ドゥラル・シャーミーヤ(6月12日付)は、シリア政府が突如、ハーフィズ・アサド前大統領の生地であるラタキア県カルダーハ市の防衛にあたっていた民兵組織の「護衛大隊第313アリーン中隊」の任務を解く決定を下したと伝えた。
第313アリーン中隊は、カルダーハ市出身の退役将兵を中心に構成され、大統領のいとこのラーミー・マフルーフ氏からの資金援助を受け、「アラブの春」がシリアに波及した2011年から同市内での治安活動にあたっていた。
アリーンとはカルダーハ市内の街区の名。
バアス党の幹部の一人だというサミーフ・アドラ氏によると、任務終了決定を受けて、カルダーハ市の住民は、第313アリーン中隊に謝意を示す以下のようなメッセージを送りったという。
「あなた方はカルダーハ市を守った。おかげで、爆弾を積んだ車が市内に入ってくることはないった。あなた方はもっとも優れた戦士です」。
AFP, June 12, 2018、ANHA, June 12, 2018、AP, June 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018、al-Hayat, June 13, 2018、Reuters, June 12, 2018、SANA, June 12, 2018、UPI, June 12, 2018などをもとに作成。
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