ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(2月28日付)を公開し、2月27日に難民486人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは137人(うち女性40人、子供68人)、ヨルダンから帰国したのは349人(うち女性105人、子供178人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は146,036人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者56,361人(うち女性17,040人、子ども28,662人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者89,675人(うち女性26,928人、子ども45,718人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 375,316人(うち女性112,626人、子供191,302人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。
一方、国内避難民118人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは35人(うち女性14人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは32人(うち女性16人、子ども9人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは51人(うち女性11人、子ども21人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は10,960人(うち女性3,820人、子供4,724人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,279,556人(うち女性386,379人、子供648,490人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, February 28, 2019、SANA, February 28, 2019をもとに作成。
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