スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続き、参加者は中国語で国連安保理決議第2254号の履行を求める(2023年9月20日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

デモ参加者は、アサド大統領の訪中に合わせるかたちで、国連安保理決議第2254号の履行を求める中国語で書かれたプラカードを掲げて、抗議行動を行った。

AFP, September 20, 2023、ANHA, September 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2023、‘Inab Baladi, September 20, 2023、Reuters, September 20, 2023、SANA, September 20, 2023、SOHR, September 20, 2023などをもとに作成。

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ハサカ市治安厳戒地区でシリア軍が、ジャブール部族長を罵倒し、暴行を加えたアブドゥルカーディル・ハンムー司令官率いる国防隊と激しく交戦(2023年9月20日)

ハサカ県では、ANHA(9月20日付)、ノース・プレス(9月20日付、21日付)、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるハサカ市内の治安厳戒地区で19日深夜から20日未明にかけて、シリア軍部隊とアブドゥルカーディル・ハンムー司令官が率いる国防隊とが交戦した。

シリア軍は、バアス党ハサカ支部に近いハンムー司令官の自宅が入っている集合住宅や、同司令官が率いる国防隊の陣地1ヵ所を重火器で砲撃した。

ティシュリーン公園やマハッタ地区にある総合情報部近くで複数回の爆音が聞こえるなか、シリア軍は戦車を展開させる一方、国防隊のメンバー数十人が立て籠もる陣地を包囲、機関銃などで激しい戦闘が行われた。

一連の戦闘で、ダルアー県出身のシリア軍兵士1人が死亡、警官4人と国防隊のメンバー1人が負傷した。

戦闘の結果、国防隊のメンバー16人がシリア軍に投降したが、ハンムー司令官らは自宅で籠城を続けた。

シリア人権監視団によると、この戦闘ではまた、女性1人と高齢者1人を含む住民5人が流れ弾に撃たれて負傷、ノース・プレス(9月20日付)がヒクマ病院筋の医療筋の話として伝えたところによると、女性と子供2人を含む9人が巻き添えとなって負傷した。

なお、ANHA(9月20日付)は、複数筋の話として、ハンムー司令官が負傷したと伝えたが、真偽は不明。

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さらに、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ市内のサーリヒーヤ地区、ムフティー地区、グワイラーン地区にも砲弾複数発が着弾、住民らが避難した。

一方、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、国防隊のメンバーの逃走を阻止するため、治安厳戒地区と自治局支配地を結ぶすべての道路を封鎖した。

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戦闘発生を受けて、シリア政府当局は、治安厳戒地区にあるすべての学校を休校にすることを決定した。

また、地元の部族長や名士らが戦闘停止と事態収拾のための仲介に乗り出した。

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シリア人権監視団によると、ロシア軍の使節団が19日にハサカ市を訪問し、シリア軍当局者らと協議、24時間以内にハサカ市での国防隊の活動を終了させることで合意していた。

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ハサカ市では、8月13日にハンムー司令官がジャブール部族の部族長の1人アブドゥルアズィーズ・ムスラト氏を罵倒し、暴行を加えた事件が発生し、両者の緊張が高まり、その後、ハンムー司令官の解任やロシア軍の仲介などで事態は収束したかに見えていた。

だが、9月13日に、ハサカ市治安厳戒地区にあるパン製造所(バアス・パン製造所)がハンムー司令官や彼が率いる攻防隊のメンバーへのパンの配給を禁止したことで、再び緊張が高まっていた。

9月15日には、ハンムー司令官らがバアス・パン製造所を掌握、事態に対処するため、シリア軍が増援部隊を派遣、ハンムー司令官の自宅周辺やティシュリーン公園一帯に狙撃兵などを配置して厳戒態勢を敷いていた。

AFP, September 20, 2023、ANHA, September 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2023、‘Inab Baladi, September 20, 2023、North Press, September 20, 2023、September 21, 2023、Reuters, September 20, 2023、SANA, September 20, 2023、SOHR, September 20, 2023などをもとに作成。

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大統領府は声明を出し、アサド大統領とアスマー・アフラス夫人が習近平国家主席の招待を受け20日に中国を公式訪問すると発表(2023年9月19日)

大統領府は声明を出し、アサド大統領とアスマー・アフラス夫人が習近平国家主席の招待を受け、20日に中国を公式訪問すると発表した。

声明によると、中国滞在中にアサド大統領と習国家主席の首脳会談が開催される。

また声明によると、訪問には、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣、ムハンマド・サーミル・ハリール経済対外通商大臣、マンスール・アッザーム大統領府担当国務大臣、ブサイナ・シャアバーン大統領府特別顧問、アイマン・スーサーン外務在外居住者省次官、イマード・ムスタファー同外交学院院長、スライヤー・イドリビー国家計画国際協力委員会議長補、ムハンマド・ハサナイン・ハッダーム在中国シリア大使が同行する。

SANA(9月19日付)が伝えた。

AFP, September 19, 2023、ANHA, September 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2023、‘Inab Baladi, September 19, 2023、Reuters, September 19, 2023、SANA, September 19, 2023、SOHR, September 19, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年9月19日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

デモには数十人が参加した。

AFP, September 19, 2023、ANHA, September 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2023、‘Inab Baladi, September 19, 2023、Reuters, September 19, 2023、SANA, September 19, 2023、SOHR, September 19, 2023などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がアレッポ県西部のシリア政府支配地を砲撃、シリア軍の士官(中尉)が死亡(2023年9月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村を砲撃、これにより農夫2人が負傷した。

シリア軍はまた、カンスフラ村一帯に対しても砲撃を行った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、シャーム解放機構の支配下にあるサルマーニーヤ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が県西部のシリア政府支配地を砲撃、これによりシリア軍の士官(中尉)が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, September 19, 2023、ANHA, September 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2023、‘Inab Baladi, September 19, 2023、Reuters, September 19, 2023、SANA, September 19, 2023、SOHR, September 19, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは声明を出し、19日にシリア北西部などでマグニチュード3.0弱の地震が5回発生したと発表(2023年9月19日)

国立地震センターは声明を出し、19日にシリア北西部などでマグニチュード3.0弱の地震が5回発生したと発表した。

SANA(9月19日付)が伝えた。


AFP, September 19, 2023、ANHA, September 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2023、‘Inab Baladi, September 19, 2023、Reuters, September 19, 2023、SANA, September 19, 2023、SOHR, September 19, 2023などをもとに作成。

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ヒムス県とダイル・ザウル県でダーイシュがシリア軍兵士3人とシリア民主軍の元兵士1人を殺害(2023年9月18日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍のパトロール部隊がスフナ市とダイル・ザウル県のカバーキブ村一帯を結ぶ街道でダーイシュ(イスラーム国)の襲撃を受け、兵士3人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるカシュキーヤ村で17日深夜から18日未明にかけて、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られるオートバイに乗った武装グループが民家を襲撃し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の元兵士1人を殺害した。

AFP, September 18, 2023、ANHA, September 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 18, 2023、‘Inab Baladi, September 18, 2023、Reuters, September 18, 2023、SANA, September 18, 2023、SOHR, September 18, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年9月18日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, September 18, 2023、ANHA, September 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 18, 2023、‘Inab Baladi, September 18, 2023、Reuters, September 18, 2023、SANA, September 18, 2023、SOHR, September 18, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県を砲撃(2023年9月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村を砲撃した。

AFP, September 17, 2023、ANHA, September 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2023、‘Inab Baladi, September 17, 2023、Reuters, September 17, 2023、SANA, September 17, 2023、SOHR, September 17, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年9月17日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

デモには数十人が参加した。

AFP, September 17, 2023、ANHA, September 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2023、‘Inab Baladi, September 17, 2023、Reuters, September 17, 2023、SANA, September 17, 2023、SOHR, September 17, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられる一方、シャーム解放機構支配下のイドリブ県ハザーヌー町でも連帯を訴えるデモ(2023年9月16日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるハザーヌー町で、「宗派主義ではなく、愛国的革命」と銘打った抗議デモが行われ、スワイダー県でのデモとの連帯、体制打倒、アサド大統領の退任などが訴えられた。

AFP, September 16, 2023、ANHA, September 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2023、‘Inab Baladi, September 16, 2023、Reuters, September 16, 2023、SANA, September 16, 2023、SOHR, September 16, 2023などをもとに作成。

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ラタキア県、ハマー県、イドリブ県でのシャーム解放機構、国民解放戦線の攻撃でシリア軍兵士9人死亡(2023年9月15日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアイン・イーサー村を砲撃した。

一方、シャーム解放機構はアブー・アリー山を砲撃、これによりシリア軍兵士5人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、国民解放戦線がアムキーヤ町近郊のシリア軍の拠点や陣地を砲撃、シリア軍兵士3人を殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、ファッティーラ村を砲撃した。

一方、シャーム解放機構は、ザーウィヤ山地方のミラージャ村近郊でシリア軍の士官(少尉)1人を狙撃し、殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村を砲撃した。

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ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、イドリブ県の「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)によるシリア軍の陣地への砲撃が9回記録され、これによりシリア軍兵士2人が負傷したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(9月15日付)が伝えた。

AFP, September 15, 2023、ANHA, September 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2023、‘Inab Baladi, September 15, 2023、Reuters, September 15, 2023、RIA Novosti, September 15, 2023、SANA, September 15, 2023、SOHR, September 15, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続き、参加者は分権制強化を訴える(2023年9月15日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

デモ参加者は、これまでの要求に加えて、分権制の強化などを訴えた。

また、 デモ参加者によって構成される国民行動政治委員会を名乗るグループが、サイル広場で、ドゥルーズ派のシャイフ・アクルのトップ(精神機構(シャイフ・アクル府)議長)を務めるヒクマト・ヒジュリー師立ち合いのもと初めての声明を出し、体制打倒、政権交代などを主唱した。

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ハサカ県では、ANHA(9月15日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市で、クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)に近いスィタール女性大会のメンバーらがスワイダー市との連帯を訴えるデモを行った。

AFP, September 15, 2023、ANHA, September 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2023、‘Inab Baladi, September 15, 2023、Reuters, September 15, 2023、SANA, September 15, 2023、SOHR, September 15, 2023などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ系組織のアンサール・タウヒードと中国新疆ウイグル自治区出身者からなるトルキスタン・イスラーム党がシリア軍兵士2人を狙撃し殺害(2023年9月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山地方のミラージャ村近郊で新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードがシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

一方、シリア軍はザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、県北部のカッバーナ村一帯で「決戦」作戦司令室とシリア軍が砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、中国新疆ウイグル自治区出身者からなるアル=カーイダ系のトルキスタン・イスラーム党がガーブ平原のアムキーヤ町近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

AFP, September 14, 2023、ANHA, September 14, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2023、‘Inab Baladi, September 14, 2023、Reuters, September 14, 2023、SANA, September 14, 2023、SOHR, September 14, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年9月14日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

デモには数十人が参加した。

AFP, September 14, 2023、ANHA, September 14, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2023、‘Inab Baladi, September 14, 2023、Reuters, September 14, 2023、SANA, September 14, 2023、SOHR, September 14, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】地震被災者支援国民基金が会合で被災者のための住宅整備の必要を確認(2023年9月14日)

地震被災者支援国民基金(2023年5月1日に施行された2023年法令第7号に基づき設置)が、議長を務めるフサイン・アルヌース首相のもとで開催され、2月6日のトルコ・シリア大地震と同月20日に発生した地震によって被災県が受けた損害や影響に対処するためにアルヌース内閣が決定した国民計画に沿って、基金が各県との連携協力のもとに実施してきた措置、各県の対策室による被災者支援の進捗について協議した。

会合では、ラタキア県、アレッポ県、ハマー県での被災者のための住宅の整備状況が報告され、被災者のために提供されている学校などの一時避難センターに代えて、早急に住宅を提供する必要が改めて確認された。

SANA(9月14日付)が伝えた。

AFP, September 14, 2023、ANHA, September 14, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2023、‘Inab Baladi, September 14, 2023、Reuters, September 14, 2023、SANA, September 14, 2023、SOHR, September 14, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣:「トルコと米国の占領がシリア難民の帰還を妨げいている」(2023年9月13日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣はレバノンのアブドゥッラー・ブー・ハビーブ外務大臣と電話会談を行い、そのなかでシリアはすべてのシリア難民の祖国への帰還を歓迎し、そのために必要な便宜を供与すると強調、帰還を妨げているのはトルコと米国がシリア領の一部を占領し続けていることの結果だと非難した。

SANA(9月13日付)が伝えた。

AFP, September 13, 2023、ANHA, September 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2023、‘Inab Baladi, September 13, 2023、Reuters, September 13, 2023、SANA, September 13, 2023、SOHR, September 13, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)での抗議デモに参加する暴徒がバアス党事務所の占拠を試み、守衛の発砲を受ける:ドゥルーズ派のシャイフ・アクルはデモに理解を示しつつ、自制を求める(2023年9月13日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。



デモには前日に続いて数十人が参加、一部がシュプレヒコールを連呼しながら、就業時間が終了したバアス党スワイダー支部事務所に突入し、これを占拠しようとした。

これに対して、守衛が暴徒に向かって発砲し、強制排除を試みた。

これにより、スワイダー支部に突入しようとしたデモ参加者(暴徒)3人が負傷し、スワイダー市とシャフバー町の病院に搬送された。

その後、デモ参加者らはドゥルーズ派の宗教関係者らを伴ってバアス党スワイダー支部に改めて向かった。

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この騒動を受けて、シリアにおけるドゥルーズ派のシャイフ・アクルのトップ(精神機構(シャイフ・アクル府)議長)を務めるヒクマト・ヒジュリー師がデモ参加者と面談した。

ラースィド(9月18日付)で公開されたビデオ映像のなかで、ヒジュリー師はスワイダー県の住民は「平和的な座り込み」を支持し、公共サービス機関が守られることを欲していると述べ、自制を求める一方、シリア国民がバアス党と治安機関によって苦しめられ、それらを脅威としか見ていないと理解を示した。

AFP, September 13, 2023、ANHA, September 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2023、‘Inab Baladi, September 13, 2023、Reuters, September 13, 2023、SANA, September 13, 2023、SOHR, September 13, 2023などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室はアレッポ県の第46中隊基地一帯を砲撃、シリア軍の士官1人死亡(2023年9月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にある県西部のタディール村を砲撃した。

これに対して「決戦」作戦司令室は第46中隊基地一帯を砲撃、シリア軍の士官(大佐)1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村、バーラ村、アーフィス村を砲撃、アーフィス村で女性1人が負傷した。

一方、ミラージャ村近郊では、死傷者を収容しようとしていたシリア軍の車輌を「決戦」作戦司令室が攻撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ブスラー・シャーム市でシリア軍第5軍団所属の第8旅団のパトロール部隊が男性を拘束しようとしてもみ合いとなり、この男性と息子を射殺した。

AFP, September 13, 2023、ANHA, September 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2023、‘Inab Baladi, September 13, 2023、Reuters, September 13, 2023、SANA, September 13, 2023、SOHR, September 13, 2023などをもとに作成。

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イドリブ県、ラタキア県でのアンサール・タウヒード、シャーム解放機構との戦闘でシリア軍兵士3人死亡(2023年9月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードが、係争地であるザーウィヤ山地方のミラージャ村近郊でシリア軍の車輌を破壊、これにより兵士2人が死亡、複数が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に所属すうウスマーン・ブン・アッファーン旅団がシリア政府の支配下にあるナフシャッバー村一帯に潜入を試み、シリア軍と交戦した。

シャーム解放機構はまた、アブー・アリー山一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナイーマ村で空軍情報部に協力すう男性が正体不明の武装集団に銃で撃たれて死亡した。

AFP, September 12, 2023、ANHA, September 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2023、‘Inab Baladi, September 12, 2023、Reuters, September 12, 2023、SANA, September 12, 2023、SOHR, September 12, 2023などをもとに作成。

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シリア軍のドローンがダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸を爆撃し、住民1人が死亡、子供を含む3人が負傷(2023年9月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ユーフラテス川西岸のアッバース村に駐留するシリア軍が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある東岸のアブー・ハマーム市の住宅1棟を無人航空機(ドローン)で爆撃し、住民1人が死亡、子供を含む3人が負傷した。

一方、「治安強化」作戦を完了した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ユーフラテス川東岸での掃討・捜索活動で拘束した39人に関して流血への関与がないとして釈放した。

AFP, September 12, 2023、ANHA, September 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2023、‘Inab Baladi, September 12, 2023、Reuters, September 12, 2023、SANA, September 12, 2023、SOHR, September 12, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年9月12日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

デモには数十人が参加した。

AFP, September 12, 2023、ANHA, September 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2023、‘Inab Baladi, September 12, 2023、Reuters, September 12, 2023、SANA, September 12, 2023、SOHR, September 12, 2023などをもとに作成。

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外務在外居住者省はリビアでの大規模洪水の犠牲者遺族に哀悼の意を示すとともに、負傷者の一刻も早い回復を願うと表明(2023年9月12日)

外務在外居住者省は声明を出し、リビアを襲った暴風雨「ダニエル」によって11日に発生した大規模洪水によって、2000人以上が死亡、5000人以上が行方不明となった自然災害について、リビアの政府と国民、とりわけ犠牲者の遺族に哀悼の意を示すとともに、負傷者の一刻も早い回復を願うと表明した。

SANA(9月12日付)が伝えた。

AFP, September 12, 2023、ANHA, September 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2023、‘Inab Baladi, September 12, 2023、Reuters, September 12, 2023、SANA, September 12, 2023、SOHR, September 12, 2023などをもとに作成。

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国防省はシリア軍がアレッポ県とイドリブ県の農村地帯に潜入を試みたテロリストを撃退し、そのほとんどを殲滅したと発表(2023年9月12日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、シリア軍部隊がアレッポ県とイドリブ県の農村地帯の陣地複数ヵ所への潜入を試みたテロリストを撃退し、イドリブ県ではそのほとんどを、アレッポ県では全員を殲滅したと発表した。

SANA(9月12日付)が伝えた。



https://youtu.be/e5jQfdRtI4Q

AFP, September 12, 2023、ANHA, September 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2023、‘Inab Baladi, September 12, 2023、Reuters, September 12, 2023、SANA, September 12, 2023、SOHR, September 12, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領は、軍関係者を対象とした個人融資にかかる規則を改正し、将兵に結婚補助金を支給することを定めた決定を発出(2023年9月12日)

軍武装部隊総司令官を務めるアサド大統領(大将)は、軍関係者を対象とした個人融資にかかる規則を改正し、士官に対して5万SP、下士官に対して4万SP、兵卒に対して3万SPの結婚補助金を支給することを定めた決定を発出した。


SANA(9月12日付)が伝えた。

AFP, September 12, 2023、ANHA, September 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2023、‘Inab Baladi, September 12, 2023、Reuters, September 12, 2023、SANA, September 12, 2023、SOHR, September 12, 2023などをもとに作成。

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アサーイシュが占拠していたカーミシュリー市のアラブ文化センターと人民文化学院をシリア政府に返還(2023年9月11日)

ハサカ県では、イナブ・バラディー(9月11日付)によると、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、9月3日に占拠したカーミシュリー市にあるアラブ文化センターと7日に占拠した人民文化学院をシリア政府側に返還した。

SANAは3日に人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がカーミシュリー市にあるアラブ文化センターを、7日に人民文化学院を占拠したと伝えていた。

AFP, September 11, 2023、ANHA, September 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 11, 2023、‘Inab Baladi, September 11, 2023、Reuters, September 11, 2023、SANA, September 11, 2023、SOHR, September 11, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年9月11日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

一方、マラフ町に至る街道で、地元の武装集団が同地の部族の男性1人を銃で撃ち殺害、この男性の父親を負傷させた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・サアド村とアドワーン村を結ぶ街道に設置されているシリア軍の検問所で、地元武装集団のメンバーが検問所に駐留する部隊によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, September 11, 2023、ANHA, September 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 11, 2023、‘Inab Baladi, September 11, 2023、Reuters, September 11, 2023、SANA, September 11, 2023、SOHR, September 11, 2023などをもとに作成。

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外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長に書簡を送り、米国の盗奪と破壊による石油部門の被害が2021年以降だけで1152億米ドルに上ると報告、米国に賠償を求める(2023年9月10日)

ハサカ県では、SANA(9月10日付)によると、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー40輌からなる米軍の車列と55輌からなる車列が、イラクとの国境に違法に設置されているマフムーディーヤ国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

これを受けて、外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長に書簡を送り、米国と「その手先であるテロ組織や民兵」がシリアの主権を侵害し、資源や戦略物資の盗奪を続けていると報告、盗奪に関与している米国の責任者の追及、米政府による賠償、違法な部隊駐留の停止、占領した領土、油田、ガス田の変換を要請した。

声明によると、米国による石油や天然資源の盗奪、米国や「その手先のテロリスト」の破壊によって石油部門が被った被害が、2021年から2023年6月末までの期間だけで総額1152億米ドルに達している。

また、シリアの石油部門の損失に関する最新の統計と見積によると、直接の被害額は275億米ドルで、盗奪、焼却された石油・ガスが32億米ドル(石油3億4100バレル、天然ガス5990立法メートル、家庭用ガス41万3000トン)、盗奪、破壊された関連施設が32億米ドル、米主導の有志連合の爆撃によって破壊された関連施設が20億米ドルに達するという。

一方、石油、ガスなどの不足による生産力低下などによって間接的に生じた被害は、877億米ドルに及ぶという。

AFP, September 10, 2023、ANHA, September 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 10, 2023、‘Inab Baladi, September 10, 2023、Reuters, September 10, 2023、SANA, September 10, 2023、SOHR, September 10, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】マフルーフ地方行政大臣がアレッポ県を訪れ、被災者のために建設が進められている集合住宅や被災地を視察(2023年9月10日)

フサイン・マフルーフ地方行政大臣は、アレッポ県を訪れ、2月6日に発生したトルコ・シリア大地震の被災者のために建設が進められている集合住宅や被災地を視察した。

SANA(9月10日)が伝えた。

AFP, September 10, 2023、ANHA, September 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 10, 2023、‘Inab Baladi, September 10, 2023、Reuters, September 10, 2023、SANA, September 10, 2023、SOHR, September 10, 2023などをもとに作成。

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ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表がシリアを訪れミクダード外務在外居住者大臣と会談(2023年9月10日)

ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表がシリアを訪れ、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談、最近の活動の成果を披露した。

これに対して、ミクダード外務在外居住者大臣は、テロによる被害、欧米諸国による一方的制裁、トルコ・シリア大地震、による人道・経済状況の悪化、米国とトルコの違法駐留といった課題について改めて説明した。

SANA(9月10日)が伝えた。

AFP, September 10, 2023、ANHA, September 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 10, 2023、‘Inab Baladi, September 10, 2023、Reuters, September 10, 2023、SANA, September 10, 2023、SOHR, September 10, 2023などをもとに作成。

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