イスラエル軍はレバノン各所への攻撃を続け、マナール・テレビの政治番組統括者ら多数を殺害

イスラエル軍はXを通じて、レバノン南部においてヒズブッラーのセルが車両から武器を降ろしているのを確認したとし、その映像を公開した。

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イスラーム抵抗戦争広報局(ヒズブッラー)はテレグラムを通じて、18日にイスラエルとの戦闘に関して33件の声明を発表したことを明らかにした。

このうち14番目の声明ではサファド市北のアイン・ゼイティム基地を自爆型無人航空機群で、18番目の声明では占領下のシリア領ゴラン高原にあるヨアヴ兵舎を自爆型無人航空機群で、23番目の声明ではハイファー市東のユディファト社をロケット弾で攻撃したと発表された。

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ナハールネットによると、イスラエル軍18日未明に事前警告なしにベイルート中心部を爆撃し、これによりマナール・テレビで政治番組を統括するムハンマド・シャッリー氏と家族を含む少なくとも12人が死亡、41人が負傷した。

ナハールネットによると、南部でもイスラエル軍の爆撃と砲撃で、少なくとも6人が死亡、16人が負傷、ベカーア県でも爆撃により少なくとも11人が死亡、113人が負傷した。

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安保理は第10123回会合を開催し、シリア情勢について協議

国連公式サイトによると、安保理は第10123回会合を開催し、シリア情勢について協議した。

クラウディオ・コルドーネ事務総長特別副特使は会合で、政治、制度、経済の各側面において「着実だが脆弱な回復」が見られるとしつつ、長期化が懸念される地域全体を巻き込んだ米・イスラエルとイランの紛争の影響によって、この状況が損なわれ得ることに警鐘を鳴らし、イスラエルに対し、シリアの安定と政治的移行を損なう行動を控えるよう求めた。

国連人道問題調整事務所(OCHA)のジョイス・ムスヤ副事務次長は、米・イスラエルとイランの紛争がシリアに「新たな負担を加えている」と述べた。

会合に参加したデンマーク、パキスタン、バーレーン、フランス、中国、ギリシャ、ロシアといった国々も、地域の紛争激化がシリアの安定と回復に与える影響に懸念を示した。

一方、英国、米国、アルジェリア、トルコは、地域紛争の影響を指摘しつつも、アフマド・シャルア移行期政権とシリア民主軍諸派の合意、ラッカ県での人民議会選挙を挙げ、「真の歴史的進展が見られる」、最も大きな変化」と評価し、イランの影響排除やテロ対策能力強化、復興支援の必要性を強調した。

イブラーヒーム・アラビー国連シリア大使は、新生シリアが多様性と共存を誇りとする国家として前進していると主張、移行期正義、失踪者問題、人民議会選挙、統合プロセスなどの取り組み、クルド人の文化・言語権を認める大統領令(政令)といった成果を強調、シリア社会をダマスク織にたとえ、「一つの旗と未来のもとに団結できる」と述べた。

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在シリア日本大使館はシリア革命開始記念日を祝うメッセージのバックグラウンド音楽に中国のアーティスト、あるいは音楽制作チームと見られるCMJの楽曲「清菡」を使用

在シリア日本大使館はフェイスブックを通じて、3月18日のシリア革命開始記念日を祝うメッセージを発表した。

メッセージの内容は以下の通り:

我々はシリア革命の記念日を想起し、その国民の経験を高く評価するとともに、同国における継続的な安定と繁栄を常に願っている。日本は、シリア国民の志向に合致する未来に向けた取り組みを引き続き支援することにコミットしている。

メッセージには、中国のアーティスト、あるいは音楽制作チームと見られるCMJの楽曲「清菡」が、バックグラウンド音楽として使用された。

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人民議会選挙高等委員会はラッカ県のラッカおよびタブカ選挙区で人民議会選挙の最終結果を発表

人民議会選挙高等委員会はテレグラムを通じて2026年決定第13号を発出し、ラッカ県のラッカおよびタブカ選挙区で人民議会選挙の最終結果を発表した。

当選者は以下の通り:

ラッカ選挙区
・アフマド・マフムード・ハラフ・シャッラーシュ(スウェイディーヤ/1980年)
・アフマド・ムハンマド・ハサン・ウマル(ラッカ/1984年)
・ミクダーム・アリー・ジャシュアム(ラッカ/1982年)

タブカ選挙区
・アブドゥッラー・マジード・ハーッジ・アブド(アブー・フライラ/1968年)

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ダイル・ザウル県、ヒムス県でイスラーム国のセルと見られる武装グループが内務治安局の部隊を襲撃

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務治安局のパトロール隊がスーサ町とムーザーン村の分岐点付近で、イスラーム国のセルと見られるオートバイに乗った武装グループの攻撃を受けた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、フルクルス町に至る道路で内務治安局の隊員3人がイスラーム国のセルと見られる武装グループの要撃を受けて負傷した。

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アーイシュ大統領特使がシリア民主軍のアブディー総司令官と会談:ジャズィーラ地区自治局は恩赦を発表

SANAANHAによると、包括停戦合意の履行を担当するズィヤード・アーイシュ大統領特使(准将)は、ハサカ県のハサカ市で、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官と会談した。

会談には、ハサカ県のヌールッディーン・アフマド知事、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)のマルワーン・アリー司令官(准将)も同席、2回目の被拘束者の相互釈放の実施に向けた調整、シリア民主軍諸派の国家機関への統合の進展などについて協議した。

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アサーイシュは公式サイトを通じて、イード・アル=フィトルおよびナウルーズに際して以下の通り治安措置を講じると発表した。

1.3月19日午後6時から23日午後6時までの間、トラックおよびタンクローリーの都市・町への進入を禁止する。
2.3月19日午後5時から23日(月)午後6時までの間、石油輸送タンクローリーの移動を禁止する。
3.3月18日午後6時から24日(火)午前6時までの間、軍用を含むすべての種類のオートバイの走行を禁止する。
4.所管当局の許可を受けた医療物資および救援物資の都市・町間輸送は認める。
5.現行の法令に違反する形での市民および軍・治安部隊による発砲は、法的責任および処罰の対象として禁止する。

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ジャズィーラ地区自治局はフェイスブックを通じて、ナウルーズとイード・アル=フィトルを祝して、3月18日以前に犯されたテロ犯罪を除く違反行為、軽犯罪、重犯罪に対して刑罰の全免除を骨子とする恩赦を行うと発表した。

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シャルア暫定大統領、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣、アブー・カスラ国防大臣はシリア革命開始記念日に合わせてXに投稿

アフマド・シャルア暫定大統領は、3月18日のシリア革命開始記念日に合わせて、 Xに以下の通り綴った。

祝福されたシリア革命開始15周年に際し、我々は不正と専制に対して真実の声を上げたシリア人民の犠牲を想起する。殉教者の血、未亡人の涙、避難民の苦しみ、被拘束者の忍耐、行方不明者の犠牲、そして戦闘員の決意によって勝利への道が描かれ、ついに神は歴史的勝利を授け、シリアに諸国の中での地位を回復させた。

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アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣はXに以下の通り綴った。

この時期、我々は偉大なるシリア革命開始の記念日を迎えている。我々はシリア革命を信じ、そのために人生を捧げ、その歩みの中で愛する者たちを失い、その影のもとで決意、真剣さ、そして不断の努力を経験してきた。そしてついに2024年12月、アッラーは明白な勝利をもたらした。
この15周年にあたり、我々は、自由と尊厳を求める彼らの叫びが今なお路地や広場に響き渡っている若者たち、そして囚人、行方不明者、避難民、難民、革命家、そしてジハードに身を投じた者たち――名が知られた者も知られぬ者も――を想起せずにはいられない。
そして、これらすべての人々に対して我々が捧げる最大の感謝は、人民が夢見たシリアを築き、その基盤を強固にし、すべてのシリア人にとって安全で安定し、繁栄し、公正な国家とすることである。それは彼らのために、そして彼らのためにこそ実現されるべきものである。

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ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣はXに以下の通り綴った。

シリア革命開始15周年に際し、我々は自由への道を血で刻んだ我々の人民と殉教者の犠牲に深い敬意をもって立ち止まる。また、シリア・アラブ軍の英雄たちに敬意を表し、殉教者への忠誠、そして我々の人民に対する責任を新たにし、シリアとその人民を守る責務を全うし続けることを誓う。

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SANAは、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市、ダルアー県のダルアー市ダルアー・バラド地区、ハマー県のハマー市アースィー広場、サラミーヤ市、ラッカ県のラッカ市、イドリブ県のイドリブ市、アレッポ県のアレッポ市、ダマスカス郊外県のザバダーニー市、ヒムス県のヒムス市でシリア革命開始15周年の記念行事や集会が行われたと伝えた。

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ダルアー県、ハマー県でイスラエル軍の迎撃でイラン製と見られる無人航空機が墜落

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエルの防空システムが県北部のジャースィム市南部地区の上空でイラン製の無人航空機を迎撃、複数の住宅の窓が破損した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍ヘリコプター2機が、ナワー市上空を飛行していたイラン製と見られる複数の無人航空機を追跡し、重機関銃で攻撃、これを撃墜した。

また、イスラエル軍の別のヘリコプターが、タスィール町上空を飛行していたイラン製と見られる無人航空機を撃墜した。

さらに、シリア人権監視団によると、県北部のザムリーン村の平原にイラン製とみられる無人航空機が墜落した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、イラン製の無人航空機が県南部のズール・スース村の農地に墜落した。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会のガザール師はは米国議会に宛てたビデオ声明でアラウィー派の惨状を訴える

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会はフェイスブックを通じて、議長であるガザール・ガザール師による米国議会に宛てたビデオ声明を配信した。

声明の内容は以下の通り。

日付:2026年3月18日
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。
すべての預言者、すなわち全世界への慈悲として遣わされたアッラーの使徒たちに祝福と平安あれ。
尊敬する議会の皆様、ご列席の皆様、平安とアッラーの慈悲と祝福があなた方にありますように。
私は本日、シリアのアラウィー派が直面している深刻な人道的苦しみの声を携えて、皆様に語りかけたい。人々は恐怖と安全の欠如のもとで苦しんでおり、実効支配を行う当局のもとで、重大な人権侵害が行われている。それはあらゆる人道的・法的価値を踏みにじるものであり、民族浄化の最も極端な様相を示している。
家族全体が包囲され、民間人は飢餓にさらされ、女性の誘拐と隷属化が行われ、子どもが殺害され、若者や高齢者が拘束されている。さらに、何千人もの拘束者がその運命を知られることなく強制的に失踪させられている。また、特定の集団が不当に集団的レッテルを貼られ、それが標的化を正当化するために用いられている。
この苦難はすでに1年以上続いており、アラウィー派は依然として深刻な不安と不安定の状態に置かれている。この悲劇は昨年の3月7日に頂点に達し、非武装の民間人に対する重大な侵害を示す映像や記録が存在している。それにもかかわらず、顕著なメディアの沈黙と痛ましい国際的無関心が続いており、まるで被害者の叫びが世界の良心に届いていないかのようである。
ここで我々は明確に強調する。シリア沿岸のラタキアおよびタルトゥース、ならびにヒムスやハマーの一部地域においてアラウィー派を標的とした主体は、キリスト教徒に対する攻撃を行った主体と同一であり、さらにドゥルーズ派の同胞や北・東シリアのクルド人に対する攻撃にも関与している。
我々はこの場から、議会の皆様、そして良心ある人々、世界の意思決定者に対し、特にアラウィー派、そして広くすべての社会集団が受けている不正と抑圧に対して、倫理的・人道的責任を果たすよう呼びかける。そして、この悲劇を終わらせるための現実的かつ緊急の措置を講じることを求める。
我々はまた、シリア危機を根本的に解決し、2025年11月25日および12月28日に平和的デモにおいて掲げられた正当な要求に応える政治的解決の実施を求める。これらの要求は多くの構成要素から広範な支持を得たが、現実支配当局によって暴力的に弾圧され、逮捕と迫害によって沈黙させられた。
我々は、シリアが法の支配と制度に基づく国家となること、合意に基づく憲法のもとで正義と平等を保障する国家となること、そしてすべての構成要素の真の参加を実現する連邦的枠組みに基づく政治的分権体制を採用することを求める。これにより、国家は持続的安定への道に進むことができる。
さらに、何千人もの行方不明の拘束者の即時釈放、強制失踪者の運命の解明、我々の地域およびすべての構成要素の地域の保護の保障、そしてこれらの地域に武力で存在を押し付けているすべての過激派・テロ組織の排除の必要性を強調する。
また我々は、宗教国家ではなく、市民国家を求めていることを強調する。すなわち、宗教と政治の分離に基づき、宗教的・文化的多様性を尊重し、すべての市民の権利を平等に保障する国家である。
最後に、アラウィー派の人々は平和、愛、寛容の価値を信じる人々であることを強調する。我々の信条は、信徒の長イマーム・アリーの言葉――「人は二種類に分かれる。宗教における兄弟か、あるいは創造における同類である」――に表れている。また、預言者イーサー(イエス)の言葉――「平和をつくる者は幸いである」――にも依拠している。
この理念に基づき、我々は自己決定の権利を支持し、我々に対する不正の除去に努め、我々の正当な人道的訴えを支援するすべての人々に手を差し伸べる。それはあらゆる形態の過激主義、暴力、政治的イスラームから離れたものである。
平安とアッラーの慈悲と祝福があなた方にありますように。

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国防省はSNSにシリア軍の公式アカウントを開設したと発表

国防省はテレグラムを通じて、シリア・アラブ軍が以下のSNS上に公式プラットフォーム(アカウントz)を開設したと発表した。

テレグラム:https://t.me/SyrArArmy
フェイスブック:https://www.facebook.com/SyrArArmy/
インスタグラム:https://www.instagram.com/syrararmy
X(旧Twitter):https://x.com/syrararmy
ユーチューブ:https://youtube.com/@syrararmy
ワッツアップ:https://whatsapp.com/channel/0029Vb7cDcSHLHQffsbxiY2U

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外務在外居住者省はパキスタンとアフガニスタンの停戦を歓迎

外務在外居住者省はフェイスブックを通じて声明を発表し、イード・アル=フィトルの到来に合わせてパキスタンとアフガニスタン(ターリバーン政権)の間で停戦が発表されたことに歓迎の意を示すとともに、停戦合意に向けたカタール、サウジアラビア、トルコの役割を高く評価した。

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ダルアー県、ダマスカス県でスワイダー県出身者が拘束、ヒムス県ではシーア派、アラウィー派が殺害される

ダルアー県では、シリア人権監視団スワイダー24によると、県の内務治安局がスワイダー県に隣接するサマード村の農地にいたスワイダー県ズィービーン町出身の若者3名を拘束した。

拘束の理由は不明。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、県の内務治安局が両替業に従事するクルド系の男性2人を拘束した(拘束場所は不明)。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、スワイダー県出身の市民がパスポート取得のためダマスカスの移民旅券管理局に向ったまま消息が途絶えた。

総合情報機関によって拘束されたと見られる。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クサイル市南のディヤービーヤ村で40代のシーア派住民が正体不明の武装グループの銃撃を受け死亡した。

また、シリア人権監視団によると、何者かに頭を撃たれて死亡したアラウィー派の若者の遺体がヒムス国立病院に収容された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ヌッブル市およびザフラー町出身のシーア派の若者らが、レバノンから帰国した際、国境通行所で内務治安局により拘束・拷問を受けた。

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