レバノンの動き:ダーイシュ指導者のバグダーディー氏の妻の一人を治安当局が拘束(2014年12月2日)

『サフィール』(12月2日付)は、レバノン軍事情報局が、ダーイシュ(イスラーム国)のカリフを名乗るアブー・バクル・バグダーディー氏の妻の一人であるシリア人女性とその息子(1人)、ベカーア県バアルベック郡アルサール村でのレバノン軍兵士らの拘束に関与しているとされるシャームの民のヌスラ戦線幹部の家族を拘束したと発表した、と報じた。

軍事情報局によるとバグダーディー氏の妻らの拘束は外国の諜報機関との連携のもと、彼らがシリア領内からベカーア県バアルベック郡アルサール地方に潜入した直後に行われ、拘束時に妻らは、偽造IDを所持していたという。

しかし拘束されたのがイラク人妻のサジャー・ハミード・ドゥライミー氏とその娘で、拘束場所も北部県バトルーン郡のマドフーン検問所だとの報道・情報もあり、それによると、サジャー氏は、北部県ディンニーヤ郡、ベカーア県バアルベック郡アルサール村、シュトゥーラ市(ザフレ郡)などを往来・潜伏していたという。

一方、NNA(12月2日付)によると、バグダーディー氏の妻とともに拘束されたヌスラ戦線幹部の家族は、アナス・シャルカス氏(アブー・アリー・シャルカスィー)の妻とその兄弟のラカン氏で、北部県ズガルタ郡ヒーラーン村で拘束されたという。

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レバノン軍によると、ベカーア県バアルベック郡ラアス・バアルベック市郊外で、「テロ集団」がレバノン軍部隊を要撃、兵士6人が死亡した。

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ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、レバノン訪問中のイラクのヌーリー・マーリキー副大統領(前首相)と会談し、ダーイシュ(イスラーム国)などへの対応について協議した。

ヒズブッラーが出した声明によると、会談では、「宗派対立やタクフィール主義運動に対抗するための協力」の重要性が確認された。

ナハールネット(12月2日付)などが伝えた。

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内務治安軍総局は声明を出し、同局が11月9日にベカーア県バアルベック郡ワーディー・フマイド検問所で拘束した「自由シリア軍」カラムーン地区司令官兼軍事評議会議長のアブドゥッラー・リファーイー氏に関して、その身柄がシャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)が今年8月にアルサール村で拉致したレバノン軍人質らの釈放のための交渉の行方次第だと発表した。

AFP, December 2, 2014、AP, December 2, 2014、ARA News, December 2, 2014、Champress, December 2, 2014、al-Hayat, December 3, 2014、Kull-na Shuraka’, December 2, 2014、al-Mada Press, December 2, 2014、Naharnet, December 2, 2014、NNA, December 2, 2014、Reuters, December 2, 2014、al-Safir, December 2, 2014、SANA, December 2, 2014、UPI, December 2, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダーイシュのチェチェン人戦闘員がアイン・アラブで反撃(2014年12月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、主にチェチェン人によって構成されるダーイシュ(イスラーム国)部隊が深夜から早朝にかけて、アレッポ市とを結ぶ街道(兵站路)を寸断しようと、アイン・アラブ市の文化センター、自由広場の前線に対して、三方向から攻撃を行い、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦した。

ダーイシュはまた、同市内の中心部の治安厳戒地区に再展開し、ハール市場地区奪還をめざして同地区を攻撃し、人民防衛隊と交戦したほか、同市南部の西ブーターン地区、北部のムシュタ・ヌール高地でも戦闘があった。

この戦闘で、チェチェン人司令官1人を含むダーイシュ戦闘員21人が死亡、人民防衛隊隊員も3人死亡した。

一方、米国など有志連合は、アイン・アラブ市のダーイシュ拠点などに対して空爆を行った。

ARA News(12月3日付)によると、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員の増援部隊150人がトルコ国境をアイン・アラブ市に到着した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が深夜から早朝にかけて、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、工業地区、フジャイワト・サクル地区、ムーハサン市を空爆、また工業地区、フジャイワト・サクル地区などでダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員3人が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所周辺でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、SANA(12月2日付)によると、ハタムー村、ハッターブ村、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 2, 2014、AP, December 2, 2014、ARA News, December 2, 2014、December 3, 2014、Champress, December 2, 2014、al-Hayat, December 3, 2014、Kull-na Shuraka’, December 2, 2014、al-Mada Press, December 2, 2014、Naharnet, December 2, 2014、NNA, December 2, 2014、Reuters, December 2, 2014、SANA, December 2, 2014、UPI, December 2, 2014などをもとに作成。

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人権団体発表:紛争での死者総数20万に(2014年12月2日)

反体制人権団体のシリア人権監視団は、シリア紛争での犠牲者総数が20万人を越えたと発表した。

同監視団によると、2011年3月半ば以降の紛争での犠牲者総数は推計で20万2,354人で、そのうち身元が確認できたのは8万人強。

犠牲者の内訳は以下の通り。

民間人9万7,910人(うち子供1万377人、女性6,603人)

シリア人反体制派戦闘員(ジハード主義者を含む)3万7,324人
シリア軍離反兵2,486人
外国人反体制派戦闘員2万2,624人(ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、ジュヌード・シャーム、ジュンド・アクサー、ジュンド・シャーム機構、ハドラー大隊)

シリア軍兵士4万4,237人
国防隊、人民諸委員会、バアス大隊、シリア民族社会党民兵、アレキサンドレッタ地方解放人民戦線隊員、親政権諜報提供者、「シャッビーハ」2万8,974人

ヒズブッラー戦闘員624人
シーア派戦闘員(イラン人、イラク人、アフガン人など)2,388人

身元不明者3,111人。

なお、この推計には、失踪者2万人以上、シリア軍・治安機関による逮捕者数千人、反体制武装集団に拘束されたシリア軍兵士捕虜約7,000人、ダーイシュやヌスラ戦線などが拘束する戦闘員約2,000人および民間人約4,000人、ダーイシュ、ヌスラ戦線の戦闘員、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の隊員の捕虜約1,500人などは含まれない。

AFP, December 2, 2014、AP, December 2, 2014、ARA News, December 2, 2014、Champress, December 2, 2014、al-Hayat, December 3, 2014、Kull-na Shuraka’, December 2, 2014、al-Mada Press, December 2, 2014、Naharnet, December 2, 2014、NNA, December 2, 2014、Reuters, December 2, 2014、SANA, December 2, 2014、UPI, December 2, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き:米軍がカタールで教練したムジャーヒディーン軍がダーイシュとアレッポで戦闘?(2014年12月2日)

ロイター通信(12月2日付)は、アブドゥルアズィーズを名乗るムジャーヒディーン軍の司令官の話として、米国の教練を受けた戦闘員がアレッポ市北部での最近の戦闘で、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員15人以上を殺害した、と報じた。

アブドゥルアズィーズ氏(32歳、姓は明かさず、在ガジアンテップ)によると、ムジャーヒディーン軍が50人の戦闘員をカタールでの米CIAによる秘密軍事教練に参加させ、彼らがダーイシュとの戦闘で参加を収めたのだという。

軍事教練は約10ヶ月間行われ、米国製の対戦車ミサイルの使用方法などが教授される一方、過激派の傾向がないかを調査する面談を受け、ダーイシュとの戦闘は10月に1日間続いたのだという。

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クッルナー・シュラカー(12月2日付)によると、ダマスカス郊外県カラムーン地方一帯で活動するシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍、東部獅子、軍事評議会が共同声明を出し、「東部カラムーン統一司令部」として統合すると発表した。

AFP, December 2, 2014、AP, December 2, 2014、ARA News, December 2, 2014、Champress, December 2, 2014、al-Hayat, December 3, 2014、Kull-na Shuraka’, December 2, 2014、al-Mada Press, December 2, 2014、Naharnet, December 2, 2014、NNA, December 2, 2014、Reuters, December 2, 2014、SANA, December 2, 2014、UPI, December 2, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:米・トルコがトルコ領内の空軍基地の使用、反体制派保護のための安全保障地帯設置で合意間近か?(2014年12月1日)

『ウォール・ストリート・ジャーナル』(12月1日付)は、米・トルコ両国の複数の高官の話として、両国が、ダーイシュ(イスラーム国)掃討のためのトルコ領内の空軍基地の使用、対シリア国境地帯における反体制派と避難民保護のための安全地帯設置について合意しようとしている、と報じた。

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ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がトルコを訪問し、アンカラでレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談、二国間関係やシリア情勢などについて協議した。

シリア情勢に関して、エルドアン大統領は「シリア問題に関してロシアとの見解の相違がある」としつつ、「我々はシリア危機を人道的側面から見なければならない。アサドは国民を殺した。我々はダーイシュ(イスラーム国)やテロとの戦いに専念している。しかしアサドこそがシリア人の苦悩の主因だ。彼の体制が存続したままでの解決はない」と述べた。

一方、プーチン大統領は「アサド大統領は…(大統領)選挙で勝利し…シリア人からの支持を得ている…。シリアでの行動は、テロ抑止と流血停止に集中しなければならない…。我々はトルコとダーイシュ撲滅の必要で合意している」と述べた。

『ハヤート』(12月2日付)などが伝えた。

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国連の世界食糧計画(WFP)は、資金不足により、レバノン、ヨルダン、トルコ、イラク、エジプトのシリア人避難民に対する食糧支援を中止した、と発表した。

AFP, December 1, 2014、AP, December 1, 2014、ARA News, December 1, 2014、Champress, December 1, 2014、al-Hayat, December 2, 2014、Kull-na Shuraka’, December 1, 2014、al-Mada Press, December 1, 2014、Naharnet, December 1, 2014、NNA, December 1, 2014、Reuters, December 1, 2014、SANA, December 1, 2014、UPI, December 1, 2014、The Wall Street Journal, December 1, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:アイン・アラブなどで戦闘続く(2014年12月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が深夜から未明にかけて、ダーイシュ(イスラーム国)が潜伏するアイン・アラブ市ハール市場地区を攻撃、また市庁舎近くのハンサー学校地区に潜入しようとしたダーイシュと交戦した。

さらに人民防衛隊はアイン・アラブ市南部前線、南西部前線でもダーイシュと交戦し、ダーイシュ戦闘員6人を殺害した。

これに対し、ダーイシュもアイン・アラブ市各所を10回にわたって砲撃した。

一方、米国など有志連合は、アイン・アラブ市およびその郊外のダーイシュ拠点などに対して3回にわたって空爆を行った。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(12月1日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、同市郊外の丘陵地帯などにあるダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆、ダイル・ザウル航空基地周辺で交戦した。

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ヒムス県では、SANA(12月1日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されているウカイリバート町一帯に対して空爆を行った。

一方、SANA(12月1日付)によると、サルバ村、ウカイリバート町で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍によると、米国など有志連合は、11月28日から12月1日にかけてシリアとイラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して27回にわたり空爆を行った。

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米国防総省の報道部長は、ダーイシュ(イスラーム国)掃討のための空爆を行っている米空軍のF-16戦闘機1機が墜落し、パイロット1人が死亡する事故が発生したことを明らかにした。

事故は非戦闘中(離陸時)に発生、イラク、シリア領外に墜落したという。

AFP, December 1, 2014、AP, December 1, 2014、ARA News, December 1, 2014、December 2, 2014、Champress, December 1, 2014、al-Hayat, December 2, 2014、Kull-na Shuraka’, December 1, 2014、al-Mada Press, December 1, 2014、Naharnet, December 1, 2014、NNA, December 1, 2014、Reuters, December 1, 2014、SANA, December 1, 2014、UPI, December 1, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:今度は米軍がシリア軍に代わってラッカを爆撃(2014年11月30日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、25日から28日のシリア軍による空爆に続いて、米国など有志連合が、ダーイシュ(イスラーム国)によって制圧されているラッカ市北部第17師団基地などに30回にわたって空爆を行った。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米国など有志連合による空爆や西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊との戦闘で、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員50人以上が死亡した。

また同監視団やクルド地元筋によると、トルコ領内からミュルシトプナル国境通行所を経由してダーイシュ戦闘員(自爆犯2人ら)が潜入したが、人民防衛隊などからなる合同部隊が撃退、戦闘員らはトルコ領内に撤退した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所周辺でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(11月30日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺、ジャズル・ガス採掘所周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市郊外のダイル・ザウル航空基地周辺、ハトラ村をシリア軍が空爆し、子供2人、女性2人を含む7人が死亡、また同市の住民1人がシリア軍の拘置所で拷問を受け死亡した。

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ハサカ県では、SANA(11月30日付)によると、ハサカ市西部郊外のタッル・バールード、同市南部および南西部郊外のカラーマ地区、マブトゥーフ地区、スィッディーク地区、ハマーイル地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、ARA News(11月30日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハサカ市西方のラフラフ村を制圧した。

AFP, November 30, 2014、AP, November 30, 2014、ARA News, November 30, 2014、Champress, November 30, 2014、al-Hayat, December 1, 2014、Kull-na Shuraka’, November 30, 2014、al-Mada Press, November 30, 2014、Naharnet, November 30, 2014、NNA, November 30, 2014、Reuters, November 30, 2014、SANA, November 30, 2014、UPI, November 30, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:ダマスカスで「テロ撲滅国際会議」(2014年11月30日)

ダマスカス県中心部のダーマールーズ・ホテル(旧メリディアン)で「テロ撲滅国際会議」が開催され、25カ国の政治家、宗教関係者らが出席した。

会議に出席したワーイル・ハルキー首相は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が、国連安保理決議第2170号、第2178号などに従うとともに、主権尊重の原則を尊重して任務にあたる必要があるとしたうえで、同代表の活動がテロとの戦いに向けた国際社会の努力として遂行されることを支持すると述べた。

SANA(11月30日付)が伝えた。

SANA, November 30, 2014
SANA, November 30, 2014

AFP, November 30, 2014、AP, November 30, 2014、ARA News, November 30, 2014、Champress, November 30, 2014、al-Hayat, December 1, 2014、Kull-na Shuraka’, November 30, 2014、al-Mada Press, November 30, 2014、Naharnet, November 30, 2014、NNA, November 30, 2014、Reuters, November 30, 2014、SANA, November 30, 2014、UPI, November 30, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダーイシュがトルコからアイン・アラブに潜入し自爆テロ(2014年11月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市のトルコ国境に位置する国境通行所(ミュルシトプナル国境通行所)に対して自爆攻撃を敢行、その直後、同地一帯をダーイシュが攻撃し、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が交戦した。

ダーイシュが国境通行所を自爆攻撃するのはこれが初めてだという。

この自爆攻撃に関して、西クルディスタン人民議会報道官は『ハヤート』(11月30日付)に対し、大量の爆発物を積んだ自爆犯の車が、トルコ領ミュルシトプナル国境通行所を経由してシリア領内に入ったことを明らかにする一方、トルコ領からダーイシュが潜入し、人民防衛隊を背後から攻撃したと述べ、近くその画像を公開すると述べた。

また人民防衛隊も声明を出し、自爆犯がトルコ領のミュルシトプナル国境通行所を経由して侵入し、自爆を行ったと発表した。

しかし、トルコ軍参謀本部は、自爆犯がトルコ領内から潜入したとの主張を否定した。

またアイン・アラブ市中心街および南部、北部などでも両者は交戦し、ダーイシュは市内南部でも2回にわたって自爆攻撃を行ったという。

この戦闘で自爆攻撃を行った4人を含むダーイシュ戦闘員21人、人民防衛隊隊員9人が死亡したという。

なおユーチューブでは、トルコ領内からダーイシュ戦闘員がシリア領内に潜入する様子を撮影したとされる映像(https://www.youtube.com/watch?v=l-9Q-pL9YfU)がアップされた。

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ハサカ県では、SANA(11月29日付)によると、シャッダーディー市、ハサカ市南西部郊外(カラーマ地区、マブトゥーフ地区、ウンム・キバル地区、スィッディーク地区)で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ARA News(11月29日付、30日付)によると、シリア軍がハサカ市西部郊外、アリーシャ町のダーイシュ(イスラーム国)拠点をシリア軍が空爆・砲撃した。

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ヒムス県では、SANA(11月29日付)によると、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 29, 2014、AP, November 29, 2014、ARA News, November 29, 2014、November 30, 2014、Champress, November 29, 2014、al-Hayat, November 30, 2014、Kull-na Shuraka’, November 29, 2014、al-Mada Press, November 29, 2014、Naharnet, November 29, 2014、NNA, November 29, 2014、Reuters, November 29, 2014、SANA, November 29, 2014、UPI, November 29, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き:トルコで新たな反体制武装組織「シリア革命指導評議会」発足(2014年11月29日)

トルコのガズィアンテップ市で、トルコ在住のジハード主義武装集団と「穏健な反体制派」が中心となって、新たな反体制武装組織「シリア革命指導評議会」を結成した。

シリア革命指導評議会は、シリア国内で活動する武装集団の統合を目的とし、6,000人の戦闘員からなる合同部隊の編成作業から開始するという。

シリア革命指導評議会には、イスラーム軍、シャームの鷹旅団、ハズム軍、シャーム軍団、シリア革命家戦線、ムジャーヒディーン軍、ヌールッディーン・ザンキー運動、革命の盾委員会、第13師団、第101師団、シリア解放戦線、フルサーン・ハック、ハック旅団、ガーブの鷹、ハック戦闘戦線、アンサール旅団、シリア殉教者大隊旅団連合などが参加しているという。

複数の活動家によると、ガズィアンテップ市で開催されたシリア革命指導評議会の結成会合では、総会メンバー219人のなかから総司令部メンバー73人が選出された。

総司令部メンバーは、執行部17人、北部地区代表19人、中部地区代表12人、海岸地区代表8人、ダマスカスおよび同郊外地区代表15人、南部地区代表13人、東部地区代表7人を含むという。

また総会は、カイス・シャイフ氏をシリア革命指導評議会の議長に、アフマド・ラーギブ氏を副議長に、ナージー・ナハール氏を書記長に、ムハンマド・アッルーシュ氏を政治委員会委員長に、ムハンマド・ハーッジ・アリー少佐を軍事委員会委員長に、ラーミー・ハビーブ氏を民間委員会委員長に選出した。

シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線(ムハージリーン・ワ・アンサール軍(外国人)、シャーム・イスラーム運動、シャームの暁イスラーム運動、ハドラー大隊など)、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー協会、ヤルムーク軍は参加していない。

シャイフ氏はシリア革命反体制勢力国民連立アフマド・トゥウマ暫定内閣の法務大臣候補だったが、今月下旬のイスタンブール市での総会で人事を不服として、連立を脱会していた。

『ハヤート』(11月30日付)、クッルナー・シュラカー(11月29日付)が伝えた。

ARA News, November 30, 2014
ARA News, November 30, 2014

AFP, November 29, 2014、AP, November 29, 2014、ARA News, November 29, 2014、Champress, November 29, 2014、al-Hayat, November 30, 2014、Kull-na Shuraka’, November 29, 2014、al-Mada Press, November 29, 2014、Naharnet, November 29, 2014、NNA, November 29, 2014、Reuters, November 29, 2014、SANA, November 29, 2014、UPI, November 29, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:シリア軍がダイル・ザウル、ラッカでダーイシュを爆撃(2014年11月28日追記)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)によって実効支配されているブー・ウマル村をシリア軍が2度にわたって空爆した。

またダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区でシリア軍とダーイシュが交戦、スィヤーサ橋一帯をシリア軍が空爆した。

このほか、マヤーディーン市ジャラーディク広場で、ダーイシュが、若者1人を姦通罪により石打の刑に処し、殺害した。

一方、SANA(11月28日付)によると、ダイル・ザウル市工業地区、フワイジャト・サクル地区、ブーライル村・スブハ村間で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラッカ市内のバヤーティラ地区、マンスーラ通りなどを4度にわたり空爆し、子供2人が死亡した。

一方、SANA(11月28日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)のアジト複数カ所を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(11月28日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市内の治安警戒地区、ハール市場などの大部分から撤退、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が同地に徐々に進軍を開始した。

また人民防衛隊はアイン・アラブ市郊外のダーイシュの拠点を攻撃する一方、アイン・アラブ市アーザーディー広場一帯で交戦、双方に多数の死傷者が出た。

一方、同監視団によると、ダーイシュは晩に、アイン・アラブ市上空を旋回中のダーイシュの偵察機が、人民防衛隊によって撃墜された。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ブーカマール市郊外のラマーディー村で、ダーイシュ(イスラーム国)のクウェート人アミールが何者かに暗殺された。

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米中央軍によると、米国など有志連合は、イラクとシリアのダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して15回にわたって空爆を行った。

AFP, November 28, 2014、AP, November 28, 2014、ARA News, November 28, 2014、Champress, November 28, 2014、al-Hayat, November 29, 2014、Kull-na Shuraka’, November 28, 2014、November 29, 2014、al-Mada Press, November 28, 2014、Naharnet, November 28, 2014、NNA, November 28, 2014、Reuters, November 28, 2014、SANA, November 28, 2014、UPI, November 28, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:ムアッリム外相「諸外国の干渉こそが政治的解決を阻害し、シリア人に対するテロを増加させている」(2014年11月28日追記)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、RT(11月28日付)のインタビューに応じ、「諸外国の干渉こそが政治的解決を阻害し、シリア人に対するテロを増加させている」と述べた。

また米国が主導する有志連合に代表される外国の介入が続き、またシリア国内でテロが行われ続ける限り、紛争解決の行程について具体的には言及できないとしたうえで、紛争解決にはテロとの戦いを優先事項として議論されるべきだと述べた。

一方、米国など有志連合による空爆でダーイシュ(イスラーム国)を殲滅できるとの考えは幻想に過ぎないと指摘、米国の同盟国であるトルコがテロとの戦いに関する国連安保理決議を遵守せず、テロリストを教練していることがダーイシュ台頭主因だと非難した。

さらに国境地帯に緩衝地帯設置を求めるフランス、トルコ、シリア革命反体制勢力国民連立の主張についても、テロリストのシリアへの潜入に資するものだと批判した。

SANA, November 28, 2014
SANA, November 28, 2014

AFP, November 28, 2014、AP, November 28, 2014、ARA News, November 28, 2014、Champress, November 28, 2014、al-Hayat, November 29, 2014、Kull-na Shuraka’, November 28, 2014、al-Mada Press, November 28, 2014、Naharnet, November 28, 2014、NNA, November 28, 2014、Reuters, November 28, 2014、RT, November 28, 2014、SANA, November 28, 2014、UPI, November 28, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:米国はシリア軍を標的としないと爆撃前にイラクを通じて通達(2014年11月28日)

『ハヤート』(11月28日付)は、信頼できる複数の消息筋の話として、米国など有志連合によるシリア空爆(9月23日付)の直前の9月16日にダマスカスを訪問していたイラクのファーリフ・ファイヤード国家安全保障顧問は、シリア領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点・車輌などへの空爆に際して、シリア軍を標的とすることはないとの米国政府のメッセージを代理で伝えていたと報じた。

al-Hayat, November 28, 2014をもとに作成。

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シリア政府の動き:シリア軍のラッカ爆撃を批判する米国は、世界にテロ犯罪を無視させようとしている(2014年11月28日)

ウムラーン・ズウビー情報大臣は、シリア軍によるラッカ市空爆を非難した米国務省報道官の声明に関して、「ダーイシュ(イスラーム国)が行う拉致、殺戮、暴行、破壊、強盗といった行為を無視し…、シリアに対する嫌疑をもって、世界にテロ犯罪を無視させようとしている…。これはテロ組織に直接利するものだ」と批判した。

SANA(11月28日付)が伝えた。

SANA, November 28, 2014
SANA, November 28, 2014

SANA, November 28, 2014をもとに作成。

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諸外国の動き:米国防省報道官がシリア軍のラッカ市爆撃を批判(2014年11月27日)

ジェニファー・サキ米国務省報道官は、自国が指導している有志連合も頻繁に空爆を行っているラッカ市に対するシリア軍の25日の空爆に関して、「恐怖を感じる」としたうえで、アサド政権の正統性を改めて否定、非難した。

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化学兵器禁止機関のアフメト・ウズムジュ事務局長は、国連安保理に対してシリアでの化学兵器廃棄プロセスの進捗状況を報告した。

この報告で、ウズムジュ事務局長は、シリア領内に残されている化学関連施設が12施設あり、これらは12月から廃棄作業が開始され、2015年6月末に同作業の終了を予定しているという。

『ハヤート』(11月28日付)が伝えた。

AFP, November 27, 2014、AP, November 27, 2014、ARA News, November 27, 2014、Champress, November 27, 2014、al-Hayat, November 28, 2014、Kull-na Shuraka’, November 27, 2014、al-Mada Press, November 27, 2014、Naharnet, November 27, 2014、NNA, November 27, 2014、Reuters, November 27, 2014、SANA, November 27, 2014、UPI, November 27, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:トルコ大統領が対シリア政策をめぐって米国を酷評/NATOに飛行禁止空域設定の意思なし(2014年11月26日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、ジョー・バイデン米副大統領のトルコ訪問に関して「横柄と際限のない要求に私が反対していることを知って欲しい…。1万2,000キロも離れた場所から来て、いったいなぜこの地域への関心を示すのか」と非難した。

エルドアン大統領はまた、米国が「暴君(アサド大統領のこと)が30万人を殺害しているなか、見物人でいることに満足し、アサドの蛮行の前で沈黙してきたのに、今になって、コバネ(アイン・アラブ)の行方をめぐる国際世論をもてあそんでいる」と付言した。

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NATO中央司令部のジョン・ニコルソン司令官は、ロイター通信(11月26日付)に対し、トルコとフランスが求めている対シリア国境での安全保障地域の設置に関して、「現下のコンテキストにおいて我々はそれを検討していない」と述べ、設置の意向はないことを明らかにした。

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『ハヤート』(11月27日付)は、ヨルダン、オーストラリア、ルクセンブルグが、シリアへの人道支援物資の搬入方法を定めた国連安保理決議第2165号の修正案の作成を開始した、と報じた。

この改正案は搬入作業の円滑化を目的としたもので、12月半ばの採択をめざしているという。

AFP, November 26, 2014、AP, November 26, 2014、ARA News, November 26, 2014、Champress, November 26, 2014、al-Hayat, November 27, 2014、Kull-na Shuraka’, November 26, 2014、al-Mada Press, November 26, 2014、Naharnet, November 26, 2014、NNA, November 26, 2014、Reuters, November 26, 2014、SANA, November 26, 2014、UPI, November 26, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:シリア国連代表は、ダーイシュが化学兵器を製造していると安保理に報告(2014年11月26日)

バッシャール・ジャアファリー国連代表大使は、国連安保理議長に「ダーイシュ(イスラーム国)がイラク人化学専門家に、ダイル・ザウル県マヤーディーン市で塩素ガス、マスタード・ガスを製造させ、砂漠地帯に隠している」と報告した。

『ハヤート』(11月27日付)が伝えた。

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ラッカ県では、『ハヤート』(11月27日付)によると、シリア軍の空爆を避けるためハマー県からダーイシュ(イスラーム国)が実効支配する対トルコ国境のタッル・アブヤド市に避難していた青年4人が、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の要撃を受け、ダーイシュのメンバーと疑われて拷問され、死亡した。

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ハサカ県では、ARA News(11月27日付)によると、シリア軍が国防軍の支援のもと、ハサカ市南部郊外各所でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、バーブ・ハイル村、ジャムウ村を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(11月26日付)によると、イスラーム国(ダーイシュ)の宗教警察(ヒスバ)が、ダイル・ザウル市内の病院医師を「喫煙している」との容疑で逮捕した。

AFP, November 26, 2014、AP, November 26, 2014、ARA News, November 26, 2014、November 27, 2014、Champress, November 26, 2014、al-Hayat, November 27, 2014、Kull-na Shuraka’, November 26, 2014、al-Mada Press, November 26, 2014、Naharnet, November 26, 2014、NNA, November 26, 2014、Reuters, November 26, 2014、SANA, November 26, 2014、UPI, November 26, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:ムアッリム外相訪ロ(2014年11月26日)

シリアのワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣がロシアを訪問し、クレムリンでウラジーミル・プーチン大統領と初めて会談した。

ムアッリム外務在外居住者大臣には、ファイサル・ミクダード副大臣、ブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官らが随行した。

SANA, November 26, 2014
SANA, November 26, 2014

会談に先立って、ムアッリム外務在外居住者大臣は、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

外相会談後、ラブロフ外務大臣は「両国はテロが中東の安定にとって主要な脅威であることで意見が一致している…。ロシアは引き続きこの脅威に対抗するためのシリアの能力を強化し続ける」と述べた。

またスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表の「戦闘中止」イニシアチブについては、「シリア政府と、反体制勢力のすべての当事者の対話を再開するための状況を作り出さなければならない」と付言した。

ムアッリム外務在外居住者大臣は「シリア、そしてバッシャール・アサド大統領と(ロシアとの)関係強化、戦略的関係の強化」について話し合ったと述べた。

なおロシア外務省は外相会談に先立って声明を出し、シリア情勢に関して「テロとの戦いへの努力を一つに結集することが目下の火急の任務である」と発表した。

また声明は「主要な当事者たちがシリア政府とテロとの戦いにおいて強調せず、ワシントンが主導する有志連合は成功を収めることはできない」と付言した。

一方、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表による「戦闘停止」イニシアチブについては、「シリア人なしに政治的関係正常化の問題を検討することはできない」との立場を示した。

SANA, November 26, 2014
SANA, November 26, 2014
SANA, November 26, 2014
SANA, November 26, 2014

 

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なお『アフバール』(11月26日付)によると、モスクワ訪問に先立って、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣ら一行は25日、ベイルート郊外のヤルザ市にあるシリア大使館に立ち寄り、レバノンの3月8日勢力の高官と会談した。

ムアッリム外務在外居住者大臣らが会談した高官は、ヒズブッラーのフサイン・ハリール氏、同ムハンマド・ラアド議員、アマル運動のアリー・ハサン・ハリール財務大臣、マラダ潮流のスライマーン・フランジーヤ代表、自由国民潮流のイリヤース・ブー・サアブ教育・高等教育大臣。

AFP, November 26, 2014、al-Akhbar, November 26, 2014、AP, November 26, 2014、ARA News, November 26, 2014、Champress, November 26, 2014、al-Hayat, November 27, 2014、Kull-na Shuraka’, November 26, 2014、al-Mada Press, November 26, 2014、Naharnet, November 26, 2014、NNA, November 26, 2014、Reuters, November 26, 2014、SANA, November 26, 2014、UPI, November 26, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:仏外相がアレッポ救済、安全保障地帯設置を要求(2014年11月25日)

フランスのローラン・ファビウス外務大臣は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表の「戦闘凍結」イニシアチブに関して、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(11月25日付)に対して、「我々はデミストゥラ共同特別代表と、一方でアレッポ救済、他方で安全保障地域の設置に向けて活動している」と述べた。

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クッルナー・シュラカー(11月26日付)によると、フランスのヴェルナール・クシュネル元外務大臣がハサカ県カーミシュリー市を突如訪問し、西クルディスタン移行期民政局ジャズィーラ地区のサーリフ・カッドゥー渉外関係委員長(外務大臣)ら高官(民主統一党)、民主連合運動(TEV DEM)と会談した。

AFP, November 25, 2014、AP, November 25, 2014、ARA News, November 25, 2014、Novembver 26, 2014、Champress, November 25, 2014、France Inter, November 25, 2014、al-Hayat, November 26, 2014、Kull-na Shuraka’, November 25, 2014、al-Mada Press, November 25, 2014、Naharnet, November 25, 2014、NNA, November 25, 2014、Reuters, November 25, 2014、SANA, November 25, 2014、UPI, November 25, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:シリア軍がラッカ市を爆撃(2014年11月25日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されているラッカ市工業地区などを10回にわたって空爆し、子供3人を含む住民36人が死亡、数十人が負傷した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月25日付)は、ダーイシュ・ラッカ州の治安局高官が何者かに暗殺されたと報じた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)によって追放されていたシュアイタート部族避難民数千人が、ダーイシュの許可を得て、ガラーニージュ市に帰宅した。

ただし同監視団によると、キシュキーヤ町、アブー・ハマーム市から避難しているシュアイタート部族住民数千人の行方は、依然として不明だという。

帰宅許可は、カリフを名乗るアブー・バクル・バグダーディー氏の命令によるもので、帰宅に際して、シュアイタート部族による集会の禁止、武器不携帯などの合意が交わされたという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市南西部の街区などで、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、ダーイシュは同市に14発の迫撃砲を撃ち込んだ。

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(11月25日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市で住民2人を姦通罪により、石打刑に処し、殺害した。

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ヒムス県では、SANA(11月25日付)によると、ジャズル・ガス採掘所北部、シャーイル・ガス採掘所周辺、バルアース山一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(11月25日付)によると、マフルーム村、ウンム・キバル村、アブドゥルアズィーズ山サディーク分岐点で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 25, 2014、AP, November 25, 2014、ARA News, November 25, 2014、Champress, November 25, 2014、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2014、al-Hayat, November 26, 2014、Kull-na Shuraka’, November 25, 2014、al-Mada Press, November 25, 2014、Naharnet, November 25, 2014、NNA, November 25, 2014、Reuters, November 25, 2014、SANA, November 25, 2014、UPI, November 25, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:ヘーゲル米国防長官事実上の更迭(2014年11月24日追記)

バラク・オバマ米大統領は記者会見で、チャック・ヘーゲル米国防長官が辞任したと発表した。

オバマ大統領は「難しい決断だったが、彼が公務を終えるのにふさわしい時期と考えた」と説明した。

ロイター通信(11月24日付)などによると、ヘーゲル国防長官の辞任は本人の合意によるというが、ある関係筋は「更迭であることに疑いはない」と述べるなど、辞任に追い込まれたとの見方も出ている。

ヘーゲル氏はこれまで私的な場で、オバマ政権のイラクやシリアでの政策や、意思決定プロセスに自身の意向が反映されにくいことなどに不満を示していたとされる。

当局者によるとヘーゲル氏は10月以降、オバマ大統領と話し合いを重ねてきたが、この日、辞表を提出した。後任が決まるまで職務を続けるという。

AFP, November 24, 2014、AP, November 24, 2014、ARA News, November 24, 2014、Alarabia, November 24, 2014、Champress, November 24, 2014、al-Hayat, November 25, 2014、Kull-na Shuraka’, November 24, 2014、al-Mada Press, November 24, 2014、Naharnet, November 24, 2014、NNA, November 24, 2014、Reuters, November 24, 2014、SANA, November 24, 2014、UPI, November 24, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:イスラエルでダーイシュの教練を受けた48年パレスチナ人が逮捕(2014年11月24日)

イスラエルのシンベイトは声明を出し、10月24日にイスラエル・アラブ人(48年パレスチナ人)のハムザ・マガーミサ氏がダーイシュ(イスラーム国)の教練を受けたとして逮捕した、と発表した。

同声明によると、マガーミサ氏は、友人2人とともにトルコ経由でシリアに潜入、ダーイシュのキャンプで教練を受けたのち、イスラエルに帰国したところを逮捕されたという。

AFP(11月24日付)が伝えた。

AFP, November 24, 2014、AP, November 24, 2014、ARA News, November 24, 2014、Champress, November 24, 2014、al-Hayat, November 25, 2014、Kull-na Shuraka’, November 24, 2014、al-Mada Press, November 24, 2014、Naharnet, November 24, 2014、NNA, November 24, 2014、Reuters, November 24, 2014、SANA, November 24, 2014、UPI, November 24, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウル、ハサカ、アレッポで、シリア軍、有志連合がダーイシュを爆撃(2014年11月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市でダーイシュ(イスラーム国)の宗教警察(ヒスバ)が外国人戦闘員22人を処刑した。

またブーカマール市で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、サウジアラビア人、チュニジア人などダーイシュ戦闘員6人が爆殺された。

さらにシリア軍がダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区を空爆し、外国人戦闘員ら13人が死亡した。

また米国など有志連合がブーカマール市を空爆し、ダーイシュ戦闘員3人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市内各所で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、市庁舎周辺の複数の建物、治安厳戒地区周辺の街区を制圧した。

この戦闘で、ダーイシュの戦闘員18人が死亡、人民防衛隊側にも多数の死者が出たという。

また米国など有志連合も少なくとも5回にわたって同地を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所一帯でシリア軍とイスラーム国(ダーイシュ)が交戦、シリア軍がジバーブ・ハマド村、ファースィダ村、ジャズル村、ドワイズィーン村一帯を砲撃した。

また、クッルナー・シュラカー(11月24日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、シャーイル・ガス採掘所に至る戦略的要衝のタッル・マフルを奪還した。

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米中央軍によると、21日以降、シリア領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して9回の空爆を行った。

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ダーイシュ(イスラーム国)のハイル州(ダイル・ザウル)は布告を発し、ラッカ州とは逆に、シリアの夏時間を採用することを決定したと発表、住民に対して夏時間での生活を行うよう求めた。

Kull-na Shuraka', November 24, 2014
Kull-na Shuraka’, November 24, 2014

 

AFP, November 24, 2014、AP, November 24, 2014、ARA News, November 24, 2014、Champress, November 24, 2014、al-Hayat, November 25, 2014、Kull-na Shuraka’, November 24, 2014、al-Mada Press, November 24, 2014、Naharnet, November 24, 2014、NNA, November 24, 2014、Reuters, November 24, 2014、SANA, November 24, 2014、UPI, November 24, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウル市一帯でダーイシュとシリア軍の戦闘激化(2014年11月23日)

ダイル・ザウル県では、ARA News(11月23日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区をシリア軍が空爆し、また同地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

ダーイシュはこの戦闘で、フワイジャト・サクル地区周辺のシリア軍拠点を砲撃したという。

また、クッルナー・シュラカー(11月23日付)によると、ハラービシュ山上空でシリア軍戦闘機が攻撃を受け、墜落した。

これに関して、シリア人権監視団は、同地を支配するダーイシュ(イスラーム国)が撃墜したと発表したが、クッルナー・シュラカーは正確な情報はない、としつつ、故障による墜落の可能性が高いと指摘した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月23日付)は、ダーイシュはダイル・ザウル市内の複数カ所から「教練のため」として戦闘員を撤退させたと報じた。

他方、SANA(11月23日付)によると、ダイル・ザウル市各所で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市内のハール市場地区などで、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

また米国など有志連合は、アイン・アラブ市南東部のダーイシュ拠点を空爆、イラク・クルディスタン地域政府ペシュメルガ部隊も人民防衛隊とともに、同市およびその周辺のダーイシュ拠点を砲撃した。

これに対して、ダーイシュも同市内を迫撃した。

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ハサカ県では、ARA News(11月23日付)によると、ハサカ市南部および南部郊外で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

またARA News(11月24日付)によると、ラアス・アイン市で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊を標的としたダーイシュ(イスラーム国)による自爆攻撃が2件発生したが、人民防衛隊はこれを阻止した。

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ヒムス県では、SANA(11月23日付)によると、ジャズル村、シャーイル・ガス採掘所一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 23, 2014、AP, November 23, 2014、ARA News, November 23, 2014、November 24, 2014、Champress, November 23, 2014、al-Hayat, November 24, 2014、Kull-na Shuraka’, November 23, 2014、al-Mada Press, November 23, 2014、Naharnet, November 23, 2014、NNA, November 23, 2014、Reuters, November 23, 2014、SANA, November 23, 2014、UPI, November 23, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:アサド大統領がロシア議員団と会談(2014年11月23日)

アサド大統領はシリアを訪問中のロシア連邦議会イリヤス・ウマハノフ上院副議長を団長とするロシア議員団とダマスカスで会談した。

SANA(11月23日付)によると、会談では、「テロとの戦い」におけるロシアのシリア国民支持・支援の姿勢が改めて確認された。

アサド大統領は議員団に対して、武器、資金援助、潜入支援を行う「当事者」への圧力、タクフィール主義思想への対抗を通じたテロ根絶の必要を強調するとともに、ロシアによるシリア国民への支援に謝意を示したという。

これに関して、ARA News(11月23日付)は、アサド大統領が、中東地域におけるテロや過激派支援において、米国、トルコ、サウジアラビア、カタールが果たしている役割について、議員団と意見を交わしたと伝えた。

SANA, November 23, 2014
SANA, November 23, 2014

AFP, November 23, 2014、AP, November 23, 2014、ARA News, November 23, 2014、Champress, November 23, 2014、al-Hayat, November 24, 2014、Kull-na Shuraka’, November 23, 2014、al-Mada Press, November 23, 2014、Naharnet, November 23, 2014、NNA, November 23, 2014、Reuters, November 23, 2014、SANA, November 23, 2014、UPI, November 23, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年11月22日)

スィラージュ・プレス(11月23日付)などは、シリア革命反体制勢力国民連立の元議長で無所属の反体制活動家のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏がトルコのアンタキア市郊外の自由シリア軍参謀委員会メンバーらを訪問し、モスクワ訪問の結果などについて意見を交わしたと報じた。

ハティーブ氏は参謀委員会メンバーらとの会合で、ロシアを含む多くの国が、ジュネーブ合意に基づく紛争解決プロセスにおいて、アサド政権の退陣を求めなくなっていると指摘したという。

ハティーブ氏と参謀委員会メンバーらは、アサド大統領および政権幹部の退任と引き替えに、国防、内務など既存の国家機関を維持するという方針で合意したという。

Siraj Press, November 23, 2014、al-Hayat, November 24, 2014、Kull-na Shuraka’, November 23, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:ラブロフ露外相は、米国によるアサド政権打倒の試みに疑義(2014年11月22日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はモスクワでのフォーラムで、米国など有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)掃討に向けたシリア空爆に関して、アサド政権打倒への米国の試みから「光を遠ざける」ことを狙っていると述べ、疑義を呈した。

ラブロフ外務大臣は「米国は、アサド政権が中東地域にテロリストを引きつける重要な一局をなしていると考え、その打倒への決意を正当化しようとしている。しかし、私はこうした考え方が破綻した論理に基づいていると考える」と述べた。

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ドイツのトーマス・デメジエール内務大臣は、シリアとイラクに渡航し、ダーイシュ(イスラーム国)に参加しているドイツ人戦闘員の数が約550人に上っていることをフェニックス・テレビ(11月22日付)に対して明らかにした。

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ジョー・バイデン副大統領は訪問先のトルコ訪問で、シリアの紛争での犠牲者を支援するため、1億3,500万個目ドルの追加支援を行うと発表した。

支援はトルコなどのシリア周辺諸国、そしてシリア国内のシリア人避難民への食糧支援などに対して当てられ、国連世界食糧計画(WFP)に対してその多くが供与されるという。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ラッカ州で独自の時間を採用(2014年11月22日)

クッルナー・シュラカー(11月22日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州が、ラッカ市内のモスクのミナレットから、シリア時間と1時間の時差を設け、独自の時間を採用すると発表した、と報じた。

シリア時間は日本と7時間差(夏時間は6時間差)だが、ラッカ州の時間は8時間差となる。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市各所に迫撃砲30発以上を打ち込む一方、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が市内東部の市庁舎地区にあるダーイシュ拠点を攻撃するなどし、ダーイシュと散発的に交戦した。

また人民防衛隊とイラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員は同市およびその周辺のダーイシュの拠点複数カ所を砲撃した。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:人民議会議長がロシア議員団と会談(2014年11月22日)

ロシア連邦議会のイリヤス・ウマハノフ上院副議長を団長とするロシア議員団がシリアを訪問し、ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長らと会談した。

会談では、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線の掃討、武器供与禁止などを謳った国連安保理決議第2170号、第2178号履行の必要などが確認された。

SANA(11月22日付)が伝えた。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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人権団体発表:米国など有志連合の爆撃により死者、2ヶ月で910人(2014年11月22日)

シリア人権監視団は、2014年9月23日に始まった米国など有志連合の空爆により、2ヶ月間で910人殺害されたと発表した。

このうちダーイシュ(イスラーム国)戦闘員など戦闘員は785人、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員は72人、民間人は52人(うち子供8人、女性5人)。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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