シャルア暫定大統領はマシュハド・チャンネルとのインタビューに応じる:「シリアは国境外での軍事行動を志向していない」

マシュハド・チャンネルは、アフマド・シャルア暫定大統領とのインタビューを放映した。

シャルア暫定大統領はそのなかで、イスラエルとレバノンのヒズブッラーの武力衝突に対するシリアの政策が、米国などとの協議の中で提示されたもので、軍事作戦の即時停止、レバノンおよびシリアに対する戦争の影響への対処、さらに従来の枠組みを超えた実効的な解決策の模索を柱としていると述べた。

また、ベカーア県のシリア・レバノン国境地帯にヒズブッラーに関係する部隊が展開しており、国境の安全保障や現地情勢を一層複雑化させていると指摘した。

さらに、政治的解決策が閉塞状態にあり、国際社会における一部の提案も十分に受け止められていないため、レバノン情勢は政治・経済問題から安全保障問題へと変質しつつあり、かつて重視されていた開発分野への国際的関心が低下していると述べた。

そのうえで、レバノンにおける問題が軍事的あるいは部分的な解決ではなく、戦争停止、経済・政治・社会改革の推進、さらにシリア・レバノン間の経済的関係の再活性化からなる包括的なパッケージによってのみ解決可能であると強調した。

シリアにヒズブッラーへの対応を求めたドナルド・トランプ米大統領の発言については、報道内容の一部に誤った解釈があったと説明、米国側の主眼はレバノンでの戦争停止と平和的解決への道筋を作ることであり、シリアには軍事介入ではなく、レバノン国家機関の枠組みの中で建設的な役割を果たす可能性があるとの認識だったと述べた。

さらに、シリアは国境外での軍事行動を志向しておらず、公的ルートを通じた安定支援、レバノン国家機関の強化、国内の諸政治勢力間の対話促進を通じて、レバノンの主権を守り、さらなる緊張激化を防ぐことを目指していると強調した。

また、シリア・レバノン関係については、シリアはレバノンを自然なパートナーと考えており、両国関係は対立点ではなく共通点に基づくべきだと述べた。

シリア・レバノン国境画定については、現状の複雑な事情が残っており、当面の優先事項は緊張緩和と事態の沈静化であり、その後により広範な合意を必要とする技術的問題へ取り組むべきだと説明した。

レバノンとイスラエルの交渉の可能性については、安定した環境と履行可能な約束が伴わなければ、いかなる合意も揺らぎやすいと指摘し、和平や停戦には真の条件整備が必要だと述べた。

また、危機解決は対話が基本であり、レバノン国内のあらゆる勢力との対話が重要であるとした。

ヒズブッラーとの対話についても、深刻な対立が存在する相手であっても対話こそが最善の手段であり、目的はレバノンの安定維持と新たな紛争回避にあると述べた。

一方で、ヒズブッラーのシリア介入は誤った決定で、その影響は現在もシリア人の記憶に残る痛ましいものだとした。しかし、それがレバノンで再び戦争を繰り返す理由になってはならず、対立の時代を終え、発展と復興へ向かうべきだと呼び掛けた。

さらに、これまでの経験を見直し、シーア派を含むレバノンのすべての構成員の安定を保障する解決策を模索すべきだと述べた。

加えて、シリアはレバノンに対して敵対的意図を持っておらず、その役割は安定、平和、発展を支援することであると改めて表明した。また、シリアのいかなる行動も、シリア国民とレバノン国民双方の利益に沿うものであり、戦争を終結させ恒久的な復興と安定へ移行することを目指すものだと述べた。

イランと米国の戦争については、軍事衝突はいずれの側にも真の成果をもたらさず、双方が損失を被るだけであるとして、緊張緩和と交渉への復帰の重要性を訴えた。

最後に「我々には、もし戦争や紛争に参加する意思があるなら、それを公然と表明するだけの勇気がある。しかし、我々が望んでいるのはレバノン国民の幸福だけであり、シリアの役割は純粋に建設的なものであり、シリアとレバノン双方の利益に基づくものである」と述べてインタビューを締めくくった。

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