トルコ大統領補佐官「東グータの事態を再発させないためイドリブ県に監視所を設置している」(2018年4月5日)#シリア #トルコ #ロシア

トルコのイブラヒム・カリン大統領府報道官は、3日にアンカラで行われたロシア・イラン・トルコ首脳会談に関して、記者会見で、シリア国内の戦争を終わらせるために必要な措置を講じることが確認されたと述べる一方、イドリブ県の緊張緩和地帯内にトルコが設置した監視所に関して以下のように述べた。

「トルコ軍部隊は、緊張緩和地帯設置にかかる合意において定められた12カ所のうち、8カ所に監視所を設置した…。あと4カ所残っており、現在第9の監視所を設置する準備を続けている…。我々の基本的な目標は、ヒムス県北部やイドリブ県で(ダマスカス郊外県)東グータ地方で目の当たりにしたような事態の再発をあらゆるかたちで防ぐことにある」。

カリン大統領府報道官はまた、「ロシアは、タッル・リフアト市に(西クルディスタン移行期民政局)人民防衛隊(YPG)はほとんど残っていないと言った…。我々はこの間、このこの情報の真偽を確認してきた…。「オリーブの枝」作戦を継続し、タッル・リフアト市を含むすべての地域からYPGを浄化する」と述べ、タッル・リフアト市介入への意欲を示す一方、「トルコ軍はアフリーン郡に残留する」と強調した。

『イェニ・シャファク』(4月5日付)、『ハヤート』(4月6日付)が伝えた。

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トルコのバクル・ブズダー副首相兼内閣報道官は、トルコのテレビ番組で、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるタッル・リフアト市一帯地域の処遇に関して、「アフリーンと同じようにクルド人民兵を浄化する」と述べた。

ブズダー副首相兼内閣報道官はまた「タッル・リフアト市の後にマンビジュ市やユーフラテス川東岸からテロを浄化する…。しかし、米国の発言に錯綜しているなかで、こうした措置を講じるのには困難が伴う…。トルコは米国と理解し合いたいと考えている…。米国にはトルコと交わした約束を守ってもらいたい」と強調した。

一方、マンビジュ市一帯に部隊を増派したフランスに対しては、「米国と同じ過ち」を繰り返さないよう呼びかけた。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月5日付)、『ハヤート』(4月6日付)が伝えた。

AFP, April 5, 2018、ANHA, April 5, 2018、AP, April 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2018、al-Hayat, April 6, 2018、Reuters, April 5, 2018、SANA, April 5, 2018、UPI, April 5, 2018、Yeni Safak, Apri 5, 2018などをもとに作成。

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