クナイトラ県で活動を続けてきた反体制武装集団がシリア政府によって用意された大型バスでイドリブ県に退去(2018年7月20日)

クナイトラ県では、SANA(7月20日付)によると、ロシア軍当事者和解調整センター仲介によるシリア政府と同地で活動を続けてきたシャーム解放機構を除く反体制武装集団の停戦合意を受けて、当局への投降を拒否した戦闘員とその家族の第1陣が、シリア政府によって用意された大型バス55台に分乗して、イドリブ県に退去した。

第1陣で退去したのは、戦闘員数百人とその家族で、ウンム・バーティナ村でバスに分乗し、クナイトラ県を後にした。

シリア人権監視団によると、退去したのは戦闘員とその家族2,800人。

SANA, July 20, 2018

AFP, July 20, 2018、ANHA, July 20, 2018、AP, July 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2018、al-Hayat, July 21, 2018、Reuters, July 20, 2018、SANA, July 20, 2018、UPI, July 20, 2018などをもとに作成。

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