シリア国民連合は、サウジなどによるイエメン・フーシー派拠点爆撃を支持、シリアへの軍事介入も求める、シリア政府は対話による政治解決を主唱(2015年3月26日)

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、サウジアラビアの主導のもとに開始されたイエメンのフースィー派拠点などへの空爆(「ハズムの嵐」作戦)に関して、「この行動は、イエメンとその国民をイランとフースィー派民兵の占領から守るための…正しい措置」だと発表し、全面支持の意思を示した。

「アラブ諸国および友好国に、イエメン危機だけでなく、シリアのバッシャール・アサド大統領の体制を終わらせ、イランの拡大と占領を食い止めるための行動」を呼びかけた。

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一方シリア外務在外居住者省の公式筋は、SANA(3月26日付)に対して、シリアはイエメンの主権、独立、そして領土と国民の統合を尊重し、イエメンの各当事者に、政治的解決に向けた対話を呼びかける一方、国際社会に対してはイエメン国民の意思を尊重するよう求めている、と述べた。

AFP, March 26, 2015、AP, March 26, 2015、ARA News, March 26, 2015、Champress, March 26, 2015、al-Hayat, March 27, 2015、Iraqi News, March 26, 2015、Kull-na Shuraka’, March 26, 2015、al-Mada Press, March 26, 2015、Naharnet, March 26, 2015、NNA, March 26, 2015、Reuters, March 26, 2015、SANA, March 26, 2015、UPI, March 26, 2015などをもとに作成。

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