ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから578人、ヨルダンから547人の難民が帰国、避難民298人が帰宅(2018年11月10日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月10日付)を公開し、11月9日に難民1,125人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは578人(うち女性173人、子供295人)、ヨルダンから帰国したのは547人(うち女性164人、子供279人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は33,708人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者23,836人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者9,872人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 262,988人(うち女性78,902人、子供134,022人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,643,618人(うち女性1,993,085人、子供3,321,809人)。

一方、国内避難民298人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは34人(うち女性15人、子供8人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは264人(うち女性78人、子供140人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は165,481人(うち女性50,264人、子供83,418人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,247,843人(うち女性375,262人、子供635,801人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(アレッポ県4件、ラタキア県1件、ハマー県4件)確認し、シリア軍兵士6人が死亡、5人が負傷したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 10, 2018をもとに作成。

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