SANAによると、国防省広報連絡局は、米主導の有志連合の部隊がハサカ県のカスラク村に設置されていた基地(航空基地)から撤退し、シリア軍がこれを引き継いだと発表した。
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外務在外居住者省はフェイスブックを通じて声明を発表し、米軍による軍事拠点引き渡しの完了を歓迎、これをシリア民主軍諸派の統合プロセスの成功と、テロ対策や領内での脅威への対処に国家が全面的な責任を担うに至ったことの当然な帰結だと表明した。
また、米軍の撤退が、イスラーム国の台頭への対処という駐留の根拠が本質的に変化したとの共通認識に基づいていたとしたうえで、現在はシリアの国家がテロ対策を主導し、国際社会と協力して取り組むことが可能な状態にあると強調した。
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シリア人権監視団、イナブ・バラディーによると、カスラク村の基地のシリア軍への引き渡しは14日に準備が行われて、米軍(有志連合部隊)は16日夕方から撤退を開始した。
また、撤退した部隊は、基地を離れる際、敷地内の複数の拠点や施設を焼き払った。
基地は、シリア民主軍の将兵によって新たに編成されたシリア軍第60師団のジャー・コバーニー副司令官(シリア民主軍総司令部メンバー)の監督のもと、シリア軍東部地区司令部(シリア民主軍総司令部メンバーで人民防衛隊(YPG)の総司令官を務めるスィーバーン・ハンムー国防副大臣が統括)に引き渡された。
シリア人権監視団によると、部隊の一部はイラク国境へ向かった。
シリア人権監視団によると、米軍部隊の一部はダマスカス郊外県を経由して、ヨルダン方面へ撤退した。
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