シャアバーン大統領府政治報道補佐官「シリア軍はハマー県北部のムーリク市近郊に設置されているトルコ軍の検問所を撤去できる」(2019年8月23日)

ブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官はレバノンのマヤーディーン(8月23日付)のインタビューに応じ、そのなかで、ハマー県北部のムーリク市近郊に設置されているトルコ軍の検問所をシリア軍が撤去するだろうと述べた。

シャアバーン補佐官は「ムーリク市近郊のトルコ軍監視所は包囲されている。シリア軍はこの拠点を撤去し、テロリストを排除することができる」と述べた。

また「トルコは、アスタナ合意に基づいて配置した監視所を、彼ら自身がテロリストと呼んでいる連中に武器を運ぶ拠点に変えてしまった…。シリア国内の一部を占領するための拠点だ…。トルコはアスタナ合意を遵守していない。ヌスラ戦線(シャーム解放機構)に武器をやりとりし、領土を占領し、シリア国民に対して犯罪を行ってきた」と批判した。

AFP, August 24, 2019、ANHA, August 24, 2019、AP, August 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 24, 2019、Qanat al-Mayadin, August 24, 2019、Reuters, August 24, 2019、SANA, August 24, 2019、SOHR, August 24, 2019、UPI, August 24, 2019などをもとに作成。

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