ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから144人、ヨルダンから512人の難民が帰国、避難民200人が帰宅(2018年12月14日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月14日付)を公開し、12月13日に難民756人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは144人(うち女性43人、子供74人)、ヨルダンから帰国したのは512人(うち女性184人、子供312人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は64,553人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者30,426人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者34,127人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 293,833人(うち女性88,172人、子供149,754人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,664,415人(うち女性1,999,325人、子供3,398,852人)。

一方、国内避難民200人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは24人(うち女性8人、子供10人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは175人(うち女性56人、子供67人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は178,386人(うち女性54,870人、子供88,443人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,260,748人(うち女性379,868人、子供640,826人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を19件(アレッポ県2件、ハマー県4件、イドリブ県7件、ラタキア県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも8件の停戦違反(アレッポ県1件、ハマー県2件、ラタキア県4件、イドリブ県1件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 14, 2018をもとに作成。

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