ダイル・ザウル県南東部のダーイシュ最後の支配地から戦闘員と家族数百人が投降(2019年2月28日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(2月28日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地であるバーグーズ村で籠城を続けてきたダーイシュ戦闘員とその家族数百人が、同地を包囲する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に投降した。

ANHAによると、投降したのはシリア人、イラク人を含むアラブ人、ロシア、トルコ、ウズベキスタン、パキスタンなどの外国出身者で、シリア民主軍が用意した貨物トラックで移送された(移送先は不明)。

一方、シリア民主軍が声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)によって拉致されていたシリア民主軍の戦闘員24人をバーグーズ村で解放することに成功したと発表した。

AFP, February 28, 2019、ANHA, February 28, 2019、AP, February 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2019、al-Hayat, February 28, 2019、Reuters, February 28, 2019、Orient News, February 28, 2019、SANA, February 28, 2019、UPI, February 28, 2019などをもとに作成。

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