シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構は、イドリブ県ハーン・シャイフーン市およびハマー県北部の支配地域を放棄したことを受け初めて声明を出し、反体制派に戦闘継続を呼びかける(2019年8月21日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の軍事部門は声明を出し、イドリブ県ハーン・シャイフーン市およびハマー県北部の支配地域を放棄したことに関して、シリア政府を打倒し、その軍事侵攻を頓挫させるまで、戦闘を続けるよう反体制派諸派に呼びかけた。

声明の主な内容は以下の通り:

「我々は苦難に満ちたこの時、歴史上類を見ない勇敢さと犠牲の瞬間を生きており、マスアブ・ブン・ウマイル、タルハト・ブン・ウバイドッラー、サアド・ブン・アビー・・ワカースといった教友に倣い、彼らの犠牲の精神を手本としている若者たちを目にするに至っている。

我々はこうした偉大な犠牲を目にして、ムジャーヒディーンたちが死力を尽くし、ためらうことなく行っている強靱なジハードが行われていることをアッラーに感謝する。

我々はどれほどの傷を負おうと降伏せずに、自らのジハードを続ける。傷を癒やし、準備を続ける。祝福されたこの地を、最後の血の一滴まで守り続ける。

偉大なムジャーヒディーンたちよ、我々は、激しい空爆と破壊にもかかわらず、この戦いのなかでシャームのくにとそこで暮らす民に対するアッラーの助けがどれほどのものであるかを見てきた。損害は僅かであり、我々が受けた傷の何倍もの傷を敵は味わっている。我々はそれゆえ、持っている武器をさらに強く握りしめ…、絶望せず、勝利を確信せねばならない」。

AFP, August 21, 2019、ANHA, August 21, 2019、AP, August 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2019、Reuters, August 21, 2019、SANA, August 21, 2019、SOHR, August 21, 2019、UPI, August 21, 2019などをもとに作成。

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