米主導の有志連合はシリアとイラクでの爆撃で「意図せず死亡したとされる民間人」は2018年2月末の段階で2,135人、うち死亡が確認されたのは855人と発表(2018年3月28日)

有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)は、2018年2月にシリア、イラク両国領内での航空作戦に伴う民間人犠牲者発生にかかる121件の新たな報告を受け、すでに報告されている485件と併せて調査を行い、84件の調査を完了した。

調査を完了した案件のうち78件は事実と異なり、民間人の犠牲者が出たとされるのは6件のみで、これによる民間人の犠牲者は14人だった。

これにより、2014年8月から2018年2月までに有志連合が実施した空爆2万9,225回によって、意図せず犠牲となったことが確認される民間人の数は855人となった。

なお、有志連合の空爆で意図せず死亡したとされる民間人の数は2,135人となり、うち死亡が確認されたのは224人となった。
http://www.centcom.mil/MEDIA/PRESS-RELEASES/Press-Release-View/Article/1423119/combined-joint-task-force-operation-inherent-resolve-monthly-civilian-casualty/

CENTCOM, March 28, 2018をもとに作成。

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