シャーム解放機構のジャウラーニー指導者は緊急指令を発し、メンバーにイドリブ県での戦闘継続を呼びかける(2019年12月24日)

シリアのアル=カーイダと目され、イドリブ県を中心とする反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)で活動する反体制武装集団を主導するシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者は、緊急指令を発し、メンバーに回付した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月24日付)が入手した緊急司令のコピーによると、このなかでジャウラーニー指導者は「解放区に対する占領国ロシアの攻撃は熾烈さを増し、我々にはさらなる努力が特に求められている」としたうえで、「汝らの兄弟は、自らの敵に対する攻撃を開始した。アッラー、現世、そして来世を信じる者は、武器を掲げて、ただちに前線で従軍し、自らの直接の司令官(アミール)と連携しよう」と呼びかけた。

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シャーム解放機構のアブー・ハーリド・シャーミー報道官は、トルコ占領下のアレッポ県北東部(いわゆる「ユーフラテスの盾」地域)で活動を続ける反体制武装集団(国民軍)が、イドリブ県でのシリア軍との戦闘への参加が禁じられているとの一部報道に関して、これを強く否定した。

シャーミー報道官は「戦場に赴き、真剣に(戦闘に)参加することを望むすべての者と連携している…。戦うために赴くことが禁止されていると主張する者はいずれも嘘つきだ」と述べた。

イバー・ネット(12月24日付)が伝えた。

AFP, December 24, 2019、ANHA, December 24, 2019、AP, December 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2019、Reuters, December 24, 2019、SANA, December 24, 2019、SOHR, December 24, 2019、UPI, December 24, 2019などをもとに作成。

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