シリア軍は領空侵犯したイスラエル軍戦闘機少なくとも1機を撃墜(2018年2月10日)

SANA(2月10日付)は、シリア軍消息筋の話として、シリア領空を侵犯し、シリア軍の拠点に対して爆撃を行ったイスラエル軍戦闘機4機をシリア軍が迎撃し、少なくとも1機を撃墜し、1機に損害を与えたと伝えた。

SANAによると、イスラエル軍戦闘機が領空侵犯したのは10日早朝で、まずはシリア南部(ヒムス県)を侵犯し、シリア軍拠点複数カ所を爆撃、シリア軍はこれに対して迎撃を行い、少なくとも1機を撃墜、1機に損害を与えた。

イスラエル軍はその直後、シリア南部(ダマスカス郊外県)にも侵犯し、爆撃を試みたが、シリア軍防空部隊がこれを撃退したという。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月10日付)によると、2度目の爆撃は、ダマスカス郊外県で行われ、キスワ市西のシリア軍武器庫、ディーマース町、マーニア村、ドゥライジュ村、第90旅団の拠点が標的となったという。

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これに対して、イスラエルの複数のメディアは、占領下パレスチナのガリラヤ地方上空でF-16戦闘機1機がシリア軍の攻撃を受け、墜落し、パイロット2人が負傷したと伝えた。

SANA, February 10, 2018

SANA, February 10, 2018

SANA, February 10, 2018

SANA, February 10, 2018

SANA, February 10, 2018

AFP, February 10, 2018、ANHA, February 10, 2018、AP, February 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 10, 2018、al-Hayat, February 11, 2018、Reuters, February 10, 2018、RT, February 10, 2018、SANA, February 10, 2018、UPI, February 10, 2018などをもとに作成。

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