シリア民主軍のアブディー総司令官は米国とロシアにトルコ占領地への難民帰還を阻止するよう呼びかける(2019年12月11日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/MazloumAbdi/)を通じて、「ロシアと米国は(トルコによって)占領されている地域の人口動態の変更を阻止する責任を果たさねばならない。我々はこの二カ国に義務を果たし、元々暮らしていた住民を帰還させる仕組みを作るよう呼びかける」と綴った。

アブディー総司令官はまた「(ラッカ県の)タッル・アブヤド市と(ハサカ県の)ラアス・アイン市に百万人を移住させる取り組みを始めるとトルコ大統領が発表したことは、非常に危険で、これらの都市に異邦人を入植させようとするものだ」と批判した。

AFP, December 11, 2019、ANHA, December 11, 2019、AP, December 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2019、Reuters, December 11, 2019、SANA, December 11, 2019、SOHR, December 11, 2019、UPI, December 11, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.