2023、Reuters, November 29, 2023、SANA, November 29, 2023、SOHR, November 29, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年11月29日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月29日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 29, 2023、ANHA, November 29, 2023、‘Inab Baladi, November 29, 2023、Reuters, November 29, 2023、SANA, November 29, 2023、SOHR, November 29, 2023、Suwayda 24, November 29, 2023などをもとに作成。

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イドリブ県でのシリア軍の砲撃でシャーム解放機構のメンバー1人死亡、住民4人負傷(2023年11月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村一帯を砲撃し、同機構のハムザ・ブン・アブドゥルムトリブ旅団のメンバー1人が死亡した。

シリア軍はまた、ザルダナー村近くにある工場と車をミサイルで攻撃し、子供1人を含む4人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村を砲撃した。

AFP, November 28, 2023、ANHA, November 28, 2023、‘Inab Baladi, November 28, 2023、Reuters, November 28, 2023、SANA, November 28, 2023、SOHR, November 28, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く一方、シャフバー町でもデモが発生し、バアス党の支局事務所の閉鎖と建物の引き渡しを要求(2023年11月28日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月28日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

また、シャフバー町でもデモが行われ、参加者はバアス党の支局事務所の閉鎖と建物の引き渡しを要求した。

AFP, November 28, 2023、ANHA, November 28, 2023、‘Inab Baladi, November 28, 2023、Reuters, November 28, 2023、SANA, November 28, 2023、SOHR, November 28, 2023、Suwayda 24, November 28, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県、イドリブ県、ラタキア県でシリア軍とシャーム解放機構、「決戦」作戦司令室の戦闘続く(2023年11月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、26日深夜から27日未明にかけて、シリア軍部隊がシャーム解放機構の支配下にあるカフルタアール村一帯に潜入、シャーム解放機構との戦闘で兵士4人が死亡した。

同館師団によると、26日深夜にはシリア軍兵士1人が戦闘で死亡していた。

シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフルタアール村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村、バーリダ村、ルワイハ村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるカフルナブル市、ハーッス村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で交戦した。

シリア軍はまた、県北部で国民解放戦線の車輛を対戦車ミサイルで攻撃し、戦闘員1人を殺害した。

AFP, November 27, 2023、ANHA, November 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2023、‘Inab Baladi, November 27, 2023、Reuters, November 27, 2023、SANA, November 27, 2023、SOHR, November 27, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年11月27日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月27日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 27, 2023、ANHA, November 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2023、‘Inab Baladi, November 27, 2023、Reuters, November 27, 2023、SANA, November 27, 2023、SOHR, November 27, 2023、Suwayda 24, November 27, 2023などをもとに作成。

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外務在外居住者省は25日のイスラエル軍によるダマスカス国際空港爆撃を「民間施設への卑劣な侵略行為」「戦争犯罪」「人道に対する罪」と非難(2023年11月27日)

外務在外居住者省は声明を出し、25日のイスラエル軍によるダマスカス国際空港へのミサイルでの爆撃に関して、民間施設への卑劣な侵略行為は、戦争犯罪、人道に対する罪で、地域と国際の平和と安定を脅かす行為だと非難、国連、同安保理、関連機関にこうした攻撃を停止させ、再発を阻止するために責任を負うよう求めた。

SANA(11月27日付)が伝えた。

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また、SANAによると、ロシア外務省、ベネズエラ外務省、ボリビア外務省もそれぞれ声明を出し、25日のイスラエル軍によるダマスカス国際空港へのミサイルでの爆撃を厳しく非難した。

AFP, November 27, 2023、ANHA, November 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2023、‘Inab Baladi, November 27, 2023、Reuters, November 27, 2023、SANA, November 27, 2023、SOHR, November 27, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県のT3(第3石油輸送ステーション)近くに設置されている「イランの民兵」の陣地を襲撃し、4人を殺害、ロシア軍が同地を爆撃(2023年11月26日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、T3(第3石油輸送ステーション)近くに設置されている「イランの民兵」の陣地複数ヵ所がダーイシュ(イスラーム国)の襲撃を受け、戦闘で民兵4人が死亡した。

これを受け、ロシア軍戦闘機複数機がT3一帯を爆撃した。

AFP, November 27, 2023、ANHA, November 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2023、‘Inab Baladi, November 27, 2023、Reuters, November 27, 2023、SANA, November 27, 2023、SOHR, November 27, 2023などをもとに作成。

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シリア軍第5軍団第8旅団傘下の地元民兵がダルアー県フラーク市でダーイシュの協力者の民家1棟を強襲、激しい戦闘の末、メンバー5人を殺傷(2023年11月26日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍第5軍団第8旅団傘下の地元民兵がフラーク市で、ダーイシュの協力者の民家を強襲、なかにいたダーイシュ・メンバーらと激しい戦闘となった。

この戦闘で、地元民兵はダーイシュのメンバー2人を殺害、3人を負傷させた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県西部のムサッラブ村に近いシュジャイリー村で、爆発物の撤去作業を行っていた国防隊が、ダーイシュ(イスラーム国)によって敷設された地雷の爆発に巻き込まれ、7人が死亡、15人が負傷した。

AFP, November 26, 2023、ANHA, November 26, 2023、‘Inab Baladi, November 26, 2023、Reuters, November 26, 2023、SANA, November 26, 2023、SOHR, November 26, 2023などをもとに作成。

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ラタキア県、イドリブ県、アレッポ県での「決戦」作戦司令室との戦闘で、シリア軍兵士4人死亡(2023年11月26日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が県北部を砲撃し、共和国護衛隊の兵士1人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

「決戦」作戦司令室はまた、アブー・アリー山近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市、マアッラト・ニウマーン市、カルサア村、カフルルーマー村、ハーッス村、ミラージャ村、ダール・カビーラ村、ザーウィヤ山地方一帯を砲撃、ザーウィヤ山地方でシリア軍兵士1人が死亡した。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるハーッス村で車1台を対戦車ミサイルで攻撃、女性1人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がカフルタアール村一帯への潜入を試みたシリア軍部隊と交戦し、兵士1人を殺害した。

AFP, November 26, 2023、ANHA, November 26, 2023、‘Inab Baladi, November 26, 2023、Reuters, November 26, 2023、SANA, November 26, 2023、SOHR, November 26, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年11月26日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月26日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 26, 2023、ANHA, November 26, 2023、‘Inab Baladi, November 26, 2023、Reuters, November 26, 2023、SANA, November 26, 2023、SOHR, November 26, 2023、Suwayda 24, November 26, 2023などをもとに作成。

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イスラエル軍が再開2日目のダマスカス国際空港をミサイルで爆撃、再び利用不能に(2023年11月26日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy)を通じて声明を出し、イスラエル軍が午後4時50分頃、占領下のゴラン高原上空からダマスカス国際空港と首都ダマスカス周辺の複数ヵ所に向けて複数のミサイルを発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、ほとんどを撃破したものの、物的損害が生じ、空港が再び利用不能となったと発表した。

SANA(11月26日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、爆撃は、ダマスカス国際空港、ダマスカス県マッザ区にあるシリア軍防空部隊の基地を標的としたもので、マッザ区の防空部隊基地で士官(大尉)1人が負傷した。

なお、シリア人権監視団は複数筋の情報によると、ダマスカス郊外県キスワ市一帯に配置されているシリア軍防空部隊が迎撃ミサイル複数発を発射したが、イスラエル軍のミサイルを撃破することはできなかったと主張した。

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日刊紙『ワタン』(11月26日付)は、フェイスブックのアカウントで、イスラエル軍の爆撃を受けて、ダマスカス国際空港に向かっていた旅客機はアレッポ国際空港、殉教者バースィル・アサド国際空港(ラタキア県)に向かったと伝えた。

AFP, November 26, 2023、ANHA, November 26, 2023、‘Inab Baladi, November 26, 2023、Reuters, November 26, 2023、SANA, November 26, 2023、SOHR, November 26, 2023、al-Watan, November 26, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年11月25日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月25日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 25, 2023、ANHA, November 25, 2023、‘Inab Baladi, November 25, 2023、Reuters, November 25, 2023、SANA, November 25, 2023、SOHR, November 25, 2023、Suwayda 24, November 25, 2023などをもとに作成。

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10月12日と22日のイスラエル軍の爆撃によって1ヵ月にわたって利用不能となっていたダマスカス国際空港が25日に再開(2023年11月25日)

スプートニク・アラビア語版(11月25日付)は、シリアの複数筋の話として、10月12日と22日のイスラエル軍の爆撃によって1ヵ月にわたって利用不能となっていたダマスカス国際空港が25日に再開されると伝えた。

シャーム・ウィング社のウサーマ・サーティウ関係開発局長によると、ラタキア県の殉教者バースィル・アサド国際空港発着便に振り替えとなっていた便を、25日からダマスカス国際空港発着便に変更するという。

AFP, November 25, 2023、ANHA, November 25, 2023、‘Inab Baladi, November 25, 2023、Reuters, November 25, 2023、SANA, November 25, 2023、SOHR, November 25, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュがシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県ブーカマール市近郊の砂漠地帯のシリア軍と親政権民兵の陣地複数ヵ所を襲撃、T2一帯で激しく交戦(2023年11月25日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸ブーカマール市近郊の砂漠地帯にあるシリア軍と親政権民兵の陣地複数ヵ所を襲撃、T2(第2石油輸送ステーション)一帯で激しい戦闘が発生した。

AFP, November 25, 2023、ANHA, November 25, 2023、‘Inab Baladi, November 25, 2023、Reuters, November 25, 2023、SANA, November 25, 2023、SOHR, November 25, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県北部ではシリア軍とシリア民主軍がトルコ軍基地一帯を砲撃(2023年11月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市西方のトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のシャイフ・ナースィル村に設置されているトルコ軍の基地一帯を砲撃した。

また、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会も、「ユーフラテスの盾」地域内のバーブ市近郊のタッル・ハワー村に設置されているトルコ軍の基地一帯を砲撃した。

シリア軍とマンビジュ軍事評議会による砲撃は、トルコ軍がマンビジュ市西のサイヤーダ村、ヤーリンリー村を砲撃したことへの対抗措置。

AFP, November 25, 2023、ANHA, November 25, 2023、‘Inab Baladi, November 25, 2023、Reuters, November 25, 2023、SANA, November 25, 2023、SOHR, November 25, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のクークフィーン村を砲撃し、オリーブの収穫作業現場が被弾し、中にいた住民10人が死亡(2023年11月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団やホワイト・ヘルメットによると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のクークフィーン村を砲撃し、オリーブの収穫作業現場が被弾し、中にいた住民10人が死亡した。

10人のうち、7人が子供、1人が女性だという。

AFP, November 25, 2023、ANHA, November 25, 2023、‘Inab Baladi, November 25, 2023、Reuters, November 25, 2023、SANA, November 25, 2023、SOHR, November 25, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣はPFLP-GCのナージー書記長と会談(2023年11月25日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、首都ダマスカスの外務在外居住者省でパレスチナ人民解放戦線総司令部は(PFLP-GC)のタラール・ナージー書記長と会談し、パレスチナ情勢の進展について意見を交わした。

SANA(11月24日付)が伝えた。


AFP, November 25, 2023、ANHA, November 25, 2023、‘Inab Baladi, November 25, 2023、Reuters, November 25, 2023、SANA, November 25, 2023、SOHR, November 25, 2023などをもとに作成。

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イスラエルとハマースが4日間の戦闘休止に入ったのを受け、ヒズブッラー、イラク・イスラーム抵抗、フーシー派、シリア軍、米軍、イスラエル軍も戦闘休止(2023年11月24日)

イスラエルとパレスチナのハマースが、カタールの仲介のもと、4日間の戦闘休止に合意、24日午前7時に発効したのを受け、レバノン南部・イスラエル北部でのレバノン・イスラーム抵抗(ヒズブッラー主導)とイスラエル軍の戦闘、イラクおよびシリア東部でのイラク・イスラーム抵抗(イラク人民動員隊所属のヒズブッラー大隊などが主導)の米軍基地に対する攻撃、イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)によるイスラエル南部への攻撃も休止状態に入った。

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムのアカウント(https://t.me/s/mmirleb)や公式アカウント(https://central-media.net/)を通じて、23日の戦果(https://t.me/mmirleb/464)を発表、その映像4点(https://t.me/mmirleb/467https://t.me/mmirleb/468https://t.me/mmirleb/470https://t.me/mmirleb/471)を公開したのみで、新たな攻撃を実行したとの声明は出さなかった。

イラク・イスラーム抵抗もテレグラムのアカウント(https://t.me/s/elamharbi)を通じた情報発信を行わなかった。

アンサール・アッラーのヤフヤー・サリーウ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて、首都サヌアで、ジハード抵抗運動の選択とパレスチナ人民の抵抗を支持する大規模デモの写真を掲載しただけだった。

イスラエル軍によるシリア領内への攻撃、イスラエル占領下のゴラン高原に対するシリア政府支配地からの攻撃も確認されなかった。

また、イラク・イスラーム抵抗に対する米軍の攻撃も確認されなかった。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は午後1時4分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で、イスラエル南部のエイラートで空襲警報が発出されたことに関して、「個人誤差」による誤報だったと発表した。

AFP, November 24, 2023、ANHA, November 24, 2023、‘Inab Baladi, November 24, 2023、Reuters, November 24, 2023、SANA, November 24, 2023、SOHR, November 24, 2023などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がアレッポ県、イドリブ県、ラタキア県、ハマー県で交戦、シリア軍兵士3人が狙撃され死亡(2023年11月24日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるバフフィース村一帯、カフルタアール村一帯、タカード村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構はシリア政府の支配下にあるカフルナブル市近郊の森林地帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

シャーム解放機構はまた、ザーウィヤ山地方でもシリア軍兵士1人を狙撃し殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、同地方のトゥッファーヒーヤ村一帯を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構はアブー・アリー山近くでシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原のアムキーヤ町一帯で砲撃戦を行った。

AFP, November 24, 2023、ANHA, November 24, 2023、‘Inab Baladi, November 24, 2023、Reuters, November 24, 2023、SANA, November 24, 2023、SOHR, November 24, 2023などをもとに作成。

シリア民主軍がダイル・ザウル県アサーラ市一帯に配置されている国防隊の拠点複数ヵ所に発砲し、1人を殺害(2023年11月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のダルナジュ村とシリア政府の支配下にある西岸のアシャーラ市を結ぶアシャーラ橋の検問所に近くに展開している人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が西岸に配置されている国防隊の拠点複数ヵ所に発砲し、1人を殺害した。

AFP, November 24, 2023、ANHA, November 24, 2023、‘Inab Baladi, November 24, 2023、Reuters, November 24, 2023、SANA, November 24, 2023、SOHR, November 24, 2023などをもとに作成。

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反体制デモが続くスワイダー市で住民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれ死亡(2023年11月24日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月24日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

スワイダー市での抗議デモはこれで100日連続となった。

一方、シリア人権監視団によると、スワイダー市のアイン・ザマーン廟近くで、車に乗った正体不明の武装集団が住民を銃で撃ち、殺害した。

AFP, November 24, 2023、ANHA, November 24, 2023、‘Inab Baladi, November 24, 2023、Reuters, November 24, 2023、SANA, November 24, 2023、SOHR, November 24, 2023 、Suwayda 24, November 24, 2023などをもとに作成。

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アブドゥルカリーム前駐レバノン・シリア大使は、イスラエル軍の爆撃で戦死したアッバース・ラアド氏に対するアサド大統領の弔意を、父親で抵抗への忠誠ブロック(ヒズブッラー)の代表を務めるムハンマド・ラアド議員に伝える(2023年11月24日)

外務在外居住者大臣顧問を務めるアリー・アブドゥルカリーム前駐レバノン・シリア大使は、イスラエル軍の爆撃で戦死したアッバース・ラアド氏に対するバッシャール・アサド大統領の弔意を、同氏の父親であり、抵抗への忠誠ブロック(国民議会におけるヒズブッラーの会派)の代表を務めるムハンマド・ラアド議員に伝えた。

SANA(11月23日付)が伝えた。

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レバノン・イスラーム抵抗は23日に声明を出し、ナバティーヤ県ナバティーヤ郡のジュバーア村でアッバース・ラアド氏が戦死したと発表していた。

死亡したのは22日、葬儀は23日に行われていた。

AFP, November 24, 2023、ANHA, November 24, 2023、‘Inab Baladi, November 24, 2023、Reuters, November 24, 2023、SANA, November 24, 2023、SOHR, November 24, 2023などをもとに作成。

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