東グータ地方から退去したラフマーン軍団戦闘員3人がロジャヴァに投降(2018年4月17日)

ANHA(4月17日付)は、ダマスカス郊外県東グータ地方を放棄し、トルコの実質占領下のアレッポ県ジャラーブルス市方面への退去を余儀なくされていたラフマーン軍団のメンバー3人が離反し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会に投降した。

ラフマーン軍団の戦闘員は、アル=カーイダ系のシャーム解放機構やシリア解放戦線の支配下にあるイドリブ県に退去したが、ANHAによると、今回離反した3人は、ラフマーン軍団司令官らにより裏切られ、アレッポ県への退去を余儀なくされたメンバーだという。

なお、SANA(4月1日付)は、4月1日にイスラーム軍支配下のドゥーマー市からラフマーン軍団戦闘員とその家族1,000人以上がジャラーブルス市方面に退去したと伝えていた。

ANHA, April 17, 2018

 

AFP, April 17, 2018、ANHA, April 17, 2018、AP, April 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 17, 2018、al-Hayat, April 18, 2018、Reuters, April 17, 2018、SANA, April 17, 2018、UPI, April 17, 2018などをもとに作成。

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