制憲委員会(憲法委員会)におけるシリア政府側のクズバリー団長は外国の干渉を拒否するとともに、テロとの戦い継続への意志を強調(2019年10月30日)

シリア政府代表50人の団長を務めるアフマド・クズバリー氏(人民議会議員、ダマスカス県B部門選出、バアス党、弁護士組合)は、スイスのジュネーブでの制憲委員会(憲法委員会)開会式で演説を行い、自国の未来を決定する権利はシリア国民のみが有するとしたうえで、外国の干渉を拒否、主権、統一、独立、領土保全の原則を強調した。

クズバリー団長は、「シリア国民は9年間過酷な戦争で持ちこたえ、抵抗し、テロに対する偉大なる勝利を記録し続けている」としたうえで、制憲委員会を「シリアの危機解決に向けた政治トラックの入り口の一つ」と位置づけ、その成功が「強い意志と決意、偽りのない誠意と進行、シリアの統一、主権、独立を維持したいという真摯な行動」によってのみもたらされると述べた。

また「我々の対話は、たとえそれが書面というかたちをとっても、それを成功させるには、純粋にシリア人どうしによるものでなければならず、外国の干渉や圧力があってはならない。シリアの所有権、指導のもとに行われ、いかなる前提条件も課されるべきではない」と付言した。

そのうえで「委員会の議論の成果を期待する不屈のシリア国民はテロに対する戦いを続ける」と強調した。

SANA(10月30日付)が伝えた。

AFP, October 30, 2019、ANHA, October 30, 2019、AP, October 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 30, 2019、Reuters, October 30, 2019、SANA, October 30, 2019、SOHR, October 30, 2019、UPI, October 30, 2019などをもとに作成。

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