シリア革命反体制国民連立の幹部が相次いで脱会、ムウタスィム旅団も絶縁(2018年4月25日)

ドゥラル・シャーミーヤ(4月25日付)は、シリア革命反体制国民連立の幹部が最近になって相次いで脱会していると伝えた。

脱会を表明したのは、ジョルジュ・サブラー元代表、スハイル・アタースィー氏、ハーリド・ハウジャ元代表ら。

サブラー元代表は、脱会の理由に関して、組織とメンバーの行動が齟齬をきたしたためとし、アタースィー氏は、シリア内戦の政治解決に向けた動きが、アサド政権維持に向けたロシアの路線に沿うようになったためとしている。

また、ハウジャ元代表は、この2人に同調するために脱会を表明した。

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一方、ムウタスィム旅団のムスタファー・スィージャリー政治局長はツイッターのアカウント(https://twitter.com/MustafaSejari/)を通じて、シリア革命反体制国民連立のメンバーが自らの決定を実行する能力を持っていないと非難、その存在を承認することを撤回するとして、絶縁を表明した。

AFP, April 25, 2018、ANHA, April 25, 2018、AP, April 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2018、al-Hayat, April 26, 2018、Reuters, April 25, 2018、SANA, April 25, 2018、UPI, April 25, 2018などをもとに作成。

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