ドゥーマ・シューラー評議会は声明を出し、ダマスカス郊外県ドゥーマー市のイスラーム軍の武器庫が襲撃されたとの情報(22日)に関して(https://syriaarabspring.info/wp/?p=283)、シューラー評議会や救援組織の崩壊を狙った攻撃と厳しく非難した。

Kull-na Shuraka’, January 26, 2014をもとに作成。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ドゥーマ・シューラー評議会は声明を出し、ダマスカス郊外県ドゥーマー市のイスラーム軍の武器庫が襲撃されたとの情報(22日)に関して(https://syriaarabspring.info/wp/?p=283)、シューラー評議会や救援組織の崩壊を狙った攻撃と厳しく非難した。

Kull-na Shuraka’, January 26, 2014をもとに作成。
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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(1月24日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、マンビジュ市を制圧した。
Kull-na Shuraka’, January 24, 2014をもとに作成。
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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表は、スイスのジュネーブで、シリア政府とシリア革命反体制勢力国民連立双方の代表団と個別に会談し、24日に行われる交渉に向けた最終調整を行った。
AFP(1月24日付)によると、ブラーヒーミー共同特別代表は双方に、直接交渉を行うよう説得しした、という。

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国連のバレリー・アモス人道問題担当事務次長はロイター通信(1月23日付)に、アブ樽…ブラーヒーミー共同特別代表が、シリア政府と反体制勢力の双方に人道問題で協力するよう圧力かけるだろうと述べ、部分停戦をめざしていることを明らかにした。
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ジョン・ケリー米国務長官はアラビーヤ(1月23日付)に対して「バッシャール・アサドは戦争犯罪を犯した。彼こそがシリアの和平の前に立ちはだかる障害を代表している」と述べた。
ケリー国務長官はまたシリアの国家崩壊を回避したいとの意思を示しつつ、「アサドだけが守ってくれると思っているアラウィー派に言いたい。それは正しくない。アサドは彼らを危険に曝している。彼はシリアすべてを危険に曝している」と述べた。
また「イランは(ジュネーブ2会議に)現実的、そして誠実に関与しなければならない。イランはジュネーブ合意が、双方の合意のもとに全権を有する移行期政府を設置するよう求めていることを知っているはずだ…。イランが革命防衛隊をシリア国内に派遣し、軍事的活動を行っていることは明らかだ」と批判した。
AFP, January 23, 2014、Alarabia.net, January 23, 2014、AP, January 23, 2014、Champress, January 23, 2014、al-Hayat, January 24, 2014、Iraqinews.com, January 23, 2014、Kull-na Shuraka’, January 23, 2014、Naharnet, January 23, 2014、NNA, January 23, 2014、Reuters, January 23, 2014、Rihab News, January 23, 2014、SANA, January 23, 2014、UPI, January 23, 2014などをもとに作成。
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イラキー・ニュース(1月23日付)は、合同作戦司令部が声明を出し、イラク軍が国境警備隊の協力のもと、対シリア国境のワーディー・ハリーシュ(アンバール県)で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員2人を殺害したと発表した、と報じた。
AFP, January 23, 2014、AP, January 23, 2014、Champress, January 23, 2014、al-Hayat, January 24, 2014、Iraqinews.com, January 23, 2014、Kull-na Shuraka’, January 23, 2014、Naharnet, January 23, 2014、NNA, January 23, 2014、Reuters, January 23, 2014、Rihab News, January 23, 2014、SANA, January 23, 2014、UPI, January 23, 2014などをもとに作成。
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ナハールネット(1月23日付)によると、レバノン軍が、ベカーア県東部のザファリヤー検問所で、逃走中のアブドゥッラー・アッザーム旅団メンバー、イブラーヒーム・アブドゥルムウティー・アブー・ムアイリク氏(パレスチナ人、通称アブー・ジャアファル)を交戦の末に逮捕したと報じた。
アブー・ムアイリク氏はこの戦闘で負傷し、搬送先の病院で死亡し、また戦闘で軍の士官1人が負傷した。
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NNA(1月23日付)によると、ベカーア県バアルベック郡マシャーリーウ・カーア地方で、シリア領から潜入しようとした武装集団と軍が交戦した。
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OTV(1月23日付)によると、レバノン山地県アレイ市郊外のラアス・ジャバルで、進歩社会主義党のサーミー・マッルーシュ前内務局長が遺体で発見された。
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ミシェル・スライマーン大統領は声明を出し、シリアの紛争に関して「いかなる理由であれ、シリア内政へのあらゆる干渉、とりわけ戦闘への参加をやめることで」これまでの非干渉政策を貫く必要があると述べた。
AFP, January 23, 2014、AP, January 23, 2014、Champress, January 23, 2014、al-Hayat, January 24, 2014、Iraqinews.com, January 23, 2014、Kull-na Shuraka’, January 23, 2014、Naharnet, January 23, 2014、NNA, January 23, 2014、Reuters, January 23, 2014、Rihab News, January 23, 2014、SANA, January 23, 2014、UPI, January 23, 2014などをもとに作成。
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ダマスカス郊外県では、SANA(1月23日付)によると、シールービーム修道院を占拠する武装集団を軍が要撃し、戦闘員20人を殺傷、装備を破壊した。
またアドラー市ウンマーリーヤ地区、アルバイン市、アッブ農場、ダーライヤー市、ランクース市郊外などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
さらにジャルマーナー市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民2人が負傷した。
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ダマスカス県では、SANA(1月23日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
また、アブー・ルンマーナ地区の日本大使館近く、シュカイブ・アルスラーン通りに反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民4人が負傷した。
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イドリブ県では、SANA(1月23日付)によると、マストゥーマ街道、ビンニシュ市、カフルジャーリス市、ダルド・ドゥーサ村、マラティーン村、シュワイハ村、アブー・ズフール航空基地北部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、SANA(1月23日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、マアーッラト・アルティーク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またアレッポ市では、カッラーサ地区、マイサル地区、旧市街、ハナーヌー地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
一方、イスラーム戦線の幹部は、ハラブ・ニュース(1月23日付)に出演し、再開が発表されたアレッポ国際空港に関して、いかなる民間機、軍用機も着陸しなかった、と述べた。
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ヒムス県では、SANA(1月23日付)によると、ヒムス市クスール地区、ハマディーヤ地区、タルビーサ市周辺、アスィーラ村、タッルドゥー市、タルール・ハワー村、サアン村、ダール・カビーラ村、キースィーン村、ザーラ村、シューマリーヤ山、ウンム・サフリージュ村、ラッフーム村、クサイル市南部郊外、アブー・アラーヤー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またヒムス市インシャーアート地区、カラム・シャーミー地区、ハムラー地区に、反体制武装集団が迫撃砲を撃ち込み、市民4人が負傷した。
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ダイル・ザウル県では、SANA(1月23日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区、フサイニーヤ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダルアー県では、SANA(1月23日付)によると、ダルアー市各所、ジャースィム市・アーリヤ村間の街道、ブスラー・シャーム市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハサカ県では、SANA(1月23日付)によると、マーリキーヤ市の市場で、爆弾が仕掛けられた車2台が相次いで爆発し、市民5人が死亡、10人が負傷した。
またリハーブ・ニュース(1月23日付)によると、ダイリーク市でも爆弾が仕掛けられた車が爆発し、3人が死亡、10人以上が負傷した。
AFP, January 23, 2014、AP, January 23, 2014、Champress, January 23, 2014、Halabnews.com, January 23, 2014、al-Hayat, January 24, 2014、Iraqinews.com, January 23, 2014、Kull-na Shuraka’, January 23, 2014、Naharnet, January 23, 2014、NNA, January 23, 2014、Reuters, January 23, 2014、Rihab News, January 23, 2014、SANA, January 23, 2014、UPI, January 23, 2014などをもとに作成。
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ブサイナ・シャアバーン大統領府政治情報補佐官はCNN(1月23日付)に、アサド大統領の退任に固執するジョン・ケリー米国務長官について「ケリー氏がアサド大統領に、シリアを救済・保護できないと言う資格があるのですか? 同じことを我々はあなた方の民主的国家に言ってもいのですか…? こうした問題はシリア国民に委ねるべきではないのですか? 私からすると、ケリー氏の態度は植民地主義的です」と批判した。

また英カーター・ラック社が発表したシリア軍による逮捕者15,000人の拷問殺害についての報告書および写真に関して、「大嘘に過ぎないです…。問題なのは、多くの嘘の犠牲者がシリア国民だということです」と反論した。
一方、ジュネーブ2会議に参加したシリア革命反体制勢力国民連立については「シリアも国民も代表しておらず、誘拐犯や犯罪者を代表しているだけです。選挙をすれば、多少は票を得られるでしょうけど」と酷評した。
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ジュネーブ2会議に参加しているシリア政府代表団は、中国の王毅外交部長と前日に引き続き会談し、大会への対応について協議した。
SANA(1月23日付)によると、会談でワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、テロとの戦いを最優先課題とするべきだと改めて強調する一方、シリア革命反体制勢力国民連立がシリアの反体制勢力すらも代表していないと指摘、同連立を支援する国々が内政干渉を停止する必要があるとの見解を示した。
これに対して、王外交部長は、シリア国民に外国が解決策を押しつけることはないと確認する一方、経済協力を継続することを約束した。
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SANA(1月23日付)によると、中工国際行程(China CAMC Engineering)社の使節団がダマスカスを訪問し、ワーイル・ハルキー首相と会談、シリア国内での発電所建設などについて協議した。
AFP, January 23, 2014、AP, January 23, 2014、Champress, January 23, 2014、al-Hayat, January 24, 2014、Iraqinews.com, January 23, 2014、Kull-na Shuraka’, January 23, 2014、Naharnet, January 23, 2014、NNA, January 23, 2014、Reuters, January 23, 2014、Rihab News, January 23, 2014、SANA, January 23, 2014、UPI, January 23, 2014、al-Watan (Riyadh), January 23, 2014などをもとに作成。
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シリア人権監視団は、1月3日に激化したイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とそれ以外の武装集団との戦闘で、23日までにアレッポ県、ラッカ県、イドリブ県、ダイル・ザウル県、ハマー県、ヒムス県で1,395人が死亡したと発表した。
このうち、426人がダーイシュの戦闘員、760人が対抗するサラフィー主義武装集団などの戦闘員、190人が民間人だという。
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アル=カーイダ指導者のアイマン・ザワーヒリー氏が音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=VzApm1PQHxA)を出し、シリアで活動する「ジハードとイスラームの兄弟たちの戦闘停止」を呼びかけた。
ザワーヒリー氏は「すべてのジハード主義集団、シャームにおけるすべての自由人は、アサド体制の打倒をめざしている…。ジハードとイスラームの兄弟たちの戦闘の即時停止をめざすよう呼びかける」と述べた。
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クッルナー・シュラカー(1月23日付)によると、ラッカ市国境なき記者ネットワークのワルド・フラーティー氏が声明を出し、市内を制圧したイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)による嫌がらせを理由に、活動を停止すると発表した。
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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長はジュネーブで記者会見を開き、ジュネーブ2会議初日の会合に関して「世界は疑いの余地なく、アサドが残ってはならず、残らないだろうと確信したと思っている」と述べた。
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シリア革命反体制勢力国民連立のルワイユ・サーフィー報道官は声明を出し、ジュネーブ2会議の議事に関して「明確な行程と期限」を設けることを強く求めていると述べた。
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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ラマダーン氏はサウジ日刊紙『ワタン』(1月23日付)に、「今日明日というわけではないが」ジュネーブ2会議に出席しているシリア政府代表団の一部が離反する可能性があると主張した。
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国内で活動する複数のイスラーム主義団体が共同声明を出し、条件つきでジュネーブ2会議を支持すると発表した。
共同声明を出したのは、イスラーム・シャーム委員会、イスラーム・シリア会合、アレッポ県シャリーア委員会、シリア・クルド・ウラマー委員会、シャーム説教師連盟。
声明では、体制の完全な打倒、政権幹部の処罰、国家分断と外国の干渉の阻止などが条件として出されている。
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ダーライヤー地元評議会は声明を出し、ジュネーブ2会議に関して、革命の基本原則に違反し、それを無視するような解決策に至らないよう警鐘をならした。
声明では、こうした行為を「政治的自殺」を非難、アサド大統領と政権幹部の退任、全権を有する移行期政府の発足、軍が包囲する地区の包囲解除、すべての逮捕者の釈放、拘留者に対する拷問の真相究明を求めた。
AFP, January 23, 2014、AP, January 23, 2014、Champress, January 23, 2014、al-Hayat, January 24, 2014、Iraqinews.com, January 23, 2014、Kull-na Shuraka’, January 23, 2014、Naharnet, January 23, 2014、NNA, January 23, 2014、Reuters, January 23, 2014、Rihab News, January 23, 2014、SANA, January 23, 2014、UPI, January 23, 2014などをもとに作成。
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