移行期正義にかかる裁判を担当する第4刑事裁判所のファフルッディーン・ウルヤーン裁判長はSANAのインタビューに応じ、そのなかで同裁判所が特別裁判所ではなく、シリアの現行法と国際条約に基づき、適正な法的手続きに従って前政権下の重大な人権侵害事件を審理していると説明した。
また、同裁判所はこれまでに死刑や終身刑などの判決を下したバッシャール・アサド前大統領や弟のマーヒル・アサド准将、前政権の軍・治安機関幹部らに関して、逃亡中の被告人への欠席判決については、逮捕・出頭後の再審理やインターポールを通じた国際追跡の仕組みを整えていると述べた。
ウルヤーン裁判長は、被告人の防御権や証人保護を保障するとともに、被告人の財産没収と基金への預託を通じて被害者の権利回復を図っていると説明し、移行期正義は報復ではなく、すべての当事者の権利を保障し、社会の平和を実現するための法的・人道的過程であると強調した。
ウルヤーン裁判長によると、第4刑事裁判所は前政権が犯した犯罪と権利侵害に関する約61件の事件を現在審理している。
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