ロシア軍はシリア領空での米軍の行動を妨害、米軍はトマホーク弾道ミサイルを艦載する駆逐艦をシリア沖に派遣(2018年4月10日)

NBC(4月10日付)は、ロシア軍の無人航空機がシリア領空での米軍航空機の行動を妨害している、と伝えた。

同チャンネルが4人の米高官の話として伝えたところによると、複数の米軍航空機が、ダマスカス郊外県東グータ地方での一連の化学兵器攻撃以降、数週間にわたってロシア軍の無人航空機の妨害を受けているという。

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CNN Turk(4月10日付)は、トマホーク弾道ミサイルを60発を艦載する米海軍の駆逐艦ドナルド・クックがキプロスのラルナカ港からシリア方面に向かったと伝えた。

同艦は、タルトゥース県の海岸沖100キロの地点に到着、ロシア軍戦闘機4機がその上空を旋回し警戒にあたったという。

al-Durar al-Shamiya, April 10, 2018

AFP, April 10, 2018、ANHA, April 10, 2018、AP, April 10, 2018、CNN Turk, April 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 10, 2018、al-Hayat, April 11, 2018、MSNBC, April 10, 2018、Reuters, April 10, 2018、SANA, April 10, 2018、UPI, April 10, 2018などをもとに作成。

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