イラク・イスラーム抵抗は午後1時31分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/114)を出し、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。
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これに関して、サブリナ・シン米国防総省副報道官は記者会見で、イランが支援する民兵(「イランの民兵」)がアイン・アサド米軍基地を短距離弾頭ミサイルで攻撃し、複数人が軽傷を負ったとしたうえで、この攻撃の直後にAC-130対地専用攻撃機が、攻撃に関与した車輌1輌と戦闘員多数に対して自衛爆撃を実施し、一部を殺害したと発表した。
シン副報道官はまた、10月17日以降、イラクの米軍基地に対して32回、シリアの米軍基地に対して34回、合計で66回の攻撃が確認されており、62人が負傷していると付言した。
負傷者数には21日の攻撃での負傷者は含まれていないという。
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米中央軍(CENTCOM)も午後10時12分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、AC-130対地専用攻撃機で爆撃を実施したと発表した。
On 21 Nov. an AC-130 gunship engaged individuals responsible for launching a missile attack on U.S. and Coalition personnel at Al Assad Airbase, Iraq. The gunship maintained visual confirmation of the individuals from the time of the launch to the time of engagement. This strike… pic.twitter.com/KGSeAGi3fk
— U.S. Central Command (@CENTCOM) November 21, 2023
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ロイター通信(11月21日付)が2人の米国高官の話として伝えたところによると、この攻撃で8人が負傷した。
AFP, November 21, 2023、ANHA, November 21, 2023、‘Inab Baladi, November 21, 2023、Reuters, November 21, 2023、SANA, November 21, 2023、SOHR, November 21, 2023などをもとに作成。
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