トルコ軍、シリア国民軍とシリア民主軍がアレッポ県、ラッカ県、ハサカ県で交戦:トルコ軍の砲撃で8人死傷、シリア民主軍の砲撃で10人以上死傷(2024年11月24日)

アレッポ県では、ANHA(11月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市、同市近郊のアキーバ村、スーガーニカ村、ハリーサ村、ファーフィーン村、アッルーシャ村を砲撃した。

この砲撃により、ハリーサ村で住民1人が死亡し、3人が負傷したほか、タッル・リフアト市で女児1人を含む4人が負傷した。

これに対して、シリア国民軍に所属するバーブ軍事評議会は、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるバーブ市近郊のタッル・トゥーリーン村とジャブラト・ハムラー村を重火器と中火器で攻撃したと発表した。

これに関して、シリア人権監視団、ホワイト・ヘルメットなどは、バーブ市のザムザム通りがシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配地からの砲撃を受け、民間人2人が死亡、12人が負傷した(シリア人権監視団によると、1人死亡、14人負傷)と発表した。


一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下で活動するアフリーン解放戦線は声明を出し、トルコ軍とシリア国民軍の最近の攻撃に対する報復として、バーブ市一帯とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のシャッラー村一帯で報復作戦を実施し、トルコ軍兵士1人を殺害、2人を負傷させたと発表した。

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ラッカ県では、ANHA(11月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるフッリーヤ村(タッル・アブヤド市西)を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍の仲介で、シリア国民軍が11月4日にタッル・リフアト市近郊のアブドゥーキー村で殺害した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士4人の遺体を返還した。

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ハサカ県では、ANHA(11月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のカブール・ガラージナ村とシャイフ・アリー村間の送電線網を攻撃し、両村で停電が発生した。

AFP, November 24, 2024、ANHA, November 24, 2024、‘Inab Baladi, November 24, 2024、Reuters, November 24, 2024、SANA, November 24, 2024、SOHR, November 24, 2024などをもとに作成。

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地元武装集団がダイル・ザウル県ジュナイナ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属の自衛部隊の陣地などを砲撃(2024年11月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元武装集団がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるジュナイナ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属の自衛部隊の陣地を砲撃、交戦した。

またシリア政府支配地からシュハイル村への砲撃があり、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士2人が負傷した。

AFP, November 23, 2024、ANHA, November 23, 2024、‘Inab Baladi, November 23, 2024、Reuters, November 23, 2024、SANA, November 23, 2024、SOHR, November 23, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がヒムス県とダイル・ザウル県でシリア軍、「イランの民兵」、シリア民主軍を襲撃し、4人を殺害(2024年11月23日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にあるビシュリー山周辺の砂漠地帯でシリア軍の車輛を要撃し、シリア軍の士官(少尉)1人と兵士1人を殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にあるブーカマール市近郊の砂漠地帯で、「イランの民兵」の部隊を襲撃し、2人を殺害、2人を負傷させた。

また、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配地でも、オートバイに乗ったダーイシュのスリーパーセルがダフラ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のパトロール部隊を襲撃、交戦となった。

AFP, November 23, 2024、ANHA, November 23, 2024、‘Inab Baladi, November 23, 2024、Reuters, November 23, 2024、SANA, November 23, 2024、SOHR, November 23, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がラッカ県とアレッポ県の各所を砲撃(2024年11月23日)

ラッカ県では、ANHA(11月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がトルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市タッル・アブヤド市西に位置するシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の支配下のフッリーヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(11月23日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタアーナ村、ハルバル村、ザイワーン村、タッル・ジャージャーン村を砲撃した。

AFP, November 23, 2024、ANHA, November 23, 2024、‘Inab Baladi, November 23, 2024、Reuters, November 23, 2024、SANA, November 23, 2024、SOHR, November 23, 2024などをもとに作成。

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シリア軍の自爆型のFPV無人航空機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県、イドリブ県各所を攻撃し、子ども1人を含む11人が死傷:シリア軍はトルコ軍の陣地を砲撃、反撃を受け兵士1人負傷(2024年11月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型のFPV無人航空機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、アスース村、ダーラト・イッザ市一帯を攻撃し、カフル・ヌーラーン村で2人が負傷した。


シリア軍はまたカフル・アンマ村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型のFPV無人航空機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村、マアッルバリート村一帯、マジュダリヤー村一帯を攻撃した。

シリア軍はまた、ルワイハ村、ナイラブ村を砲撃した。

一連の攻撃により、女児1人が死亡、子ども6人を含む8人が負傷した。

シリア軍はさらに、サラーキブ市西のマジャーリズ村にあるトルコ軍の拠点を砲撃、これに対して拠点の警護にあたる武装集団の反撃を受け、シリア軍兵士1人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、軍事情報局の協力者1人が遺体で発見された。

AFP, November 23, 2024、ANHA, November 23, 2024、‘Inab Baladi, November 23, 2024、Reuters, November 23, 2024、SANA, November 23, 2024、SOHR, November 23, 2024などをもとに作成。

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ロシア大統領府の子供の権利のための弁務官を務めるマリア・ルヴォヴァ=ベロヴァ氏は、北・東シリア地域民主自治局支配地で収容されていたダーイシュのロシア人メンバーの子ども26人の身柄を引き取ったと発表(2024年11月22日)

ロシア大統領府の子供の権利のための弁務官を務めるマリア・ルヴォヴァ=ベロヴァ氏は、北・東シリア地域民主自治局の管理下にある複数の収容所に収容されていたダーイシュ(イスラーム国)のロシア人メンバーの子ども26人の身柄を引き取ったと発表した。

26人の内訳は、男児14人、女児12人で、年齢は5歳から12歳で、祖父母、親戚に引き取られるという。

RIAノーヴォスチ通信(11月22日付)、タス通信(11月22日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 22, 2024、TASS, November 22, 2024をもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県各所で金曜日の集団礼拝後にジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ:シャーム解放機構は参加者4人を逮捕(2024年11月22日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるクールカーニヤー村、アリーハー市、カフルタハーリーム町、アルマナーズ市、ビンニシュ市で、住民らが金曜日の集団礼拝後にアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。




また、アレッポ県のサッハーラ村でも同様の抗議デモが発生したほか、夜間にはイドリブ県のサルキーン市で抗議デモが行われた。


これに対して、シャーム解放機構の治安部隊は、アレッポ県西部で抗議デモに参加したとしてイドリブ県タルマーニーン村出身の弁護士ら5人を逮捕した。

AFP, November 22, 2024、ANHA, November 22, 2024、‘Inab Baladi, November 22, 2024、Reuters, November 22, 2024、SANA, November 22, 2024、SOHR, November 22, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴える(2024年11月22日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月22日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

 

AFP, November 22, 2024、ANHA, November 22, 2024、‘Inab Baladi, November 22, 2024、Reuters, November 22, 2024、SANA, November 22, 2024、SOHR, November 22, 2024、Suwayda 24, November 22, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市近郊の工業施設を無人航空機1機で攻撃(2024年11月22日)

アレッポ県では、ANHA(11月22日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊の工業施設を無人航空機1機で攻撃した。

AFP, November 22, 2024、ANHA, November 22, 2024、‘Inab Baladi, November 22, 2024、Reuters, November 22, 2024、SANA, November 22, 2024、SOHR, November 22, 2024などをもとに作成。

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UNHCRはイスラエルのレバノンへの攻撃激化を受けて、9月24日以降、レバノンからシリアへの避難民が55万7000人に達していると発表:OCHAはうち7,800人がシリア北西部に避難したと発表(2024年11月21日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のシリア事務所は緊急対応概要を発表し、イスラエルのレバノンへの攻撃激化を受けて、9月24日以降、レバノンからシリアに避難したシリア人とレバノン人が推計で55万7000人に達していると発表した。

このうち63%がシリア人、37%がレバノン人。

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国連人道問題調整事務所(OCHA)のエデム・ウォソルヌ緊急対応アドボカシー部門ディレクターが、トム・フレッチャー人道問題担当調整官兼緊急援助調整官に代理として、国連安保理でシリアの人道状況に関するブリーフィングを行った。

OCHAが運営するReliefwebによると、ウォソルヌ氏はブリーフィングのなかで、推計で約7,800人がイスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、レバノンから反体制派の支配下にあるシリア北西部に避難・帰還していると述べた。

トルコ占領地とシャーム解放機構主体の反体制派の支配地での人道状況をフォローしているシリア対応調整者は11月7日、アレッポ県のアウン・ダーダート村の通行所を経由して反体制派支配地に入った避難民の数が7,892人に達していると発表していた。

AFP, November 22, 2024、ANHA, November 22, 2024、‘Inab Baladi, November 22, 2024、Reuters, November 22, 2024、SANA, November 22, 2024、SOHR, November 22, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ(2024年11月21日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。

AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がアレッポ県西部の第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍の下士官1人が死亡(2024年11月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍の下士官1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県アズバ村に至る交差点近くに即席爆弾を仕掛けて爆発させ、シリア民主軍の兵士12人を殺傷(2024年11月21日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるアズバ村に至る交差点近くに即席爆弾を仕掛けて爆発させ、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士2人を殺害、10人を負傷させた。

AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県東部のシリア軍の陣地複数ヵ所を襲撃、ラッカ県では第25特殊任務師団の車輛を爆破し、兵士5人を殺傷(2024年11月21日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部のタイバ村、クーム村、ダーヒク山、トゥワイナーン村一帯に設置されているシリア軍の陣地複数ヵ所を襲撃、シリア軍が迎撃、激しい戦闘となった。

シリア軍に撃退されたダーイシュの戦闘員は、アムール山方面に逃走した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラサーファ市近郊の砂漠地帯に仕掛けた即席爆弾を軍用車輛の通過に合わせて爆発させ、シリア軍第25特殊任務師団の兵士1人を殺害、4人を負傷させた。

AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。

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アレッポ県とラッカ県で、トルコ軍、シリア国民軍がシリア民主軍と交戦(2024年11月21日)

アレッポ県では、ANHA(11月21日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊の村々を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(11月21日付)によると、シリア国民軍がトルコ占領下の「平和の泉」地域内のタッル・アブヤド市方面から、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のアブドゥーキー村に潜入を試みたが、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がこれを撃退した。

AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。

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シリア軍とロシア軍の自爆型無人航空機がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県西部各所を攻撃(2024年11月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機3機が、シャーム解放機構の支配下にあるバフフィース村近郊にある「決戦」作戦司令室の陣地を攻撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、ロシア軍が発射した自爆型無人航空機複数機がタカード村を攻撃し、3人が負傷した。

AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県カッリー町、ダイル・ハッサーン村で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ(2024年11月20日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるカッリー町、ダイル・ハッサーン村で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。


また、アレッポ県のサッハーラ村でも同様のデモが行われた。

AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024などをもとに作成。

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NGO代表を務め、トルコやヨルダンで支援活動に従事するシリア国籍の男性が、米国が供与人道支援金900万米ドルをアル=カーイダを含む複数のテロ組織に供与したとして起訴(2024年11月19日)

フォックス・ニュース(11月19日付)は、シリア国籍の男性が、米国が供与人道支援金900万米ドルをアル=カーイダを含む複数のテロ組織に供与したとして起訴された。

コロンビア特別区地方検事局が発表した声明によると、起訴されたのはマフムード・ハフヤーン容疑者(53歳、別名アブー・アブドゥー・ヒムスィー、ガズィアンテップ市在住)。

ハフヤーン容疑者は、シリアの民間人向けに米国が提供した人道支援金900万ドル以上を武装勢力に流用したことなど12の容疑で起訴された。

資金が流用された組織のなかには、「シリアのアル=カーイダ」として知られる国際組織で、米国務省もFTOに指定しているシャーム解放機構も含まれている。

起訴状によると、ハフヤーン容疑者がNGO(組織名は明示せず)の代表に就任することで、米国の人道支援金に不正にアクセスしたという。

当局によると、ハフヤーン容疑者は、シリア国内の人道支援拠点で160人のNGO職員を統括していた。

地方検事局によると、このNGOは、メリーランド州を拠点とし、トルコやヨルダンで活動、米国が資金提供した物資をシリアに輸送する業務にあたり、2015年1月から2018年11月にかけて122万ドルの資金を受け取っていた。

これらの資金は食料や医療物資に充てられるはずだったが、ハフヤーン容疑者は2人の共謀者とともに、食料パック数百万ドル部分をシャーム解放機構の司令官らに横流ししていた。

AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。

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シリア国民軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のハルバル村を砲撃し、男性1人が負傷(2024年11月19日)

アレッポ県では、ANHA(11月19日付)によると、シリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のハルバル村を砲撃し、男性1人が負傷した。

AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

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イスラエルの支援を受けていた反体制武装集団のゴランの騎士旅団の創設者・司令官のマアーッズ・ナッサール氏が逃亡先のベネズエラの職場で何者かによって殺害(2024年11月19日)

クナイトラ県で活動していた反体制組織のゴランの騎士旅団の創設者・司令官のマアーッズ・ナッサール氏が移住先のベネズエラの職場で何者かによって殺害された。

ナッサール氏は2018年にシリア南部がシリア政府の支配下に復帰したことを受けて、家族や他の司令官らとともにイスラエルに脱出、2年にわたって同国に滞在したが、イスラエル国籍の取得を拒否し、ベネズエラに移住していた。

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ゴランの騎士旅団は、2014年10月10日に結成された武装組織で、イスラエルの支援を受けていたが、2018年にシリア南部がシリア政府の支配下に復帰して以降、支援は停止されていた。

米『インターセプト』紙(2018年1月23日付)は、ゴランの騎士旅団が、イスラエルによるシリア南部での「安全地帯」設置構想に関与していたと暴露していた。

同紙の報道によると、この「安全地帯」は、幅40キロに達し、イスラエル占領下のゴラン高原からクナイトラ県、ダルアー県の奥地を網羅するかたちで想定されており、イスラエルで活動する米国(Israeli-Amerian)のNGOがその設置に直接関与していた。

イスラエルは「安全地帯」を設置するための第1段階として、2016年から人道支援団体や武装組織関係者を通じて、反体制派が支配する地域へのアクセスの経路を確保、その見返りとして援助、イスラエル国内での医療提供、そして生活必需品の供給を行った。

イスラエルは続いて2017年夏から「第2段階」として、反体制派500人あまりを教練、これを「国境警備隊」として編成し、指揮所をビイル・アジャム村、ハミーディーヤ村、クナイトラ市に設置、ドゥルーズ派が多く住むハドル村から、当時反体制派の支配下にあったジュバーター・ハシャブ村に至る地域に配置しようとしていた。

また「安全地帯」では、反体制派の指導者、市民社会組織の指導者、NGO、保健関係者らが教育、保健、農業などのプロジェクトに携わることが想定されていた。

イスラエルは、「安全地帯」設置に向けた取り組みの一環として、2017年7月にシリア南部に代表団を派遣、当時米国とヨルダンが支援していたジャイドゥール旅団、アバービール軍、そしてゴランの騎士旅団の司令官らと会談を行った。

また、2017年9月にクナイトラ県のラフィーダ村で開催された会合では、ジャイドゥール旅団、ゴランの騎士、シリア革命家戦線などの地元の武装集団の司令官、宗教団体や医療団体の関係者らと会談し、資金や武器の供与などにおけるさらなる協力について議論がなされた。

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イナブ・バラディー(11月19日付)によると、ゴランの騎士のメンバーらは、司令官らがイスラエルに脱出した2018年、シリア政府との和解に応じ、占領下ゴラン高原に隣接する地域での活動を許され、現在に至っている。

AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、The Intercept, January 23, 2018、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、ビンニシュ市、アルマナーズ市、カッリー町で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ(2024年11月19日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、ビンニシュ市、アルマナーズ市、カッリー町で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。




AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県、イドリブ県、ハマー県各所を砲撃(2024年11月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるシャイフ・スライマーン村一帯、カフル・タアール村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、バイニーン村の森林地帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局がダイル・ザウル県内の複数の自治体で正式な発表を行わないまま議会選挙を開始(2024年11月18日)

イナブ・バラディー(11月18日付)は、北・東シリア地域民主自治局がダイル・ザウル県内の複数の自治体で、正式な発表を行わないまま議会選挙が開始したと伝えた。


同サイトの記者によると、ダイル・ザウル県内の複数の自治体の議会やコミューンが住民と会合を重ね、民主統一党(PYD)の系譜を汲み、同党が主導する選挙同盟の「諸人民同盟」に参加している政治組織のシリア未来党の候補者や、シリア近代民主主義党、ゼノビア女性連合のを選出するよう説得しているという。

ハジーン市の地元評議会の幹部は、匿名を条件に取材に応じ、北・東シリア地域民主自治局が会合を開催し、同市の議会選挙の立候補者を提示、そのほとんどがシリア未来党のメンバーだったことを明らかにした。

一夫、シリア未来党の幹部筋も、匿名を条件に取材に応じ、選挙は11月10日に行われる予定だったが、一端延期となり、18日に改めて実施されたと明かした。。

同筋によると、選挙には、2回に分けて実施され、1回目は18日にシリア民主軍などの軍関係者が、2回目は20日に民間人が投票を行うという。

アイン・フラート(11月17日付)も、複数の地元筋の話として、北・東シリア地域民主自治局がダイル・ザウル県内の自治体で、11月18日と19日に議会選挙を実施することを決定し、投票を行わないメンバーや職員を処罰すると脅迫していると伝えていた。

北・東シリア地域民主自治局、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と対立関係にあるシュアイタート部族のテレグラムの公式アカウント(https://t.me/alsh3e6at/)とシャルキーヤ特派員を名乗るテレグラムのアカウント(https://t.me/AbomosaabSharkea)は、ラッカ県で同様の選挙が実施されたとしたうえで、19日にダイル・ザウル県の自治体で議会選挙が実施されることを暴露、自治局が回付したと見られる各自治体で配布する投票用紙の数を記したリストの画像を公開した。


イナブ・バラディーの記者らによると、ハサカ県では選挙実施に向けた動きは今のところ見られないという。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Ayn al-Furat, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県カフルタハーリーム町で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ(2024年11月18日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるカフルタハーリーム町で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。

一方、シリア人権監視団によると、ダイル・ハッサーン村、アレッポ県サッハーラ村、同県西部の国内避難民(IDPs)キャンプ(具体的な場所は不明)では、体制打倒、「エルドアンの道具」の指導者の打倒、シリア軍との戦闘再開を訴えるデモが行われ、数十人が参加した。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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地元武装集団とシリア民主軍がダイル・ザウル県ズィーバーン町、ハウィージャト・フハイマーン村、サアルー村一帯で交戦(2024年11月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元武装集団が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるズィーバーン町のハフル給水所に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地を軽火器と中火器で攻撃、シリア民主軍が応戦し、戦闘となった。

また、ユーフラテス川東岸のハウィージャト・フハイマーン村に展開するシリア民主軍と、西岸のサアルー村に展開する部族軍が機関銃やロケット弾を撃ち合い、交戦した。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるイドリブ県ミラージャ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡(2024年11月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるミラージャ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡した。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県、ハサカ県を砲撃する一方、シリア民主軍がラッカ県でシリア国民軍の潜入を阻止(2024年11月18日)

アレッポ県では、ANHA(11月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のアラブ・ハサン村、ファーラート村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(11月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町北のカブール・ガラージナ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(11月17日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市であるタッル・アブヤド市方面から、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアブドゥーキー村に潜入しようとしたシリア国民軍と交戦、戦闘員多数を殺傷し、侵入を阻止した。

これを受けて、トルコ軍が、シリア国民軍戦闘員の遺体回収を援護して、同地一帯を砲撃した。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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国防省はシリア軍がアレッポ県、イドリブ県、ラタキア県の農村地帯で活動するテロ組織が発射した無人航空機15機を撃破したと発表(2024年11月18日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、シリア軍部隊がアレッポ県、イドリブ県、ラタキア県の農村地帯で活動するテロ組織がシリア軍の陣地や周辺地域を攻撃するために発射した無人航空機15機を撃破したと発表した。











SANA(11月18日付)が伝えた。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局の社会問題職員委員会が会合を開き、イスラエルのレバノン攻撃激化に伴うレバノンからの避難民・帰還者の状況について議論(2024年11月17日)

北・東シリア地域民主自治局の社会問題職員委員会が会合を開き、社会契約第102条が定める社会問題職員評議会の設置の仕組みと、イスラエルのレバノン攻撃激化に伴うレバノンからの避難民・帰還者の状況について議論した。

レバノンからの避難民・帰還者の状況については、必要な支援、とりわけ医療サービスなどのサービスの提供に重点を置くことが確認された。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県にあるシリア民主軍の検問所を襲撃し、兵士複数人を殺傷、ハサカ県で自爆しシリア民主軍の兵士3人を負傷させる(2024年11月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるシュハイル村とハワーイジュ村を結ぶ街道沿線に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所を襲撃し、兵士1人を殺害、複数人を負傷させた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるハサカ市とラッカ県のラッカ市を結ぶ街道(アブヤド街道)で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバーと見られる男性が、オートバイに乗ったまま自爆し、シリア民主軍の兵士3人を負傷させた。

自爆した男性は死亡した。

AFP, November 17, 2024、ANHA, November 17, 2024、‘Inab Baladi, November 17, 2024、Reuters, November 17, 2024、SANA, November 17, 2024、SOHR, November 17, 2024などをもとに作成。

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