アサド大統領がロシア副外相と会談(2014年12月10日)

ロシアのミハイル・ボクダノフ外務副大臣はシリアを訪問し、アサド大統領と会談した。

シリア訪問に先立ち、ボクダノフ外務副大臣は、レバノンのベイルートで民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表、シリア国家建設潮流のムナー・ガーニム副代表と、トルコのイスタンブールでシリア革命反体制勢力国民連立や武装集団の幹部らと会談していた。

SANA(12月10日付)によると、ボクダノフ外務副大臣は、アサド大統領にヴラジミール・プーチン大統領からのメッセージを口頭で伝え、テロとの戦いを続けるシリア国民へのロシアの支持の姿勢を改めて表明した。

会談に関して、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、「ロシアの友人はさまざまなアイデアを携えており、それについて我々は彼らと協議し、(反体制派との交渉)プロセスによって、シリアの領土保全、内政不干渉という原則に基づき、政治的解決にいたるような成功が保証されることになろう」と述べ、紛争解決に向けたいわゆる「モスクワ1会議」(和解交渉)に前向きな姿勢を示した。

会談には、ワリード・ムアッリム外務在外居住者省、ブサイナ・シャアバーンブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官、ミクダード外務在外居住者副大臣、駐ダマスカス・ロシア大使が同席した。

SANA, December 10, 2014
SANA, December 10, 2014

AFP, December 10, 2014、AP, December 10, 2014、ARA News, December 10, 2014、Champress, December 10, 2014、al-Hayat, December 11, 2014、Kull-na Shuraka’, December 10, 2014、al-Mada Press, December 10, 2014、Naharnet, December 10, 2014、NNA, December 10, 2014、Reuters, December 10, 2014、SANA, December 10, 2014、UPI, December 10, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:WFPが周辺諸国のシリア人避難民への支援を再開(2014年12月9日)

国連の世界食糧計画(WFP)は、資金不足により中止していたレバノン、ヨルダン、トルコ、イラク、エジプトのシリア人避難民に対する食糧支援を再開すると発表した。

食糧支援は2日に中止が発表されていたが、その後、募金キャンペーンによって8,000米ドルが集まり、再開にこぎ着けたという。

ロイター通信(12月9日付)が伝えた。

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欧州連合(EU)のフェデリカ・モゲリーニ外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、トルコに避難しているシリア人への人道支援として1,000万ユーロの追加支援を行うと発表した。

AFP(12月9日付)が伝えた。

AFP, December 9, 2014、AP, December 9, 2014、ARA News, December 9, 2014、Champress, December 9, 2014、al-Hayat, December 10, 2014、Kull-na Shuraka’, December 9, 2014、al-Mada Press, December 9, 2014、Naharnet, December 9, 2014、NNA, December 9, 2014、Reuters, December 9, 2014、SANA, December 9, 2014、UPI, December 9, 2014などをもとに作成。

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イスラエルがシリア領空を侵犯、ダマスカス国際空港周辺を爆撃(2014年12月9日)

8日のイスラエル軍によるシリア領内への越境空爆に関して、シリア人権監視団は、レバノンのヒズブッラーのメンバー3人が死亡したと発表した。

同監視団によると、イスラエル軍は、ヒズブッラーの武器が保管されていた倉庫に対して空爆を行い、ヒズブッラーのメンバーはこの爆発に巻き込まれて死亡したというが、その根拠は示していない。

この武器庫には数日前にミサイルが搬入されていたという。

イスラエル軍による空爆の標的は、そのほとんどが武器庫で、シリア軍第4師団が展開する地域(ディーマース町郊外)のミサイル庫、ダマスカス国際空港の軍関連の倉庫が含まれているという。

AFP, December 9, 2014、AP, December 9, 2014、ARA News, December 9, 2014、Champress, December 9, 2014、al-Hayat, December 10, 2014、Kull-na Shuraka’, December 9, 2014、al-Mada Press, December 9, 2014、Naharnet, December 9, 2014、NNA, December 9, 2014、Reuters, December 9, 2014、SANA, December 9, 2014、‘Ukaz, December 9, 2014、UPI, December 9, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウルでシリア軍、米国など有志連合がダーイシュを爆撃(2014年12月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区のダーイシュ(イスラーム国)拠点などを空爆する一方、米国など有志連合もブーカマール市、シューラー村を複数回にわたってダーイシュの車輌などを空爆した。

またダイル・ザウル航空基地周辺での戦闘で、シリア軍兵士8人、ダーイシュ戦闘員11人が死亡した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がスルーク町で、アッラーを無辱した罪で斬首された。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市とアブドゥルアズィーズ山の間に位置する一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市のスーク・フール地区、文化センター一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

また米国など有志連合は同市南西部のダーイシュ拠点に対して空爆を行った。

AFP, December 9, 2014、AP, December 9, 2014、ARA News, December 9, 2014、Champress, December 9, 2014、al-Hayat, December 10, 2014、Kull-na Shuraka’, December 9, 2014、al-Mada Press, December 9, 2014、Naharnet, December 9, 2014、NNA, December 9, 2014、Reuters, December 9, 2014、SANA, December 9, 2014、UPI, December 9, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:シリア、イラン、イラク外相がテロ組織撲滅に向けた調整対話継続で合意(2014年12月9日)

イランを訪問中のワリード・ムアッリム外務在外居住者省はテヘランで、イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣、イラクのイブラーヒーム・ジャアファリー外務大臣と三者会談を開き、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線などといったテロ組織撲滅に向けた調整対話継続に関する合意を締結した。

SANA, December 9, 2014
SANA, December 9, 2014

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イランを訪問中のワリード・ムアッリム外務在外居住者省は、テヘランでハサン・ロウハーニー大統領と会談し、中東地域におけるテロ問題などについて協議した。

SANA(12月9日付)によると、ロウハーニー大統領は、シリア国民および軍が、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線といったテロ組織に立ち向かうことができるとしたうえで、イランによる支持・支援継続の意思を表明した。

またムアッリム外務在外居住者大臣は、イラン国家安全保障最高評議会のアリー・シャムハーニー事務局長とも会談し、ダーイシュ対策などについて協議した。

SANA, December 9, 2014
SANA, December 9, 2014

AFP, December 9, 2014、AP, December 9, 2014、ARA News, December 9, 2014、Champress, December 9, 2014、al-Hayat, December 10, 2014、Kull-na Shuraka’, December 9, 2014、al-Mada Press, December 9, 2014、Naharnet, December 9, 2014、NNA, December 9, 2014、Reuters, December 9, 2014、SANA, December 9, 2014、UPI, December 9, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:デミストゥラ共同特別代表がガズィアンテップを訪問(2014年12月8日)

トルコを訪問中のスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表はガジアンテップ市を訪問し、シリア革命反体制勢力国民連立アフマド・トゥウマ暫定内閣首班のほか、反体制武装集団の指導者23人と会談した。

『ハヤート』(12月9日付)が伝えた。

AFP, December 8, 2014、AP, December 8, 2014、ARA News, December 8, 2014、Champress, December 8, 2014、al-Hayat, December 9, 2014、Kull-na Shuraka’, December 8, 2014、al-Mada Press, December 8, 2014、Naharnet, December 8, 2014、NNA, December 8, 2014、Reuters, December 8, 2014、SANA, December 8, 2014、UPI, December 8, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダーイシュが元ヌスラ戦線メンバー60人を逮捕(2014年12月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーカマール市でダーイシュ(イスラーム国)が、シャームの民のヌスラ戦線元メンバー約60人を逮捕、連行した。

元メンバー60人はダーイシュに忠誠を誓っており、逮捕の理由は不明だという。

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同じく、ダイル・ザウル県では、マサール・プレス(12月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル航空基地、ジャフラ村で、爆弾を積んだ車2台で自爆攻撃を置き尾内、シリア軍が空港入口付近の拠点複数カ所から撤退した。

この戦闘で、シリア軍兵士14人が死亡、8人が捕捉されたという。

これに対し、シリア軍は同空港周辺、ジャフラ村に対して空爆・砲撃を行った。

なおマサール・プレスによると、ダーイシュはシリア軍との戦闘の末、ダイル・ザウル市工業地区の複数カ所も制圧したという。

一方、自由シリア軍自由の暁旅団広報局長のアーミル・ハサン氏はARA News(12月8日付)に対して、ユーフラテスの火山合同作戦司令室が7日、ダーイシュの司令官の一人でアブ・ウマル・シーシャーニー氏の側近とされるジュンドッラー・シーシャーニーなる人物を殺害したことを明らかにした。

ARA News, December 8, 2014
ARA News, December 8, 2014

他方、champress(12月8日付)によると、シャーラー村、ダイル・ザウル市旧空港地区、フワイジャト・マリーイーヤ地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イスラム国(ダーイシュ)がマーリア市に対して砲撃を加えた。

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イラク人権省は、ダーイシュ(イスラーム国)がサラーフッディーン県の石油精製設備を解体し、シリアのラッカ県に移設しようとしている、と発表した。

クッルナー・シュラカー(12月8日付)が伝えた。

AFP, December 8, 2014、AP, December 8, 2014、ARA News, December 8, 2014、Champress, December 8, 2014、al-Hayat, December 9, 2014、Kull-na Shuraka’, December 8, 2014、al-Mada Press, December 8, 2014、Masar Press Agency, December 8, 2014、Naharnet, December 8, 2014、NNA, December 8, 2014、Reuters, December 8, 2014、SANA, December 8, 2014、UPI, December 8, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:ムアッリム外相がイラン国会議長と会談し、イスラエルの爆撃を非難(2014年12月8日)

イランを訪問中のワリード・ムアッリム外務在外居住者省はテヘランでアリー・ラリージャーニー国会議長と会談し、二国関係、シリア情勢などについて協議した。

会談後の記者会見で、両名は、7日のイスラエル軍によるシリア空爆に関して「過激派の士気を高揚させることを狙っている」と非難した。

ムアッリム外務在外居住者大臣はそのうえで「シリアは引き続き抵抗を続ける。テロへの勝利以外我々の選択肢はない」と強調した。

またラリージャーニー国会議長は「重要なのは、シリア人が自らの国を防衛することだ」としたうえで、イランがシリア国民を支持し続けると表明した。

シャームプレス(12月8日付)が伝えた。

AFP, December 8, 2014、AP, December 8, 2014、ARA News, December 8, 2014、Champress, December 8, 2014、al-Hayat, December 9, 2014、Kull-na Shuraka’, December 8, 2014、al-Mada Press, December 8, 2014、Naharnet, December 8, 2014、NNA, December 8, 2014、Reuters, December 8, 2014、SANA, December 8, 2014、UPI, December 8, 2014などをもとに作成。

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イスラエルがシリア領空を侵犯、ダマスカス国際空港周辺を爆撃(2014年12月8日)

7日のイスラエル軍機によるシリア空爆に関して、イスラエルのユバール・シュタイニッツ情報大臣は、国営ラジオで「我々には確固たる防衛政策があり、それはテロ組織に高度な兵器が渡るのを阻止することを目的としている」と述べた。

しかしシュタイニッツ情報大臣は、イスラエルが空爆を行ったか否かについては明言しなかった。

これに関連して、イスラエルの複数メディアは、イスラエルによる空爆が、レバノンのヒズブッラーに供与されようとしていた「高度な兵器」を狙ったものだと伝えた。

一方、シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ議長は声明を出し、イスラエルによる空爆を非難する一方、「領空侵犯を許した責任はアサド政権にある」と批判した。

『ハヤート』(12月9日付)などが伝えた。

AFP, December 8, 2014、AP, December 8, 2014、ARA News, December 8, 2014、Champress, December 8, 2014、al-Hayat, December 9, 2014、Kull-na Shuraka’, December 8, 2014、al-Mada Press, December 8, 2014、Naharnet, December 8, 2014、NNA, December 8, 2014、Reuters, December 8, 2014、SANA, December 8, 2014、UPI, December 8, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:デミストゥラ共同特別代表、ロシア副外相、トルコ入り(2014年12月7日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は、シリアの反体制勢力の指導者らと会談するため、トルコに入った。

共同特別代表付報道官がAFP(12月7日付)に語ったところによると、デミストゥラ氏は近くガズィアンテップ市を訪問し、反体制武装集団の指導者らと会談する予定。

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ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣はトルコのイスタンブールを訪問し、シリア革命反体制勢力国民連立の幹部らと会談した。

AFP, December 7, 2014、AP, December 7, 2014、ARA News, December 7, 2014、Champress, December 7, 2014、al-Hayat, December 8, 2014、Kull-na Shuraka’, December 7, 2014、al-Mada Press, December 7, 2014、Naharnet, December 7, 2014、NNA, December 7, 2014、Reuters, December 7, 2014、SANA, December 7, 2014、UPI, December 7, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウル市、アイン・アラブ市で戦闘続く(2014年12月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ドゥラル・シャーミーヤ(12月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ県、イラク各地からダイル・ザウル航空基地一帯に援軍を派遣、ダイル・ザウル市工業地区、ラサーファ地区などでシリア軍と交戦し、シリア軍も空爆で対抗した。

シリア人権監視団によると、シリア軍は、ダイル・ザウル航空基地近郊のジャフラ村を空爆、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区などを10回以上にわたって空爆した。

一方、SANA(12月7日付)によると、ダイル・ザウル市労働者住宅地区、旧空港地区、工業地区、フワイジャト・サクル地区、マリーイーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米国など有志連合がアイン・アラブ市南部各所を3回にわたって空爆、また市内各所で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

 

一方、クッルナー・シュラカー(12月8日付)によると、ダーイシュはジャラーブルス市で、男性1人をイスラーム国に対して戦闘を行った罪で処刑した。

AFP, December 7, 2014、AP, December 7, 2014、ARA News, December 7, 2014、Champress, December 7, 2014、al-Durar al-Shamiya, December 7, 2014、al-Hayat, December 8, 2014、Kull-na Shuraka’, December 7, 2014、December 8, 2014、al-Mada Press, December 7, 2014、Naharnet, December 7, 2014、NNA, December 7, 2014、Reuters, December 7, 2014、SANA, December 7, 2014、UPI, December 7, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:ムアッリム外相、イラン訪問(2014年12月7日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者省がイランを訪問し、テヘランでモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣と会談した。

AFP, December 7, 2014、AP, December 7, 2014、ARA News, December 7, 2014、Champress, December 7, 2014、al-Hayat, December 8, 2014、Kull-na Shuraka’, December 7, 2014、al-Mada Press, December 7, 2014、Naharnet, December 7, 2014、NNA, December 7, 2014、Reuters, December 7, 2014、SANA, December 7, 2014、UPI, December 7, 2014などをもとに作成。

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イスラエルがシリア領空を侵犯、ダマスカス国際空港周辺を爆撃(2014年12月7日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、7日午後、イスラエル軍戦闘機が、シリア領空を侵犯、ダマスカス郊外県ディーマース町、対レバノン国境地帯、ダマスカス国際空港周辺に対して空爆を行ったと発表した。

この空爆で、一部の施設が被害を受けたが、この空爆による人的被害はなかった、という。

総司令部はまた、イスラエル軍による空爆が「西側諸国および地域諸国とともにシリアのテロを支援し、シャームの民のヌスラ戦線やダーイシュ(イスラーム国)といった組織の士気を高揚しようとしている」と批判した。

SANA(12月7日付)が伝えた。

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これに関して、シリア人権監視団は、イスラエル軍と思われる戦闘機が2度にわたって空爆を行い、ダマスカス国際空港の輸出入品を保管する倉庫とディーマース町周辺のシリア軍拠点複数カ所が標的となった、と発表した。

同監視団によると、国際空港内の倉庫に武器が収納されていたかどうかは不明だという。

AFP, December 7, 2014、AP, December 7, 2014、ARA News, December 7, 2014、Champress, December 7, 2014、al-Hayat, December 8, 2014、Kull-na Shuraka’, December 7, 2014、al-Mada Press, December 7, 2014、Naharnet, December 7, 2014、NNA, December 7, 2014、Reuters, December 7, 2014、SANA, December 7, 2014、UPI, December 7, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:ロシア副外相がシリア国家建設潮流副代表とベイルートで会談(2014年12月6日)

ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣は訪問先のレバノンの首都ベイルートで、シリア国家建設潮流の副代表を務めるムナー・ガーニム女史と会談した。

『ハヤート』(12月8日付)が伝えた。

AFP, December 7, 2014、AP, December 7, 2014、ARA News, December 7, 2014、Champress, December 7, 2014、al-Hayat, December 8, 2014、Kull-na Shuraka’, December 7, 2014、al-Mada Press, December 7, 2014、Naharnet, December 7, 2014、NNA, December 7, 2014、Reuters, December 7, 2014、SANA, December 7, 2014、UPI, December 7, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:シリア軍がダイル・ザウル軍事飛行場に侵攻するダーイシュを撃退(2014年12月6日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル航空基地への突入を試みたが、シリア軍の反撃を受け、後退を余儀なくされ、ダイル・ザウル市を見下ろすことができる丘陵地帯からも撤退した。

ダーイシュは基地突入に際して、正面玄関で自爆攻撃を行い、基地内の軍拠点を砲撃、基地南部のミサイル大隊基地を一時制圧したが、シリア軍の空爆などを受け、撤退したという。

シリア軍はまた、ダイル・ザウル市のジスル・スィヤーサ地区、ハミーディーヤ地区、フワイジャト・サクル地区、旧空港地区のダーイシュに対して空爆を行い、旧空港地区では住民2人が死亡した。

3日に本格化したダーイシュのダイル・ザウル航空基地襲撃により、ダーイシュ戦闘員121人、軍兵士51人が死亡しているという。

なお、シリア人権監視団は、シリア軍がダイル・ザウル航空基地へのダーイシュの進軍を食い止めるため、塩素ガスを使用したと発表した。

一方、駐シリア米大使館はツイッターで、米国など有志連合がダイル・ザウル市近郊のダーイシュ拠点を複数回にわたって空爆し、車輌3輌、教練キャンプを破壊したとつぶやいた。

他方、SANA(12月6日付)によると、シリア軍は、ダイル・ザウル航空基地への突入を試みたダーイシュ(イスラーム国)を撃退、ダイル・ザウル市労働者住宅地区、フワイジャト・サクル地区、労働者住宅地区に面する高地、フワイジャト・マリーイーヤ地区、フワイジャト・サクル地区、工業地区、シャイフ・ヤースィーン地区で、ダーイシュを追撃、複数の戦闘員を殺傷、装備、拠点を破壊した。

Kull-na Shuraka', December 6, 2014
Kull-na Shuraka’, December 6, 2014

 

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がアイン・アラブ市ブーターン地区(ムシュタ・ヌール高地)のダーイシュ(イスラーム国)拠点複数カ所を攻撃し、ダーイシュ戦闘員17人を殲滅した。

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ヒムス県では、SANA(12月6日付)によると、ズワイバ村、スルターニーヤ村、西サラーム村、アブー・アラーヤー村、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 6, 2014、AP, December 6, 2014、ARA News, December 6, 2014、Champress, December 6, 2014、al-Hayat, December 7, 2014、Kull-na Shuraka’, December 6, 2014、al-Mada Press, December 6, 2014、Naharnet, December 6, 2014、NNA, December 6, 2014、Reuters, December 6, 2014、SANA, December 6, 2014、UPI, December 6, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダーイシュがダイル・ザウル軍事飛行場包囲(2014年12月5日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区とダイル・ザウル航空基地を結ぶ街道沿いに位置するジャフラ村を襲撃し、シリア軍、国防隊と交戦、同飛行場の外壁に到達し、その包囲を完了した。

ダーイシュは2日前からダイル・ザウル航空基地への攻勢を強め、これまでにシリア軍側兵士30人以上を殺害、ダーイシュ側にも27人の死者が出ている。

またARA News(12月5日付)によると、ダーイシュはジャフラ村で拘束したシリア軍兵士19人を処刑した。

一方、米国など有志連合はブーカマール市郊外でダーイシュの車輌や石油精製機器を空爆し、ダーイシュ戦闘員15人が死亡した。

これに対して、SANA(12月5日付)は、マリーイーヤ村、ジャフラ村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ダイル・ザウル航空基地に駐留するシリア軍部隊がこれを支援したと報じた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市に対して迫撃砲35発を打ち込み、同市各所で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦した。

これに対して、人民防衛隊、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員は同市政府郊外のダーイシュ拠点などを空爆、また米国など有志連合も同市南部前線のダーイシュ拠点を2度にわたって空爆した。

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ヒムス県では、SANA(12月5日付)によると、タドムル市郊外のヒール油田、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 5, 2014、AP, December 5, 2014、ARA News, December 5, 2014、Champress, December 5, 2014、al-Hayat, December 6, 2014、Kull-na Shuraka’, December 5, 2014、al-Mada Press, December 5, 2014、Naharnet, December 5, 2014、NNA, December 5, 2014、Reuters, December 5, 2014、SANA, December 5, 2014、UPI, December 5, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き:「穏健な反体制派」への軍事教練は早くて2月以降(2014年12月5日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ議長はデンマーク外相との会談後、米国などによる「穏健な反体制派」への軍事教練に関して、来年2月までに開始される見込みはないと述べたうえで、そのことにより、反体制運動に必要な支援が受けられないと危機感を露わにした。

ロイター通信(12月5日付)が伝えた。

AFP, December 5, 2014、AP, December 5, 2014、ARA News, December 5, 2014、Champress, December 5, 2014、al-Hayat, December 6, 2014、Kull-na Shuraka’, December 5, 2014、al-Mada Press, December 5, 2014、Naharnet, December 5, 2014、NNA, December 5, 2014、Reuters, December 5, 2014、SANA, December 5, 2014、UPI, December 5, 2014などをもとに作成。

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アサド大統領インタビュー(2014年12月4日)

『パリ・マッチ』(12月4日付)は、アサド大統領との特別単独インタビューの全文を掲載した(http://www.parismatch.com/Actu/International/Le-president-syrien-Bachar-el-Assad-recoit-Paris-Match-661934)。

インタビューは同誌のレジス・ル・ソミエール副編集長がダマスカスで11月末に行ったもの。

Paris Match, December 4, 2014
Paris Match, December 4, 2014

インタビューでのアサド大統領の主な発言は以下の通り:

「(危機が発生した2011年3月)当初から、軍と警察に殉職者が出ていた。つまり我々は当初からテロに立ち向かってきた。もちろんデモもあった。しかしその数は大きくはなかったし、こうした状況下ではテロリストから国民を防衛する以外の選択肢はない」。

「テロリストが武器で攻撃してきたら、どうやって自分を、さらには国民を守るのか。対話でか。軍は相手が武器を使用していたら、武器を使用する。シリアにおいて、我々が民間人を攻撃することを目的としているなどということはあり得ない。民間人を空爆する理由などない。もし我々が今日まで、民間人、すなわち国民を殺してきたと言うのだとしても、同時にテロリストと戦っているのだ。我々は我々に敵対し、テロリストを支援する国、すなわちアラブ湾岸諸国、トルコ、西欧諸国と戦っているのだ。どうして我々が4年間も持ちこたえることができたのか。我々が国民を守ってこなければ、我々は持ちこたえることができなかった。つまり、我々が民間人を空爆しているというのは論理的な物言いではない」。

「我々は今諸外国と戦っている。悪党と戦っているだけでなはない。数十億ドルがこうした悪党につぎ込まれている。彼らは、トルコをはじめとするさまざまな国から武器を得ている」。

「船長は生きるか死ぬかを考えているのではない。船を救うことを考えている。そういうことを考えているのだ。もし船が沈めば、皆が死ぬ。もっと言うのなら、我々は国を救いたい。しかし、重要なことを確認しておきたい。それは私が大統領にとどまることが私にとっての目標ではないということだ。これは危機の前、危機のさなか、そして危機が終わってもだ。しかし我々シリア人は、シリアが西側の操り人強のような国になることを受け入れることはない。これは我々にとってもっとも重要な目標であり原則だと明言する」。

「(シリア政府が反体制派を分断するためにイスラーム過激派を支援しているという)言葉がもし正しいのなら、我々がダーイシュ(イスラーム国)を支援していることになる。つまり我々がこの組織に、我々を攻撃し、航空基地を砲撃し、数百という軍人を殺し、都市や村を占領するよう求めていることになる。こうした主張のどこに論拠があるのか。こうした主張の背後で我々は何を理解できるか。反体制派の分断や弱体化…を我々は必要としていない。西側自身が現在、反体制派は「架空の反体制派」と言っているではないか。バラク・オバマ米大統領自身がそう言っている…。真相は、ダーイシュが2006年にイラクで作られ、イラクを占領したのは、シリアでなく、米国で、アブー・バクル・バグダーディーがシリアではなく、米国の刑務所に収監されていたということだ。誰がダーイシュを作ったのか。シリアなのか米国なのか」。

「テロとはイデオロギーだ。組織でもなければ枠組みでもない。テロは国境を越える。20年前から、テロは我々の地域、とくにサウジアラビアなどの湾岸諸国から輸出されてきた。今テロは、欧州、とりわけフランスから輸出されている。シリアにやって来る欧州出身のテロリストのなかでもっとも多いのはフランス人だ」。

「(米国など有志連合のシリア空爆において)直接の調整はなされていない。しかし、我々は米国、有志連合が何を行っていようと、あらゆる場所でテロとの戦いを行う」。

「テロを空から殲滅することはできない。空爆は、地域の地理事情に通じた地上部隊がなく、それと連携しないのであれば、地上において何らの成果も得られない。有志連合の空爆が2ヶ月以上経っても、地上で実質的な成果を得ていないのはそのためだ。有志連合の空爆が我々に資するという主張も正しくない。この空爆が真剣で効果的なものだったら、我々が得をすると言えよう。しかし、地上でダーイシュと戦っているのは我々で、そこでは何の変化も感じとれない。とりわけ、トルコは依然としてダーイシュを直接支援している」。

「(化学兵器使用問題をめぐる欧米諸国の嫌疑に関して)塩素はシリアのどこの家にでもある。誰もが塩素を持っている。どんな組織でもそれを利用できる。しかし我々はそれを使用していない。なぜなら、我々は塩素よりも効果的な伝統的兵器を持っているからだ。我々にはそれを使用する必要などない…。だからこうした嫌疑に我々は驚いた。しかし米国は、シリアの危機に関していつから正しいことを言ってきたというのか」。

なおアラビア語全文はSANA(http://www.sana.sy/%d8%a7%d9%84%d8%b1%d8%a6%d9%8a%d8%b3-%d8%a7%d9%84%d8%a3%d8%b3%d8%af-%d9%84%d9%85%d8%ac%d9%84%d8%a9-%d8%a8%d8%a7%d8%b1%d9%8a-%d9%85%d8%a7%d8%aa%d8%b4-%d8%a7%d9%84%d9%81%d8%b1%d9%86%d8%b3%d9%8a%d8%a9.html)に、全文英訳は『パリ・マッチ』12月5日付(http://www.parismatch.com/Actu/International/Our-Interview-with-Syrian-President-Bashar-al-Assad-661984)に掲載されている。

Paris Match, December 4, 2014、December 5, 2014、SANA, December 4, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:デミストゥラ共同特別代表が仏外相、反体制活動家、露外相らと相次いで会談(2014年12月4日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は3日晩と4日、パリでフランスのローラン・ファビウス外務大臣およびフランス大統領府高官、シリア革命反体制勢力国民連立のバスマ・カドマーニー女史、ミシェル・キールー氏らと個別に会談した。

デミストゥラ共同特別代表はまた4日、スイスのバーゼルに移動し、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談、その後再びパリに戻った。

『ハヤート』(12月5日付)によると、パリでの会談では、デミストゥラ共同特別代表が提案するアレッポ市での戦闘中止に関して意見が交わされ、同共同特別代表からは、戦闘中止と停戦の定義の違いなどの説明があった。

これに対して、ファビウス外務大臣らは、戦闘停止がアサド政権に資さないかたちでなされるべきだとの意見表明があったという。

AFP, December 4, 2014、AP, December 4, 2014、ARA News, December 4, 2014、Champress, December 4, 2014、al-Hayat, December 5, 2014、Kull-na Shuraka’, December 4, 2014、al-Mada Press, December 4, 2014、Naharnet, December 4, 2014、NNA, December 4, 2014、Reuters, December 4, 2014、SANA, December 4, 2014、UPI, December 4, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:シリア領方面よりイスラエルの無人飛行機が飛来(2014年12月4日)

レバノンの声(12月4日付)は、レバノン軍第二砲兵大隊が、シリアのダマスカス郊外県ザバダーニー地方方面から飛来したイスラエルの無人戦闘機を、ベカーア県ザフラ郡のリヤーク飛行場上空で撃墜したと報じた。

またNNA(12月4日付)によると、軍事情報局のパトロール部隊が、リヤーク地方で反体制武装集団の司令官AM氏を含むシリア人3人を、また対シリア国境のマシュルーウ・カーア地方でもシリア人1人を武器密輸容疑で逮捕した。

AFP, December 4, 2014、AP, December 4, 2014、ARA News, December 4, 2014、Champress, December 4, 2014、al-Hayat, December 5, 2014、Kull-na Shuraka’, December 4, 2014、al-Mada Press, December 4, 2014、Naharnet, December 4, 2014、NNA, December 4, 2014、Reuters, December 4, 2014、SANA, December 4, 2014、UPI, December 4, 2014、Voice of Lebanon, December 4, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダーイシュがダイル・ザウル軍事飛行場に進軍2014年12月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル航空基地周辺の廃墟となったビルに対して、爆弾を積んだ車を突撃させて爆破し、シリア軍兵士および国防隊隊員19人が死亡した。

ARA News(12月4日付)によると、この戦闘で、ダーイシュは、ダイル・ザウル航空基地周辺のシリア軍拠点複数カ所を制圧した。

またクッルナー・シュラカー(12月4日付)によると、ダーイシュはダイル・ザウル航空基地外壁に面するマリーイーヤ村、ジャフラ村で捕捉したシリア軍士官を斬首した。

これに対して、シリア軍は同飛行場周辺、フジャイワト・サクル地区などを空爆・砲撃、またダーイシュとフジャイワト・サクル地区、マリーイーヤ村で交戦し、ダーイシュ戦闘員7人を殺害した。

戦闘はこのほか、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区でも発生した。

一方、SANA(12月4日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、マリーイーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市・タッル・タムル町間の街道で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、アジア系戦闘員1人が死亡した。

またARA News(12月4日付)によると、ハサカ市郊外のアブドゥルアズィーズ山一帯などをシリア軍が砲撃する一方、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市ブーターン地区・アーザーディー広場戦線、同市南部で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ダーイシュ戦闘員10人、人民防衛隊隊員1人が死亡した。

両者の戦闘はまた、ハール市場地区、市庁舎一帯、治安厳戒地区などでも発生した。

一方、米国など有志連合は、アイン・アラブ市一帯に対して10回にわたって空爆を行った。

AFP, December 4, 2014、AP, December 4, 2014、ARA News, December 4, 2014、Champress, December 4, 2014、al-Hayat, December 5, 2014、Kull-na Shuraka’, December 4, 2014、al-Mada Press, December 4, 2014、Naharnet, December 4, 2014、NNA, December 4, 2014、Reuters, December 4, 2014、SANA, December 4, 2014、UPI, December 4, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き:民主的変革諸勢力国民調整委員会が安全保障地帯設置を拒否(2014年12月4日)

民主的変革諸勢力国民調整委員会は執行部会合を開き、トルコ、フランス両政府が設置を求めている緩衝地帯、安全地帯を拒否する一方、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表によるアレッポ戦闘中止イニシアチブに歓迎の意を示す声明を出した。

AFP, December 4, 2014、AP, December 4, 2014、ARA News, December 4, 2014、Champress, December 4, 2014、al-Hayat, December 5, 2014、Kull-na Shuraka’, December 4, 2014、al-Mada Press, December 4, 2014、Naharnet, December 4, 2014、NNA, December 4, 2014、Reuters, December 4, 2014、SANA, December 4, 2014、UPI, December 4, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:米国など有志連合約60カ国が外相級会議(2014年12月3日)

イラクとシリアでダーイシュ(イスラーム国)掃討をめざす米国など有志連合59カ国、3組織が初の外相級会議を開催した。

会議はNATO(ブリュッセル)本部で開催され、米、EU諸国、アラブ湾岸諸国、トルコ、日本、韓国などが参加、イラクはハイダル・アバーディー首相が出席したが、シリアからの出席者はなかった。

議長を務めたジョン・ケリー米国務長官は、ダーイシュ掃討に関して「難題が残っている」ことを認め、作戦が「数年におよび得る」と指摘した。

会議では、欧米諸国などからシリア、イラクに戦闘員が潜入するルートを遮断し、ダーイシュによる原油密売など資金源を経つことで合意した。

また紛争による雛民支援、ネットなどを通じたダーイシュの宣伝に対応するための情報戦を展開することも決めた。

AFP, December 3, 2014、AP, December 3, 2014、ARA News, December 3, 2014、Champress, December 3, 2014、al-Hayat, December 4, 2014、Kull-na Shuraka’, December 3, 2014、al-Mada Press, December 3, 2014、Naharnet, December 3, 2014、NNA, December 3, 2014、Reuters, December 3, 2014、SANA, December 3, 2014、UPI, December 3, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:デミストゥラ共同特別代表、アレッポでの戦闘中止の必要を強調(2014年12月3日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表はパリでのUNESCOのシンポジウムで「アレッポ市はもっとも被害が深刻だが、希望向けた実験室になり得る…。戦闘中止を試みるため同市に努力を集中させるべきだ」と述べた。

AFP(12月3日付)が伝えた。

AFP, December 3, 2014、AP, December 3, 2014、ARA News, December 3, 2014、Champress, December 3, 2014、al-Hayat, December 4, 2014、Kull-na Shuraka’, December 3, 2014、al-Mada Press, December 3, 2014、Naharnet, December 3, 2014、NNA, December 3, 2014、Reuters, December 3, 2014、SANA, December 3, 2014、UPI, December 3, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:レバノン治安当局は拘束した情勢がダーイシュ指導者の妻だとあくまで主張(2014年12月3日)

アナトリア通信(12月3日付)は、レバノンの司法筋の話として、2日にレバノン国内で拘束された女性が、DNA鑑定の結果、ダーイシュ(イスラーム国)のカリフを名乗るアブー・バクル・バグダーディー氏のイラク人妻のサジャー・ハミード・ドゥライミー氏であることが改めて確認されたと報じた。

『ナハール』(12月3日付)も、この女性がバグダーディー氏のイラク人妻であることを示す複数の証拠品を当局が押収したと報じた。

しかし、イラク内務省のサアド・マアン報道官は、AP(12月3日付)に対して、レバノンで拘束された女性がバグダーディー氏の妻ではないと述べた。

マアン報道官によると、サジャー氏はシリアを経由してレバノンに渡航したことが確認されているが、レバノン当局に拘束されたのは、サジャー氏ではなく、ウマル・アブドゥルハミード・ドゥライミー氏(イラクでテロ容疑で指名手配中)のきょうだいだという。

またマアン報道官によると、バグダーディー氏には2人の妻がいることが確認されているが、いずれもサジャーという名ではないという。

Naharnet, December 3, 2014
Naharnet, December 3, 2014

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レバノン軍によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外で、軍部隊を狙ったと思われる爆弾攻撃があり、兵士1人が死亡した。

AFP, December 3, 2014、Anadolu Ajansı, December 3, 2014、AP, December 3, 2014、ARA News, December 3, 2014、Champress, December 3, 2014、al-Hayat, December 4, 2014、Kull-na Shuraka’, December 3, 2014、al-Mada Press, December 3, 2014、al-Nahar, December 3, 2014、Naharnet, December 3, 2014、NNA, December 3, 2014、Reuters, December 3, 2014、SANA, December 3, 2014、UPI, December 3, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダーイシュがダイル・ザウルで戦車を使って自爆攻撃(2014年12月3日)

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(12月3日付)が、ダーイシュ(イスラーム国)消息筋の話として、アブー・フザイファ・リービーを名乗るダーイシュ戦闘員が、ダイル・ザウル市ラサーファ地区のシリア軍拠点に対して爆弾を積んだ戦車で自爆攻撃を行い、多数の兵士を殺害したと報じ、その写真を公開した。

Kull-na Shuraka', December 3, 2014
Kull-na Shuraka’, December 3, 2014

しかし、SANA(12月3日付)は、シリア軍がこの車輌を破壊したと報じた。

また、SANAによると、シリア軍はダイル・ザウル市工業地区、シャイフ・ヤースィーン地区、フジャイジャト・サクル地区、マリーイーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル県ラサーファ地区、工業地区、労働者住宅地区で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、ダーイシュ・ハイル州のアミールが負傷、メンバー3人が死亡した。

シリア軍側も複数が死傷した。

戦闘は同市ラサーファ地区でのダーイシュによる自爆攻撃を受けたもので、戦闘激化を受け、ダーイシュ・ハイル州の宗教警察(ヒスバ)は、市内に外出禁止令を発令、商店などに対して営業を行わないよう要請した。

また、同監視団の活動家によると、ダーイシュはダイル・ザウル市上空に偵察機を旋回させ、警戒態勢を敷いているという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市の東ブーターン地区で、ダーイシュ(イスラーム国)が爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行う一方、カーニー・アルバーン地区などで、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦した。

また人民防衛隊は、ハール市場地区での戦闘で、ダーイシュ戦闘員8人を殲滅、またダーイシュのタジク人戦闘員を拘束、武器弾薬を押収したという。

このほか人民防衛隊は、マミータ村に至る街道でダーイシュを襲撃し、戦闘員2人を殺害した。

一方、米国など有志連合はアイン・アラブ市一帯のダーイシュ拠点を空爆した。

AFP, December 3, 2014、AP, December 3, 2014、ARA News, December 3, 2014、Champress, December 3, 2014、al-Hayat, December 4, 2014、Kull-na Shuraka’, December 3, 2014、al-Mada Press, December 3, 2014、Naharnet, December 3, 2014、NNA, December 3, 2014、Reuters, December 3, 2014、SANA, December 3, 2014、UPI, December 3, 2014などをもとに作成。

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アサド大統領インタビュー:「シリアが西側の操り人形のような国になることは受け入れない」(2014年12月3日)

アサド大統領はフランスの『パリ・マッチ』誌のインタビューに応じ、米国など有志連合によるシリア空爆に関して、「地域の地理的状況を熟知していない地上軍が投入されなければ、空爆によるテロ根絶は不可能で、現場で成果を達成することもできない…。だから有志連合は2ヶ月以上経っても、真の成果を得ていない」と述べた。

アサド大統領はまた、「有志連合の空爆が我々に資するとの物言いは正しくない…。この空爆が真剣で実質的なものなら、我々が得するのは確かだと言いたい…。しかし、我々は現場でダーイシュ(イスラーム国)との戦いを行っているが、何らの変化も感じとっていない。とりわけ、トルコは依然としてダーイシュを直接支援している」と述べた。

さらに「船長は生か死かということを考えるのではなく…、船を救うことを考えるものだ…。船が沈んだら、みな死んでしまうからだ…。我々に置き換えて言うなら、我々は国を救おうとしている。しかし、重要なことを確認しておきたい。それは、私が大統領にとどまることが私にとっての目標ではないということだ。これは危機が発生する前においても、危機のさなかにおいても、そして危機が終わってもである。しかし我々シリア人は、シリアが西側の操り人形のような国になることは受け入れない。このことが我々にとってもっとも重要な目標であり原則だということを明言したい」と強調した。

同インタビューは12月4日付の『パリ・マッチ』で公刊予定。

SANA, December 3, 2014
SANA, December 3, 2014

 

AFP, December 3, 2014、AP, December 3, 2014、ARA News, December 3, 2014、Champress, December 3, 2014、al-Hayat, December 4, 2014、Kull-na Shuraka’, December 3, 2014、al-Mada Press, December 3, 2014、Naharnet, December 3, 2014、NNA, December 3, 2014、Reuters, December 3, 2014、SANA, December 3, 2014、UPI, December 3, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:イランがイラクでのダーイシュ爆撃に参加か?(2014年12月2日追記)

米国防総省のジョン・カービー報道官はAFP(12月2日付)に対し、イランのF4ファントム戦闘機が最近の数日間にイラク東部でダーイシュ(イスラーム国)に対して「空爆を行ったことを示す証拠がある」と主張した。

ジャズィーラ・チャンネルが、イラン空軍のF4戦闘機に似た航空機が、イラク東部のディヤラ県で目標に攻撃を加えているとする映像を放映していた。

カービー報道官はこれに先だって、「軍事行動についてイランと調整することはないという米国の方針は変わっていない」としたうえで、複数の国による軍用機の飛行の監督・調整を行っているのは米軍ではなく、イラク政府だ、と記者会見で話していた。

AFP, December 3, 2014をもとに作成。

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諸外国の動き:米ホワイトハウス報道官、飛行禁止空域設置を改めて否定(2014年12月2日)

米ホワイトハウスのジョシュ・アーネスト報道官は、記者団に対し「トルコと一連の選択肢について検討」を行っているとしつつ、対シリア国境における安全地帯の設置については「現段階において、飛行禁止空域をここに設置することは適切だとは考えていない」と述べた。

『ハヤート』(12月3日付)などが伝えた。

AFP, December 2, 2014、AP, December 2, 2014、ARA News, December 2, 2014、Champress, December 2, 2014、al-Hayat, December 3, 2014、Kull-na Shuraka’, December 2, 2014、al-Mada Press, December 2, 2014、Naharnet, December 2, 2014、NNA, December 2, 2014、Reuters, December 2, 2014、SANA, December 2, 2014、UPI, December 2, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:カーグ国連事務次官補がシリア政府に化学兵器関連文書の開示を求める(2014年12月2日)

ロイター通信(12月2日付)によると、化学兵器禁止機関・国連合同派遣団特別調整官のスィグリッド・カーグ国連事務次長補は、シリアでの化学兵器廃棄プロセスに関して、同国政府が化学兵器関連文書への自由なアクセスを認め、同国における化学兵器が完全に廃棄されたことを国際社会に示すべきだと述べた。

AFP, December 2, 2014、AP, December 2, 2014、ARA News, December 2, 2014、Champress, December 2, 2014、al-Hayat, December 3, 2014、Kull-na Shuraka’, December 2, 2014、al-Mada Press, December 2, 2014、Naharnet, December 2, 2014、NNA, December 2, 2014、Reuters, December 2, 2014、SANA, December 2, 2014、UPI, December 2, 2014などをもとに作成。

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