ラタキア県では、SANA(7月27日付)によると、25日に猛暑と乾燥によって発生した森林火災の消火活動が続けられ、ダイル・ハンナー村・ジャウラト・マー村間で消火活動に参加していた民間防衛隊(ホワイト・ヘルメットではなく、正規の救命組織)の隊員1人が死亡、2人が負傷した。
消火活動に参加する民間防衛隊のラタキア県支部のジャラール・ダーウード代表はSANAに対して、消火活動における最大の障害は、消防隊や消火活動にあたる住民を砲撃、無人航空機(ドローン)などで標的とする「テロ組織」だとしたうえで、その存在が火災への対応の遅れにつながっていると批判した。
一方、ハマー県でもミスヤーフ市西のアーシク・ウマル村一帯の農地で火災が発生し、消防隊が消火活動にあたった。
消火活動にはシリア軍のヘリコプターも参加した。
AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023などをもとに作成。
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