ラフマーン軍団報道官はシリア政府との停戦合意の内容を公開:戦闘員の退去、ロシア軍憲兵隊の展開などで合意(2018年3月23日)

ダマスカス郊外県東グータ地方南西部で活動を続けるラフマーン軍団のワーイル・アルワーン報道官は報道声明を出し、21日にロシアの仲介で交わされたシリア政府との停戦合意に関して、退去を希望する戦闘員と住民のシリア北部(イドリブ県)への移送が盛り込まれていることを明らかにした。

アルワーン報道官によると、停戦合意は、①3月23日に戦闘を停止する、②シリア席新月社による負傷者、病人の搬送の即時開始、③人道支援物資搬入、④ロシア憲兵隊の監視のもと、退去を希望する戦闘員と民間人のシリア北部への移送を行う、⑤東グータ地方に滞在を希望する住民への免罪、⑥ラフマーン軍団の支配下にあるアルバイン市、ザマルカー町、アイン・タルマー村、ダマスカス県ジャウバル区へのロシア憲兵隊の展開、を骨子とするという。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月23日付)が伝えた。

AFP, March 23, 2018、ANHA, March 23, 2018、AP, March 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 23, 2018、al-Hayat, March 24, 2018、Reuters, March 23, 2018、SANA, March 23, 2018、UPI, March 23, 2018などをもとに作成。

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