シリア軍はアレッポ市に加え、イスラーム軍の牙城であるドゥーマー市などダマスカス郊外県東グータ地方に対しても激しい攻撃を再開(2016年11月18日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラーム軍の拠点都市であるドゥーマー市をシリア軍が砲撃・空爆し、子供1人を含む4人が死亡した。

シリア軍はまた、ジスリーン町を砲撃した。

クッルナー・シュラカー(11月18日付)によると、シリア軍による一連の攻撃で、少なくとも11人が死亡したという。

一方、SANA(11月18日付)によると、イスラーム軍の拠点都市であるドゥーマー市一帯の農場地帯をシリア軍が空爆した。

またバイト・ジン村一帯の農場地帯ではシリア軍がシャーム・ファトフ戦線と交戦した。

Youtube, November 18, 2016
Youtube, November 18, 2016
Youtube, November 18, 2016
Youtube, November 18, 2016

**

ヒムス県では、SANA(11月18日付)によると、シリア軍がタルビーサ市一帯でシャーム・ファトフ戦線と交戦した。

**

イドリブ県では、SANA(11月18日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市、ビンニシュ市、アービディーン村、マアッラト・ハルマ村一帯でファトフ軍の拠点を空爆した。

これに対して、反体制武装集団はフーア市を砲撃し、女性1人、子供1人が負傷した。

**

ハマー県では、SANA(11月18日付)によると、シリア軍がマアーン市北部一帯、タイバト・イマーム市一帯、ラターミナ町、アトシャーン村、ムーリク市東部一帯でファトフ軍の拠点を空爆した。

**

ダルアー県では、SANA(11月18日付)によると、シリア軍がダルアー市避難民キャンプ一帯、アッバースィーヤ地区でシャーム・ファトフ戦線と交戦した。

**

ダマスカス県では、SANA(11月18日付)によると、イスラーム軍が撃った迫撃砲弾がサーリヒーヤ区に着弾し、女性1人が死亡、3人が負傷した。

AFP, November 18, 2016、AP, November 18, 2016、ARA News, November 18, 2016、Champress, November 18, 2016、al-Hayat, November 19, 2016、Iraqi News, November 18, 2016、Kull-na Shuraka’, November 18, 2016、al-Mada Press, November 18, 2016、Naharnet, November 18, 2016、NNA, November 18, 2016、Reuters, November 18, 2016、SANA, November 18, 2016、UPI, November 18, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ市東部および同市郊外一帯の反体制武装集団支配地域をシリア軍が激しく爆撃し、30人以上が死亡(2016年11月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市一帯に対するシリア軍の空爆は40の村・町・街区に及び、クッルナー・シュラカー(11月18日付)によると、30人以上が死亡した。

同監視団によると、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部に対するシリア軍の空爆・砲撃は、サーフール地区、ムサーサラート地区、アンサーリー地区、ダフラド・アウワード地区、カルム・タッラーブ地区、カーティルジー地区、バーブ街道地区、シャイフ・サイード地区、アルド・ハムラー地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ブスターン・カスル地区、スッカリー地区フィルドゥース地区、マシュハド地区、シャッアール地区、マアーディー地区、マイサル地区、ハラービラ地区、ジルス・ハッジ地区、シャイフ・ナッジャール地区におよび、4人が死亡したという。

またアレッポ市西部郊外および北部郊外一帯(ハイヤーン町、ハーン・アサル村、カフル・ナースィジュ村、カブターン・ジャバル村、バーラー村、シャイフ・スライマーン村、ヤーキド・アダス村、アウラム・クブラー町、サッルーム、マアーッラト・アルティーク村、カフルナーハー村、カフルダーイル村、マンスーラ村、イッビーン村、ダーラト・イッザ市、アナダーン市、カフルハムラ村、ミンタール村、カスィービーヤ村)での空爆では、子供3人、女性1人を含む6人が死亡したという。

クッルナー・シュラカー(11月18日付)によると、ヤーキド・アダス村に対する空爆はロシア軍によるもので、これによって少なくとも30人が死亡、またアレッポ市西部郊外のアッラーダ村も空爆を受け、一家7人全員が死亡したという。

これに対して、反体制武装集団は、シリア政府支配下のアレッポ市イスマーイーリーヤ地区、ジュマイリーヤ地区などを砲撃した。

これに関して、SANA(11月18日付)は、反体制武装集団がアレッポ市ジュマイリーヤ地区を砲撃し、3人が死亡、8人が負傷したと伝えた。

このほか、シリア人権監視団によると、アレッポ市南部のシャイフ・サイード地区では、シリア軍と反体制武装集団が交戦、シリア軍が同地区内の複数カ所を制圧したほか、ブアイディーン地区、インザーラート地区でも両者は激しく交戦した。

さらに、ARA News(11月18日付)によると、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区で、有毒ガスを装填した砲弾が使用されたという。

AMC, November 18, 2016
AMC, November 18, 2016

**

国連のヤン・エグランド人道問題緊急援助調整官は、反体制武装集団が籠城を続けるアレッポ市東部の人道状況に関して「極めて由々しき事態」と述べ、同地への人道支援物資搬入を実施できないことを憂慮した。

AFP, November 18, 2016、AP, November 18, 2016、ARA News, November 18, 2016、Champress, November 18, 2016、al-Hayat, November 19, 2016、Iraqi News, November 18, 2016、Kull-na Shuraka’, November 18, 2016、al-Mada Press, November 18, 2016、Naharnet, November 18, 2016、NNA, November 18, 2016、Reuters, November 18, 2016、SANA, November 18, 2016、UPI, November 18, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャアバーン大統領府政治報道補佐官「米トランプ次期政権と連絡チャンネルを開設する用意がある」(2016年11月17日)

ブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官は、米大統領選挙での共和党候補ドナルド・トランプ氏の勝利に関して、「良い兆候」だとしたうえで、シリア政府がトランプ氏との連絡チャンネルを開設する用意があると述べた。

シャアバーン補佐官は「米政権(バラク・オバマ米政権)はロシアとの合意(テロ組織と「穏健な反体制派」の峻別)を履行することができなかった」と批判する一方、トランプ氏の勝利に関して「我々は今後の情勢を精査している段階で、現時点では判断を下したくないが、今との頃良い兆候が見受けられる」と述べた。

SANA(11月17日付)が伝えた。

AFP, November 17, 2016、AP, November 17, 2016、ARA News, November 17, 2016、Champress, November 17, 2016、al-Hayat, November 18, 2016、Iraqi News, November 17, 2016、Kull-na Shuraka’, November 17, 2016、al-Mada Press, November 17, 2016、Naharnet, November 17, 2016、NNA, November 17, 2016、Reuters, November 17, 2016、SANA, November 17, 2016、UPI, November 17, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍もアレッポ県最後のダーイシュの拠点都市バーブ市方面で軍備強化(2016年11月17日)

アレッポ県では、SANA(11月17日付)によると、シリア軍が、アレッポ市北東部のマズブーラ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

『ハヤート』(11月18日付)によると、シリア軍は、トルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)、有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が県内最後のダーイシュの拠点バーブ市に迫っているのを受けるかたちで、アレッポ市東部のクワイリース航空基地方面の軍備を増強したという。

**

ヒムス県では、SANA(11月17日付)によると、シリア軍が東部のサワーナ町周辺の丘陵地帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(11月17日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地東部でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

シリア軍はまた、ダイル・ザウル市工業地区、ティーム油田、ジャフラ村でダーイシュ車輌を攻撃した。

AFP, November 17, 2016、AP, November 17, 2016、ARA News, November 17, 2016、Champress, November 17, 2016、al-Hayat, November 18, 2016、Iraqi News, November 17, 2016、Kull-na Shuraka’, November 17, 2016、al-Mada Press, November 17, 2016、Naharnet, November 17, 2016、NNA, November 17, 2016、Reuters, November 17, 2016、SANA, November 17, 2016、UPI, November 17, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がファトフ軍支配下のイドリブ県各所を激しく爆撃(2016年11月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がザーウィヤ山のルワイハ村、マアッラト・ヌウマーン市、カフルナブル市、サラーキブ市およびその一帯を空爆、またカフル・ジャーリス村をロシア軍が空爆し、一家6人全員が死亡した(クッルナー・シュラカー(11月17日付)によると、7人が死亡)。

Kull-na Shuraka', November 17, 2016
Kull-na Shuraka’, November 17, 2016

一方、SANA(11月17日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市、ラカーヤー村、カフルサジュナ村、ナキール村、アブー・ズフール町西部で反体制武装集団の拠点を攻撃した。

**

ダルアー県では、SANA(11月17日付)によると、シリア軍がダルアー市ビラール・ハバシー・モスク北東部、バジャービジャ地区(ビイル・ウンム・ダラジュ地区)でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ハマー県では、SANA(11月17日付)によると、シリア軍がムーリク市、ザカート村、タイバト・イマーム市、ラハーヤー村、ズール・ヒーサ村、ラターミナ町、ハラファーヤー市、ズラーキーヤート村、タナーヒジュ村、マサースィナ村、カフルズィーター市などで反体制武装集団の拠点を空爆した。

**

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(11月17日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプにあるUNRWAの学校施設を空爆、破壊した。

Kull-na Shuraka', November 17, 2016
Kull-na Shuraka’, November 17, 2016

シリア軍はまた、マイダアーニー村方面に進軍、反体制武装集団と交戦の末、拠点2カ所を制圧した。

一方、SANA(11月17日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプ一帯でシャーム・ファトフ戦線の拠点を砲撃した。

また、シャーム・ファトフ戦線は、クナイトラ県に隣接するハラファー村に迫撃砲弾10発以上を発射し、子供2人が負傷した。

このほか、ARA News(11月17日付)によると、シリア政府の公式使節団がムウダミーヤト・シャーム市を訪問した。

公式使節団の訪問は、シリア軍による同市制圧後初めてで、ダマスカス郊外県のアラー・イブラーヒーム県知事らが市内を視察した。

**

ヒムス県では、SANA(11月17日付)によると、シリア軍がファルハーニーヤ村、アイン・フサイン村、ウンム・シャルシューフ村、ガントゥー市などでシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

またシリア軍はカフルラーハー市、タッルドゥー市、ウンム・シャルシューフ村、タルビーサ市でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を空爆した。

**

ダマスカス県では、SANA(11月17日付)によると、イスラーム軍がマッザ86地区に迫撃砲2発を発射し、女性1人が負傷した。

**

ハサカ県では、SANA(11月17日付)によると、ダーイシュがハサカ市郊外のカウカブ山街道に敷設した地雷が爆発し、1人が死亡した。

AFP, November 17, 2016、AP, November 17, 2016、ARA News, November 17, 2016、Champress, November 17, 2016、al-Hayat, November 18, 2016、Iraqi News, November 17, 2016、Kull-na Shuraka’, November 17, 2016、al-Mada Press, November 17, 2016、Naharnet, November 17, 2016、NNA, November 17, 2016、Reuters, November 17, 2016、SANA, November 17, 2016、UPI, November 17, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がアル=カーイダ系組織主導の反体制武装集団支配下のアレッポ市東部を激しく爆撃(2016年11月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機・ヘリコプターが反体制武装集団支配下のアレッポ市東部各所を空爆し、少なくとも25人が死亡、ホワイト・ヘルメットのセンターが被弾した。

空爆はアレッポ市マアーディー地区、アンサーリー地区、サーリヒーン地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ブスターン・バーシャー地区、フィルドゥース地区、ナイラブ地区などに対して行われた。

シリ軍はまた、フィルドゥース地区、マアーディー地区、マサーキン・ハナーヌー地区、サーリヒーン地区、アンサーリー地区、ムワーサラート地区、ブスターン・バーシャー地区、シャイフ・ファーリス地区、ナイラブ地区、サラーフッディーン地区を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団は西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるシャイフ・マクスード地区を砲撃、またシリア政府の支配下にあるハムダーニーヤ地区、ザフラー協会移築、サラーフッディーン地区を砲撃した。

シリア軍はアレッポ市外でもハーン・アサル村、カフルナーハー村、カフルダーイル村、アウラム・スグラー村、アウラム・クブラー町、カブターン・ジャバル村、カフル・フート村、サミーリーヤ村でファトフ軍の拠点などを空爆した。

一方、SANA(11月17日付)によると、シリア軍がマンスーラ村、ハワービー・アサル村、ハーン・アサル村、フライターン市、カフルハムラ村、アレッポ市ラーシディーン地区(第4、5区)でファトフ軍の拠点を空爆した。

SANA, November 17, 2016
SANA, November 17, 2016

AFP, November 17, 2016、AP, November 17, 2016、ARA News, November 17, 2016、Champress, November 17, 2016、al-Hayat, November 18, 2016、Iraqi News, November 17, 2016、Kull-na Shuraka’, November 17, 2016、al-Mada Press, November 17, 2016、Naharnet, November 17, 2016、NNA, November 17, 2016、Reuters, November 17, 2016、SANA, November 17, 2016、UPI, November 17, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はハマー県知事を新たに任命(2016年11月16日)

アサド大統領は、ガッサーン・ウマル・ハラフ氏の後任としてムハンマド・アブドゥッラー・ハズーリー氏をハマー県知事に任命した。

SANA(11月15日付)が伝えた。

AFP, November 16, 2016、AP, November 16, 2016、ARA News, November 16, 2016、Champress, November 16, 2016、al-Hayat, November 17, 2016、Iraqi News, November 16, 2016、Kull-na Shuraka’, November 16, 2016、al-Mada Press, November 16, 2016、Naharnet, November 16, 2016、NNA, November 16, 2016、Reuters, November 16, 2016、SANA, November 16, 2016、UPI, November 16, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア・シリア両軍は、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線主導のファトフ軍が支配するイドリブ県を激しく爆撃(2016年11月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、ファトフ軍支配下のジルス・シュグール市、ハーン・シャイフーン市、カフルジャーリス村を空爆し、ホワイト・ヘルメットによると、カフルジャーリス村に対する空爆で、女児1人が死亡した。

一方、SANA(11月16日付)によると、シリア軍がムハムバル村、アリーハー市、スィンジャール町でファトフ軍の拠点を空爆した。

**

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(11月16日付)によると、南部戦線に所属する3月18日師団がダルアー市内のシリア軍の拠点10カ所を砲撃した。

**

ダマスカス郊外県では、ARA News(11月16日付)によると、東グータ地方で活動を続けるイスラーム軍を除く武装集団が「東グータ総合委員会」として糾合すると発表し、国民救済軍の創設を呼びかけた。

**

ヒムス県では、SANA(11月16日付)によると、シリア軍がサアン村、ジャワーリク村、ガントゥー市、フーシュ・ターリブ村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

クナイトラ県では、SANA(11月16日付)によると、シリア軍がジュャバーター・ハシャブ村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, November 16, 2016、AP, November 16, 2016、ARA News, November 16, 2016、Champress, November 16, 2016、al-Hayat, November 17, 2016、Iraqi News, November 16, 2016、Kull-na Shuraka’, November 16, 2016、al-Mada Press, November 16, 2016、Naharnet, November 16, 2016、NNA, November 16, 2016、Reuters, November 16, 2016、SANA, November 16, 2016、UPI, November 16, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装集団が籠城を続けるアレッポ市東部をシリア軍が爆撃し、20人あまりが死亡(2016年11月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、ないしはロシア軍に所属すると思われる戦闘機が、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部各所を空爆し、サラーフッディーン地区の学校や救急車輌が被弾、子供7人と「救援チーム」(ホワイト・ヘルメットと思われる)のスタッフ1人が死亡した。

空爆は、サラーフッディーン地区のほか、シャッアール地区、スッカリー地区、カラム・ベーク地区などに対して実施され、ヘリコプターが「樽爆弾」などを投下し、アレッポ市東部での民間人死者は19人にのぼったという(クッルナー・シュラカー(11月16日付)によると、空爆は60回以上におよび、28人が死亡)。

空爆とヘリコプターの飛来・旋回は昼夜に別なく続いているという。

また、クッルナー・シュラカー(11月16日付)によると、ロシア軍戦闘機がアレッポ市西部郊外のバータブー村を空爆し、15人が死亡したという。

一方、シリア・アラブ・テレビ(11月16日付)は、シリア軍がアレッポ市東部の反体制武装集団の拠点を空爆したと伝えた。

AMC, November 16, 2016
AMC, November 16, 2016

**

このほか、SANA(11月16日付)は、反体制武装集団が籠城を続けるアレッポ市カッラーサ地区、ブスターン・カスル地区、ジスル・ハッジ地区、マルジャ地区などで、反体制武装集団の退去を求める抗議デモが発生し、住民数百人が参加したと伝えた。

抗議デモは14日にも行われたという。

**

ARA News(11月16日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市であるアフリーン市一帯で活動を続ける北部軍が声明を出し、ヌールッディーン・ザンキー運動に合流すると発表した。

AFP, November 16, 2016、AP, November 16, 2016、ARA News, November 16, 2016、Champress, November 16, 2016、al-Hayat, November 17, 2016、Iraqi News, November 16, 2016、Kull-na Shuraka’, November 16, 2016、al-Mada Press, November 16, 2016、Naharnet, November 16, 2016、NNA, November 16, 2016、Reuters, November 16, 2016、SANA, November 16, 2016、UPI, November 16, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領「半信半疑ではあるが、トランプ氏がテロリストと真剣に戦うのなら同盟者だ」(2016年11月15日)

アサド大統領はポルトガルのRTP TVのインタビューに応じた。

インタビューは英語で行われ、大統領府がユーチューブを通じて映像(https://youtu.be/BPHqoYPYgCM)を公開、SANAが全文(http://sana.sy/en/?p=93484)とアラビア語全訳を(http://www.sana.sy/?p=463471)掲載した。

インタビューにおけるアサド大統領の主な発言は以下の通り:

SANA, November 15, 2016
SANA, November 15, 2016

**

「いわゆるアレッポ市東部は3年にわたってテロリストに占領されている。彼らは民間人を人間の盾として利用している。我々政府には二つのミッションがある。第1にこれらのテロリストと戦い、この地域と住民を解放すること。同時に、この地域からテロリストを退去させるための解決策、つまり和解策…を見つけ出すこと…。もう一つは、この地域から民間人避難、そして人道支援のための門戸を確保すること…。しかしテロリストはあらゆる解決策を拒否している」。

「我々はこの手のテロに1950年代から取り組んできた。ムスリム同胞団がシリアに表れた当時から、我々は十分な教訓を得てきた…。テロリストは政治のカードとしては利用できないということをだ…。だからジハード主義者を利用することは、自分で自分の足を撃つのに等しい」。

「テロリストがシリア国内の複数の地域を掌握し始めて以降、大多数のシリア市民はこうした地域を離れて、シリア政府支配地域に非難してきた。逆の流れは起きていない。大多数のシリア人がシリア政府を信用していないとしたら、別の方に動くはずだ」。

「戦争に勝つと言えるのは、シリア国内で安定を回復したときだけだ…。軍はテロリストに対して順調な戦果を挙げている。もちろん、彼らは依然としてトルコ、カタール、サウジアラビア、そして米国など一部の西側諸国の支援を受けている。しかし、我々にとっての唯一の選択肢とは勝つことだ。勝たなければ、テロリストが勝つことになり、シリアは存在しなくなってしまう」。

「我々が今直面している状況は、シリア国内での二三のテロリストに関わる問題ではない。それはシリアに対する国際的な戦争のようなものだ。テロリストは数十カ国から支援を受けている。それゆえ、シリアは友人(ヒズブッラー、イラン、ロシア)の支援なくしてこの手の戦争に対峙できない」。

「(シリアの未来を自由に決することができるのか、ヴラジミール・プーチン大統領の戦略に従っているのではないか、との問いに対して)我々は完全に自由だ。とりわけシリアの未来に関するあらゆることに関して自由に決めることができる…。ロシアの政策は価値観に基づいており、その価値観とは、他国の主権、国際法、他国の国民や文化を尊重するというものだ」。

「民主主義、自由といった価値のために戦うことができるのは、当該国・社会の人々であって、外国人ではない。外国人は自由、民主主義をもたらすことなどできない。なぜなら、それは文化…にかかわる問題だからだ」。

「我々は民主主義の途上にある。我々は自分たちが完全に民主的だなどと言ったことはない…。我々は前身しているのだ…。しかし我々にとってふさわしい基準、ないしはパラダイムは西側のパラダイムではない。なぜなら西側には西側の文化があるからだ。我々には我々の文化、現実がある。我々の民主主義は我々の文化、習慣、慣習、現実を反映したものであるべきなのだ」。

「(シリアの和平)は彼(国連次期事務総長のアントニオ・グテレス氏)の優先事項であるとともに、我々の優先事項でもある。これは自明のことだ。それは中東の優先事項でもあり、中東が安定すれば、世界中が安定する。なぜなら中東は地理的、地政学的に世界の中心をなしているからだ。そしてシリアは地理的、地政学的に中東の中心をなしている…。シリアの和平は、これらの国々(カタール、トルコ、ロシア、米国、イラン、サウジアラビア)を…一つの方向に向けなければ、難しい。だから、私はいつもシリアの問題はシリア国内の問題であれば複雑ではないと言ってきたのだ。問題を複雑にしているのは外部からの干渉、とりわけ、シリア政府の意思に反している西側の干渉だ」。

「彼(トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領)は病気だ。誇大妄想狂の大統領だ…シリアにやってくるテロリストはみな、エルドアンの支援を受けてトルコから入ってきている。テロリストと戦うことは、エルドアンの軍、トルコ軍ではなくエルドアンの軍と戦うようなものだ」。

「(ドナルド・トランプ氏の米大統領への選出に関して)私はあまり期待していない。なぜなら米政権とは大統領だけではないからだ。政権内には様々な勢力がおり、さまざまなロビーが大統領に影響を与える。だから、我々は彼がミッションを開始するまで、静観しなければならない…。しかし、我々はいつも、米国がバイアスのない国になり、国際法を尊重し、外国に干渉せず、シリアのテロリストを支援しなければと願っている」。

「もちろん、私はこれ(ダーイシュ(イスラーム国)との戦いでの米国との協力)は見込みがあることだと言いたい。しかし彼(トランプ氏)は実行できるだろうか。彼に異論を唱える政権内の反体制勢力や大手メディアはどう動くのか。彼はこうした動きにどう対処するのか。彼が約束を守るかどうか依然として半信半疑なのはそのためだ。彼について判断を下すのに慎重なのはそのためだ…。しかし、もし彼がテロリストと戦うのであれば、もちろん我々は同盟者となるだろう。(彼は)ロシア、イラン、そしてテロリストを打ち負かそうとしているその他の国々にとっての本質的な同盟者になるだろう…。米国が真剣で、その意思、そして能力があるのなら、我々は「テロとの戦い」で米国と協力する」。

「協力と言う場合、それは二つの合法的な政府の協力を意味するのであって、外国政府とシリア国内のいかなる派閥との関係をも意味していない。シリア政府を経由しないいかなる協力も違法だ」。

「私は(シリアでの混乱に関する)いかなる責任も拒否しない。しかしそれは決定の内容次第だ…。大統領が市民を殺すことを命令するだろうか。破壊を命令するだろうか。テロリストを支援するよう命令するだろうか。当然しない。私が下す決定というのは…当初から、対話を行い、テロリストと戦い、改革を実行する、というものだった…。政策に関わる責任と実践に関わる責任は別ものだ。実践においては、過ちはある。国家や大統領について話す場合、常に決定と政策について論じなければならないのだ」。

AFP, November 16, 2016、AP, November 16, 2016、ARA News, November 16, 2016、Champress, November 16, 2016、al-Hayat, November 17, 2016、Iraqi News, November 16, 2016、Kull-na Shuraka’, November 16, 2016、al-Mada Press, November 16, 2016、Naharnet, November 16, 2016、NNA, November 16, 2016、Reuters, November 16, 2016、SANA, November 15, 2016、UPI, November 16, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア外務省はアレッポ市での反体制派による化学兵器使用の実態調査をOPCWに要請(2016年11月15日)

外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長宛に書簡を提出し、国連と化学兵器禁止機関(OPCW)がシリア国内でのシャーム・ファトフ戦線やいわゆる「穏健な反体制派」による有毒ガス(塩素ガス)使用に対して関心を示そうとしないと批判、OPCWに対して、アレッポ市での反体制武装集団による塩素ガス使用の実態を調査するよう要請した。

SANA(11月15日付)が伝えた。

AFP, November 15, 2016、AP, November 15, 2016、ARA News, November 15, 2016、Champress, November 15, 2016、al-Hayat, November 16, 2016、Iraqi News, November 15, 2016、Kull-na Shuraka’, November 15, 2016、al-Mada Press, November 15, 2016、Naharnet, November 15, 2016、NNA, November 15, 2016、Reuters, November 15, 2016、SANA, November 15, 2016、UPI, November 15, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダイル・ザウル市郊外でダーイシュと交戦(2016年11月15日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月15日付)によると、シリア軍がサルダ山、ダイル・ザウル航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, November 15, 2016、AP, November 15, 2016、ARA News, November 15, 2016、Champress, November 15, 2016、al-Hayat, November 16, 2016、Iraqi News, November 15, 2016、Kull-na Shuraka’, November 15, 2016、al-Mada Press, November 15, 2016、Naharnet, November 15, 2016、NNA, November 15, 2016、Reuters, November 15, 2016、SANA, November 15, 2016、UPI, November 15, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はロシア海軍によるシリア領内での対テロ作戦開始に合わせ、反体制派が籠城を続けるアレッポ市東部に対する爆撃を再開(2016年11月15日)

アレッポ県では、『ハヤート』(11月16日付)によると、10月18日以降アレッポ市への空爆を停止していたシリア軍が、反体制武装集団が籠城を続ける同市東部への空爆を再開し、「樽爆弾」、パラシュート付燃料気化爆弾を各所に投下した。

AFP(11月15日付)によると、空爆はマサーキン・ハナーヌー地区、サーフール地区、フィルドゥース地区に対して集中的に行われたという。

ARA News, November 15, 2016
ARA News, November 15, 2016

シリア人権監視団によると、これにより、少なくとも5人が死亡、複数が負傷したという。

空爆は、地中海東部に展開するロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフを発艦したロシア軍戦闘機がシリア領空での作戦開始と時を同じくするかたちで実施され、アレッポ市東部に対する本格攻撃の再開が間近に迫っていることを感じさせたという。

Kull-na Shuraka', November 15, 2016
Kull-na Shuraka’, November 15, 2016

なお、インテルファクス(11月15日付)が伝えたところによると、ロシア国防省は15日の飛行では空爆は実施しなかったと発表している。

一方、『ハヤート』(11月16日付)は、地中海東部に展開するロシア海軍のアドミラル・グリゴロヴィチ級フリゲートが最新鋭巡航ミサイル「カリブル」複数発を発射した。

シリア人権監視団によると、カリブルと思われる砲弾は、アレッポ市南部郊外および西部郊外に着弾したという。

また、ARA New(11月15日付)によると、シリア軍はアレッポ市ブスターン・バーシャー地区、ウワイジャ地区で反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)との戦闘を再開した。

このほか、ARA New(11月15日付)によると、シャーム自由人旅団は声明を出し、ヌールッディーン・ザンキー運動に合流すると発表した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がファトフ軍支配下のマアッラト・ヌウマーン市、サラーキブ市、アリーハー市、ジスル・シュグール市を空爆した。

**

ヒムス県では、SANA(11月15日付)によると、シリア軍と人民防衛諸集団がサアン・アスワド村、イッズッディーン村一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月15日付)、ARA New(11月15日付)によると、シリア軍がヒムス市ワアル地区一帯を砲撃し、6人が死亡、20人以上が負傷した。

SANA, November 15, 2016
SANA, November 15, 2016

**

ダルアー県では、SANA(11月15日付)によると、シリア軍がダルアー市カラク地区、避難民キャンプ一帯、ヤードゥーダ村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ラタキア県では、SANA(11月15日付)によると、シリア軍がフィッラ村、シャンマース農場一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, November 15, 2016、AP, November 15, 2016、ARA News, November 15, 2016、Champress, November 15, 2016、al-Hayat, November 16, 2016、Interfax, November 15, 2016、Iraqi News, November 15, 2016、Kull-na Shuraka’, November 15, 2016、al-Mada Press, November 15, 2016、Naharnet, November 15, 2016、NNA, November 15, 2016、Reuters, November 15, 2016、SANA, November 15, 2016、UPI, November 15, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はヒムス県、スワイダー県でダーイシュと交戦(2016年11月14日)

ヒムス県では、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がイッズッディーン村一帯、タドムル市北部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

**

スワイダー県では、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がビイル・タンミヤ地区でダーイシュ(イスラーム国)を攻撃した。


AFP, November 14, 2016、AP, November 14, 2016、ARA News, November 14, 2016、Champress, November 14, 2016、al-Hayat, November 15, 2016、Iraqi News, November 14, 2016、Kull-na Shuraka’, November 14, 2016、al-Mada Press, November 14, 2016、Naharnet, November 14, 2016、NNA, November 14, 2016、Reuters, November 14, 2016、SANA, November 14, 2016、UPI, November 14, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・ロシア両軍は、アル=カーイダ系のシャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍の支配下にあるアレッポ市西部郊外を爆撃し、病院3棟を破壊(2016年11月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアターリブ市を空爆、同市にある唯一の病院が被弾し、職員複数人が負傷した。

戦闘機はまた、カフルナーハー村にあるブユーティー病院(通称アンサール病院)を空爆した。

ARA News(11月14日付)によると、カフルナーハー村とウワイジル村の間に位置する「バグダード病院」も空爆で破壊されたという。

Kull-na Shuraka', November 14, 2016
Kull-na Shuraka’, November 14, 2016
Kull-na Shuraka', November 14, 2016
Kull-na Shuraka’, November 14, 2016

 さらに、クッルナー・シュラカー(11月14日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部のサーリヒーン地区を砲撃し、女性と子供ら11人が死亡した。

一方、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がハーン・アサル村、マンスーラ村、アレッポ市ラーシディーン地区(第4、5地区)でファトフ軍の拠点を空爆した。

このほか、シリア軍の包囲を受けるアレッポ市東部で籠城を続ける複数の反体制武装集団がビデオ声明を出し、「アレッポ司令評議会」を結成したと発表した。

評議会には、アレッポ市東部で戦闘を続けるすべての武装集団が参加しているのだという。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がダイル・フール村各所を空爆、またシリア軍がヒムス市ワアル地区周辺一帯を砲撃した。

これに対してヒムス市東部に位置するウンム・スィルジュ村(シリア政府支配下)に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾した。

一方、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がタルビーサ市一帯で反体制武装集団の拠点を攻撃した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザバダーニー市各所を砲撃した。

シリア軍はまたリーハーン農場一帯を地対地ミサイルと思われる砲弾で攻撃、同地一帯でイスラーム軍などからなる反体制武装集団と交戦した。

さらにシリア軍は、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯を「樽爆弾」で空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(11月14日付)によると、ロシア軍戦闘機がハーン・シャイフ・キャンプにある民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)の拠点を空爆、破壊した。

Kull-na Shuraka', November 14, 2016
Kull-na Shuraka’, November 14, 2016

一方、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプ近郊のマラーナ地区で反体制武装集団が掘削した全長700メートルの地下トンネルを発見した。

**

ダマスカス県では、SANA(11月14日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がスーマリーヤ地区に着弾し、9人が負傷した。

SANA, November 14, 2016
SANA, November 14, 2016

**

イドリブ県では、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がジスル・シュグール市でファトフ軍の拠点を空爆した。

**

ハマー県では、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がスーラーン市北部、ハウワーシュ丘、カフルヌブーダ町、カサービヤ村でイッザ連合、ナスル軍などの拠点を空爆した。

**

ラタキア県では、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がマラーナ村、カルフース村、カッバーナ村一帯で反体制武装集団を攻撃した。

**

ダルアー県では、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がヤードゥーダ村一帯、ダルアー市避難民キャンプ一帯、カラク地区でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, November 14, 2016、AP, November 14, 2016、ARA News, November 14, 2016、Champress, November 14, 2016、al-Hayat, November 15, 2016、Iraqi News, November 14, 2016、Kull-na Shuraka’, November 14, 2016、al-Mada Press, November 14, 2016、Naharnet, November 14, 2016、NNA, November 14, 2016、Reuters, November 14, 2016、SANA, November 14, 2016、UPI, November 14, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダイル・ザウル市一帯、ヒムス県東部でダーイシュと交戦(2016年11月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市ジャウラ地区、ワーディー通り地区などを砲撃する一方、ダイル・ザウル航空基地一帯でシリア軍との戦闘を続けた。

**

ヒムス県では、SANA(11月13日付)によると、シリア軍が西サラーム村、スルターニーヤ村、ラッフーム村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, November 13, 2016、AP, November 13, 2016、ARA News, November 13, 2016、Champress, November 13, 2016、al-Hayat, November 14, 2016、Iraqi News, November 13, 2016、Kull-na Shuraka’, November 13, 2016、al-Mada Press, November 13, 2016、Naharnet, November 13, 2016、NNA, November 13, 2016、Reuters, November 13, 2016、SANA, November 13, 2016、UPI, November 13, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍総司令部は声明を出し、反体制派がアレッポ市東部を化学兵器で攻撃したと発表(2016年11月13日)

アレッポ県では、SANA(11月13日付)によると、軍武装部隊総司令部が声明を出し、反体制武装集団がアレッポ市東部のナイラブ地区およびその一帯に対して、塩素ガスを装填した砲弾で攻撃を行い、住民およびシリア軍兵士数十人が負傷した。

AFP, November 13, 2016、AP, November 13, 2016、ARA News, November 13, 2016、Champress, November 13, 2016、al-Hayat, November 14, 2016、Iraqi News, November 13, 2016、Kull-na Shuraka’, November 13, 2016、al-Mada Press, November 13, 2016、Naharnet, November 13, 2016、NNA, November 13, 2016、Reuters, November 13, 2016、SANA, November 13, 2016、UPI, November 13, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア・シリア両軍がアレッポ市郊外への爆撃を激化するなか、シリア軍はアレッポ市東部で籠城を続ける反体制武装集団に24時間以内に退去するようSMSで要請(2016年11月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアイス村一帯、アターリブ市を空爆し、アターリブ市では、女児1人を含む3人が死亡、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)の教練センターや公立高校が破壊された。

またシリア軍がハルサ村にある反体制武装集団(ファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)拠点を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はシリア軍が奪還したハラブ・ジャディーダ地区を砲撃した。

このほか、アレッポ市ラーシディーン地区郊外、マンスーラ村一帯で散発的な戦闘が発生した。

一方、アレッポ県では、SANA(11月13日付)によると、シリア軍がカフルナーハー村、スカイビーヤ村、アターリブ市、カフル・ハラブ村、カフルダーイル村でファトフ軍の拠点を空爆した。

これに対して、反体制武装集団は、アレッポ市ハラブ・ジャディーダ地区を砲撃し、子供1人と女性2人を含む4人が死亡した。

**

RT(11月13日付)によると、シリア政府当局は、アレッポ市東部で籠城を続ける反体制武装集団に対して、高性能兵器を使用した攻撃を行うと警告、携帯電話およびスマートフォンのSMSを通じて文書で24時間以内に退去するよう要請した。

AFP, November 13, 2016、AP, November 13, 2016、ARA News, November 13, 2016、Champress, November 13, 2016、al-Hayat, November 14, 2016、Iraqi News, November 13, 2016、Kull-na Shuraka’, November 13, 2016、al-Mada Press, November 13, 2016、Naharnet, November 13, 2016、NNA, November 13, 2016、Reuters, November 13, 2016、RT, November 13, 2016、SANA, November 13, 2016、UPI, November 13, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍は反体制派との戦闘の末、ダマスカス郊外県ハーン・シャイフ・キャンプの廃墟と畜産農場を制圧(2016年11月13日)

ダマスカス郊外県では、SANA(11月13日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプ一帯で反体制武装集団に対して総攻撃を行い、同キャンプの廃墟と東部の畜産農場を制圧した。

一方、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯でシリア軍、親政権武装勢力がシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

また戦闘機(所属明示せず)が同地一帯のほか、ドゥーマー市・シャイフーニーヤ村間の地域を空爆した。

ARA News(11月13日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯をロシア軍が空爆した。

SANA, November 13, 2016
SANA, November 13, 2016

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がハラファーヤー市、カフルズィーター市、タイバト・イマーム市、ラターミナ町、ザカート村、アルバイーン村、ハスラーヤー村、ラハーヤー村、ウカイリバート町一帯各所を空爆した。

これに対して、反体制武装集団はハマー市近郊のハマー航空基地を砲撃した。

一方、SANA(11月13日付)によると、ファトフ軍がハマー市西部の住宅街を砲撃した。

これに対して、シリア軍は、タイバト・イマーム市、カフルズィーター市、ザカート村、ラターミナ町、カフル・ウワイド村、カルサハー村、タルマラ村、ナースィリーヤ丘でファトフ軍の拠点を攻撃した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘ヘリコプター(所属明示せず)がキンダ村、ナージヤ村を「樽爆弾」で空爆、また戦闘機(所属明示せず)がハーン・シャイフーン市中心街および南東部一帯を空爆し、女児2人が死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月13日付)によると、空爆はカウル・ウワイド村、マアッラト・ヌウマーン市、サラーキブ市、タッル・マルディーフ村などに対しても行われ、多数が負傷した。

またクッルナー・シュラカー(11月13日付)によると、ロシア軍のビンニシュ市に対する空爆でイスラーム医療総合病院が被害を受け、利用不能になったという。

Kull-na Shuraka', November 13, 2016
Kull-na Shuraka’, November 13, 2016

一方、SANA(11月13日付)によると、ファトフ軍がフーア市を砲撃し、1人が死亡、女性1人が負傷した。

これに対して、シリア軍は、ナージヤ村、シャーグーリート村、タタンジャラ丘でファトフ軍を攻撃した。

**

クナイトラ県では、SANA(11月13日付)によると、シャーム・ファトフ戦線がハドル村を砲撃した。

これに対して、シリア軍はハドル村南部から潜入しようとした反体制武装集団を撃退した。

**

ヒムス県では、SANA(11月13日付)によると、シリア軍がジャウラト・ハスヤーン村、アブー・アナズ農場地帯、アイン・フサイン村、ワーディー・サリーム、ガントゥー市、ウンム・シャルシューフ村、アブー・サナースィル丘でシャーム・ファトフ戦線の拠点を攻撃した。

**

ラタキア県では、SANA(11月13日付)によると、シリア軍がイドリブ県との県境に位置するカルビール村、フィッラ村、ブワイダ村でシャーム・ファトフ戦線の拠点を攻撃した。

**

ダルアー県では、SANA(11月13日付)によると、シリア軍がヤードゥーダ村、ダルアー市旧税関地区南西部一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, November 13, 2016、AP, November 13, 2016、ARA News, November 13, 2016、Champress, November 13, 2016、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2016、al-Hayat, November 14, 2016、Iraqi News, November 13, 2016、Kull-na Shuraka’, November 13, 2016、al-Mada Press, November 13, 2016、Naharnet, November 13, 2016、NNA, November 13, 2016、Reuters, November 13, 2016、SANA, November 13, 2016、UPI, November 13, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はヒムス県東部などでダーイシュと交戦(2016年11月12日)

ヒムス県では、SANA(11月12日付)によると、シリア軍がカルヤタイン・ダム東部一帯、西ハブラ村、東ハブラ村、ムシャイリファ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

**

スワイダー県では、SANA(11月12日付)によると、シリア軍がバヤーディル地区で、ダーイシュ(イスラーム国)の車輌(燃料トレーラー)を攻撃した。

**

ダイル・ザウル県では、ARA News(11月12日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市工業地区に進攻、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

**

ダルアー県では、ARA News(11月12日付)によると、南部戦線に所属する武装集団が、ヤルムーク川流域にあるハーリド・ブン・ワリード軍(ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓う)の拠点を砲撃した。

AFP, November 12, 2016、AP, November 12, 2016、ARA News, November 12, 2016、Champress, November 12, 2016、al-Hayat, November 13, 2016、Iraqi News, November 12, 2016、Kull-na Shuraka’, November 12, 2016、al-Mada Press, November 12, 2016、Naharnet, November 12, 2016、NNA, November 12, 2016、Reuters, November 12, 2016、SANA, November 12, 2016、UPI, November 12, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はアレッポ市西部のダーヒヤト・アサド地区の治安と安定を回復するとともに、また同地に近いダンボール工場、オフィス街一帯をファトフ軍との戦闘の末に完全制圧(2016年11月12日)

アレッポ県では、SANA(11月12日付)、シリア人権監視団、クッルナー・シュラカー(11月12日付)によると、シリア軍が予備防衛部隊とともに、アレッポ市南西部一帯でファトフ軍と交戦し、ダーヒヤト・アサド地区の治安と安定を回復、また同地に近いダンボール工場、オフィス街一帯を完全制圧した。

シリア軍はまた、アレッポ市ラーシディーン地区(第4、5区)、カフルハラブ村、ハーン・アサル村で反体制武装集団の拠点を攻撃した。

『ハヤート』(11月13日付)によると、これにより、シリア軍および親政権武装勢力は、ファトフ軍が10月末に開始した「アレッポ血戦」(「スンナの民の戦い」、「アブー・ウマル・サラーキブの戦い」)で獲得したアレッポ市南西部一帯の地域のほぼすべてを奪還した。

なお、シリア人権監視団によると、ファトフ軍がアレッポ市南西部での構成を再開した10月28日以降、外国人戦闘員や自爆戦闘員を含む反体制武装集団戦闘員215人が死亡、またアレッポ市西部に対する彼らの砲撃により約100人の民間人が死亡したという。

一方、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がバシュカーティーン村、ダーラト・イッザ市、カフルハムラ村を空爆、シリア軍がアレッポ市ラーシディーン地区郊外一帯で反体制武装集団と交戦した。

これに対して、反体制武装集団は、アレッポ市フルカーン地区一帯、アレッポ大学一帯、アアザミーヤ地区、スライマーニーヤ地区を砲撃し、女性2人を含む3人が死亡した。

SANA(11月12日付)もに、反体制武装集団がアレッポ市スライマーニーヤ地区を砲撃し、女性2人を含む3人が死亡、9人が負傷したと報じた。

SANA, November 12, 2016
SANA, November 12, 2016
SANA, November 12, 2016
SANA, November 12, 2016

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアルバイン市を空爆し、7人が負傷した。

またシリア軍がハーン・シャイフ・キャンプ各所を砲撃、ヘリコプターも同地を「樽爆弾」で空爆した。

クッルナー・シュラカー(11月12日付)によると、シリア軍ヘリコプターはハーン・シャイフ・キャンプ一帯の空爆でナパーム弾を使用したという。

一方、ARA News(11月12日付)によると、ジスリーン町・ムハンマディーヤ町間で、シリア軍と反体制武装集団が交戦した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハルマーシュ村近郊の避難民キャンプ一帯、ハーン・シャイフ市郊外を砲撃した。

また戦闘機(所属明示せず)がアルマナーズ村、カフルタハーリーム町、ビンニシュ市、ハーン・シャイフ市を空爆し、子供1人と女性1人を含む3人が死亡した。

一方、SANA(11月12日付)によると、シリア軍がビンニシュ市、アルマナーズ市でファトフ軍を主導するシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を空爆した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がサルハブ市を砲撃、これに対して戦闘機(所属明示せず)はカフルズィーター市、ムーリク市周辺の農地、マフカル村などを空爆した。

一方、SANA(11月12日付)によると、シリア軍がカーヒラ村にあるファトフ軍を掌握、またムーリク市、ラハーヤー村、タイバト・イマーム市、ブワイダ村、マサースィナ村、ナースィリーヤ丘、スーラーン市北部、ラターミナ町、カフルズィーター市でファトフ軍拠点を空爆した。

**

ヒムス県では、SANA(11月12日付)によると、シリア軍がガントゥー市、サアン・アスワド村、タルビーサ市、ガジャル村、タッルドゥー市でシャーム・ファトフ戦線の拠点を攻撃した。

**

クナイトラ県では、SANA(11月12日付)によると、シリア軍がカブア・ハムリーヤ丘、サイード・バドリーヤ丘一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ダルアー県では、SANA(11月12日付)によると、シリア軍がウンム・アウサジュ村(クナイトラ県)東部一帯、ダルアー市避難民キャンプ一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, November 12, 2016、AP, November 12, 2016、ARA News, November 12, 2016、Champress, November 12, 2016、al-Hayat, November 13, 2016、Iraqi News, November 12, 2016、Kull-na Shuraka’, November 12, 2016、al-Mada Press, November 12, 2016、Naharnet, November 12, 2016、NNA, November 12, 2016、Reuters, November 12, 2016、SANA, November 12, 2016、UPI, November 12, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダイル・ザウル市一帯などでダーイシュとの戦闘を続ける(2016年11月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

**

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がバヤーディル地区でダーイシュ(イスラーム国)を攻撃した。

一方スワイダー県では、SANA(11月11日付)によると、シリア軍がシャアフ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の車列(燃料トレーラー)を攻撃した。

**

ヒムス県では、SANA(11月11日付)によると、シリア軍がタドムル市東部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

**

ARA News(11月11日付)は、シリア政府の意向を受け、ダーイシュ(イスラーム国)の包囲を受けるダイル・ザウル市の解囲を目的とした新たな人民防衛集団「ジャズィーラ・ユーフラテス動員」の発足準備が進められていると伝えた。

AFP, November 11, 2016、AP, November 11, 2016、ARA News, November 11, 2016、Champress, November 11, 2016、al-Hayat, November 12, 2016、Iraqi News, November 11, 2016、Kull-na Shuraka’, November 11, 2016、al-Mada Press, November 11, 2016、Naharnet, November 11, 2016、NNA, November 11, 2016、Reuters, November 11, 2016、SANA, November 11, 2016、UPI, November 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がシャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍との戦闘の末、アレッポ市南西部郊外のマンヤーン村を奪還(2016年11月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市西部のダーヒヤト・アサド地区で10日深夜からシリア軍、親政権武装勢力とシャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍との間で戦闘が激化した。

戦闘は、シリア軍が2週間前にファトフ軍によって制圧された同地の奪還をめざして進軍したことによるものだという。

また戦闘はアレッポ市郊外のマンヤーン村(別名ビンヤーミーン村)一帯でも激化した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月11日付)などによると、カフルダーイル村が空爆を受け、女性子供を含む10人(ARA News(11月11日付)によると12人)が死亡した。

ARA News(11月11日付)によると、この空爆によりカフルズィーター専門病院が利用不能になった。

他方、SANA(11月11日付)によると、シリア軍が予備同盟部隊とともにアレッポ市西部郊外のマンヤーン村を、ファトフ軍との交戦の末に完全制圧した。

シリア軍はまた、アレッポ市ラーシディーン地区(第4区)、ハーン・アサル村、バースィル森、マンスーラ村、マスカナ市、カシーシュ空港一帯で反体制武装集団の拠点を空爆した。

SANA, November 11, 2016
SANA, November 11, 2016

このほか、ムジャーヒディーン軍はSNSを通じて声明を出し、アレッポ市西部郊外での戦闘でウサーマ・ダルウィーシュ司令官(通称アブー・アラー・ハラマイン)が戦死したと発表した。

**

ダマスカス郊外県によると、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がドゥーマー市一帯を空爆し、子供4人、女性2人を含む9人が死亡した。

またシリア軍は、ブワイダ村・ダイルハビーヤ村回廊一帯で、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がカフルズィーター市、ラターミナ町、ムーリク市一帯を空爆、またヘリコプターがカフルズィーター市、タイバト・イマーム市、サイヤード村を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(11月11日付)によると、シリア軍がタイバト・イマーム市、ナースィリーヤ丘、ブワイダ村、ワーディー・アンズ、ムーリク市およびその南部、マアーン村北部、ズラーキーヤート村、カフルズィーター市でシャーム・ファトフ戦線などからなる反対晴雨そう集団の拠点を空爆した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、航空機複数基がファトフ軍の包囲を受けるフーア市、カファルヤー町に支援物資を投下した。

また戦闘機(所属明示せず)がマアッラト・ハルマ村、ハーン・シャイフ市一帯、ジャバーラー村を空爆した。

一方、ARA News(11月11日付)によると、シャーム・ファトフ戦線が主導するファトフ軍治安委員会が、イドリブ市中心街で、金曜の集団礼拝後に、シリア政府に内通していたとされる住民4人を公開処刑した。

**

クナイトラ県では、SANA(11月11日付)によると、シャーム・ファトフ戦線がハドル村を砲撃した。

これに対して、シリア軍はジュャバーター・ハシャブ村、タルジャナ村、ザフラト・カッサール村、ハムリーヤ丘に展開するシャーム・ファトフ戦線などの反体制武装集団に対して激しい砲撃を行った。

**

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(11月11日付)によると、戦闘機(所属明示せず)が前日に引き続き、ヨルダン国境に面するナスィーブ国境通行所を空爆し、青年1人が負傷した。

空爆はパスポート・コントロール施設にも及んだ。

Kull-na Shuraka', November 11, 2016
Kull-na Shuraka’, November 11, 2016

AFP, November 11, 2016、AP, November 11, 2016、ARA News, November 11, 2016、Champress, November 11, 2016、al-Hayat, November 12, 2016、Iraqi News, November 11, 2016、Kull-na Shuraka’, November 11, 2016、al-Mada Press, November 11, 2016、Naharnet, November 11, 2016、NNA, November 11, 2016、Reuters, November 11, 2016、SANA, November 11, 2016、UPI, November 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はヒムス県東部、ダイル・ザウル市一帯でダーイシュとの戦闘を続ける(2016年11月10日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍および親政権武装勢力がジュッブ・ジャッラーフ町一帯、シャーイル油田一帯、マフル油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市ハウィーカ地区一帯を砲撃、シリア軍と交戦した。

AFP, November 10, 2016、AP, November 10, 2016、ARA News, November 10, 2016、Champress, November 10, 2016、al-Hayat, November 11, 2016、Iraqi News, November 10, 2016、Kull-na Shuraka’, November 10, 2016、al-Mada Press, November 10, 2016、Naharnet, November 10, 2016、NNA, November 10, 2016、Reuters, November 10, 2016、SANA, November 10, 2016、UPI, November 10, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・ロシア両軍はヨルダンとの国境に面するナスィーブ国境通行所(ダルアー県)やドゥーマー市(ダマスカス郊外県)を爆撃(2016年11月10日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(11月10日付)によると、戦闘機(所属明示せず)がヨルダン国境に面するナスィーブ国境通行所を空爆し、少なくとも10人が死亡した。

死亡したのは、ヒムス県ラスタン市から避難してきた住民らだったという。

Kull-na Shuraka', November 10, 2016
Kull-na Shuraka’, November 10, 2016

一方、SANA(11月10日付)によると、シリア軍がダルアー市ブスラー広場南東部、タラーイビー広場東部、ビイル・ウンム・ダラジュ地区一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機2機(所属明示せず)が、イスラーム軍の拠点都市ドゥーマー市を空爆し、子供1人を含む4人が死亡、10人が負傷した。

シリア軍はまた、ハラスター市一帯、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯を砲撃した。

Youtube, November 10, 2016
Youtube, November 10, 2016

一方、SANA(11月10日付)によると、イスラーム軍がハラスター市校外の住宅地区を砲撃し、1人が死亡、3人が負傷した。

このほか、アジュナード・シャーム・イスラーム連合が声明を出し、シリア政府の支配下に復帰したダーライヤー市、ムウダミーヤト・シャーム市一帯で活動していた3組織、サアド・ブン・アビー・ワッカース旅団、ファトフ・ムビーン旅団、ムラービティーン中隊が統合し、連合の指揮下に入ったと発表した。

**

アレッポ県では、SANA(11月10日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ハムダーニーヤ地区、ハラブ・ジャディーダ地区を砲撃し、7人が負傷した。

これに対して、シリア軍はアレッポ市南西部のマンヤーン村などでファトフ軍を交戦した。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市南西部のマンヤーン村一帯で、シリア軍および親政権武装勢力が、シャーム・ファトフ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなるファトフ軍と交戦した。

またシリア軍はハーン・アサル村、カフルナーハー村、アレッポ市ラーシディーン地区を砲撃した。

**

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月11日付)によると、反体制武装集団がジャナービラ村方面に進軍したシリア軍と交戦、これを撃退した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハラーリーヤ村、ウンム・シャルシューフ村を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルクメン山一帯を砲撃した。

**

ダマスカス県では、SANA(11月10日付)によると、イスラーム軍が撃った迫撃砲弾1発がムハージリーン区にあるターリク・ビン・ズィヤード学校一帯に着弾し、子供3人が負傷した。

**

イドリブ県では、ARA News(11月10日付)によると、ロシア軍がタフタナーズ市一帯、サラーキブ市を空爆した。

一方、SANA(11月10日付)によると、シリア軍の支配下にとどまるフーア市をファトフ軍が砲撃し、3人が負傷した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ハドル村一帯でのシリア軍との戦闘で、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の戦闘員19人が死亡、シリア軍側も10人が死亡

AFP, November 10, 2016、AP, November 10, 2016、ARA News, November 10, 2016、Champress, November 10, 2016、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2016、al-Hayat, November 11, 2016、November 12, 2016、Iraqi News, November 10, 2016、Kull-na Shuraka’, November 10, 2016、al-Mada Press, November 10, 2016、Naharnet, November 10, 2016、NNA, November 10, 2016、Reuters, November 10, 2016、SANA, November 10, 2016、UPI, November 10, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル空軍がシリア領空を侵犯、シャーム・ファトフ戦線と戦うシリア軍の拠点を爆撃(2016年11月9日)

クナイトラ県では、SANA(11月9日付)によると、イスラエル軍戦闘機複数機が、シャーム・ファトフ戦線によるハドル村への攻撃と時を同じくするかたちでシリア領空を侵犯、シャッアール丘のシリア軍拠点複数カ所を空爆した。

死傷者は出なかった。

空爆時、シリア軍はハドル村への侵攻を試みるシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、シャーム・ファトフ戦線は同村に砲撃を加えていたという。

SANA, November 9, 2016
SANA, November 9, 2016

AFP(11月9日付)によると、イスラエル軍による空爆は、シリア領内からイスラエル占領下のゴラン高原にロケット弾が撃ち込まれた数時間に実施されたという。

このロケット弾は、シリア軍と反体制武装集団との戦闘での誤射による流れ弾だと見られるという。

AFP, November 9, 2016、AP, November 9, 2016、ARA News, November 9, 2016、Champress, November 9, 2016、al-Hayat, November 10, 2016、Iraqi News, November 9, 2016、Kull-na Shuraka’, November 9, 2016、al-Mada Press, November 9, 2016、Naharnet, November 9, 2016、NNA, November 9, 2016、Reuters, November 9, 2016、SANA, November 9, 2016、UPI, November 9, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダイル・ザウル市一帯でダーイシュと交戦を続ける(2016年11月9日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地東部一帯、サルダ山一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦いた。


AFP, November 9, 2016、AP, November 9, 2016、ARA News, November 9, 2016、Champress, November 9, 2016、al-Hayat, November 10, 2016、Iraqi News, November 9, 2016、Kull-na Shuraka’, November 9, 2016、al-Mada Press, November 9, 2016、Naharnet, November 9, 2016、NNA, November 9, 2016、Reuters, November 9, 2016、SANA, November 9, 2016、UPI, November 9, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.


シリア軍がファトフ軍との戦闘の末、アレッポ市南西部校外の要衝ヒクマ学校を制圧(2016年11月9日)

アレッポ県では、SANA(11月9日付)によると、米国が「穏健な反体制派」とみなす武装集団がアレッポ市内のアレッポ大学キャンパスおよび学生寮を砲撃し、6人が死亡、24人が負傷した。

これに対して、シリア軍は予備同盟部隊とともに、アレッポ市南西部郊外一帯で反体制武装集団掃討作戦を継続し、戦略的要衝の一つヒクマ学校(バイト・ヒクマ学校)を完全制圧した。

シリア軍はまた、カフルナーハー村、アウラム・クブラー町、アウラム・スグラー村、マアッラータ村北部、アレッポ市ラーシディーン地区(第4、5区)、ダーラト・イッザ市南部を空爆した。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市西部および南西部のダーヒヤト・アサド地区およびその周辺、マンヤーン村一帯で、シリア軍、親政権武装勢力がシャーム・ファトフ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなるファトフ軍と交戦した。

またシリア軍がヒクマ学校一帯を制圧した後も同地一帯で戦闘が続いた。

SANA, November 9, 2016
SANA, November 9, 2016

**

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(11月9日付)によると、戦闘機(所属明示せず)がミシュミシャーン村を空爆し、女性と子供を含む8人が死亡した。

一方、SANA(11月9日付)によると、ファトフ軍がシリア政府支配下にとどまるフーア市を砲撃し、1人が死亡した。

**

ダマスカス郊外県では、SANA(11月9日付)によると、イスラーム軍がハラスター市郊外のパノラマ交差点一帯を砲撃し、1人が死亡、3人が負傷した。

**

ハマー県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍が県北部のズラーキーヤート村、ズラーキーヤート検問所、タイバト・イマーム市、ラハーヤー村、ミンタール検問所、ブワイダ村、ムーリク市およびその南部でファトフ軍と交戦した。

シリア軍はまたラターミナ町、カフルズィーター市およびその北部、スーラーン市北部、マアルカバ村などでファトフ軍の拠点を空爆した。

**

ダルアー県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍がウンム・マヤーズィン町北部、ダルアー市郵便局一帯、カターキート工場一帯、ビラール・ハバシー・モスク西部、カラク地区などでシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ラタキア県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍がシャフルーラ村一帯で反体制武装集団と交戦した。

**

ヒムス県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍がガントゥー市、サアン・アスワド村、イッズッディーン村で反体制武装集団拠点を空爆した。

**

ハサカ県では、SANA(11月9日付)によると、地元和解プロセスの一環で当局に投降した指名手配者216人が、2016年政令第15号に従い、放免となった。

AFP, November 9, 2016、AP, November 9, 2016、ARA News, November 9, 2016、Champress, November 9, 2016、al-Hayat, November 10, 2016、Iraqi News, November 9, 2016、Kull-na Shuraka’, November 9, 2016、al-Mada Press, November 9, 2016、Naharnet, November 9, 2016、NNA, November 9, 2016、Reuters, November 9, 2016、SANA, November 9, 2016、UPI, November 9, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県東部でシリア軍とダーイシュが交戦するなか、ロシア軍ヘリコプターが爆撃を実施(2016年11月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーイル油田一帯、フワイスィース村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ロシア軍ヘリコプター多数が空爆を実施した。

AFP, November 8, 2016、AP, November 8, 2016、ARA News, November 8, 2016、Champress, November 8, 2016、al-Hayat, November 9, 2016、Iraqi News, November 8, 2016、Kull-na Shuraka’, November 8, 2016、al-Mada Press, November 8, 2016、Naharnet, November 8, 2016、NNA, November 8, 2016、Reuters, November 8, 2016、SANA, November 8, 2016、UPI, November 8, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がアル=カーイダ系組織主導の反体制派との戦闘の末にアレッポ市南西部の要衝第1070集合住宅計画地区一帯を完全制圧(2016年11月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、SANA(11月8日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにアレッポ市南西部一帯で、シャーム・ファトフ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなる反体制武装集団(ファトフ軍)と交戦、同市南西部の要衝である第1070集合住宅計画地区および周辺の農場地帯、丘陵地帯を完全制圧した。

シリア人権監視団によると、第1070集合住宅計画地区の制圧は、シリア軍にとってアレッポ市西部のラームーサ地区完全制圧(9月8日)以降最大の戦果だという。

またヒズブッラーの広報局によると、シリア軍はザフム丘(ムータ丘)も制圧したという。

SANA, November 8, 2016
SANA, November 8, 2016
Kull-na Shuraka', November 8, 2016
Kull-na Shuraka’, November 8, 2016

一方、ARA News(11月8日付)によると、反体制武装集団はウワイジャ村の複数拠点を奪還した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がファトフ軍支配下のハーン・シャイフーン市を空爆し、子供7人と女性2人の合わせて9人が死亡した。

また、ARA News(11月8日付)によると、シリア軍戦闘機(クッルナー・シュラカー(11月8日付)によるとロシア軍戦闘機)がバアルーブー村を空爆し、住民10人が死亡した。

Youtube, November 8, 2016
Youtube, November 8, 2016

**

ダマスカス県では、SANA(11月8日付)によると、ジャウバル区に展開するイスラーム軍がマッザ86地区の幼稚園、マトラーニーヤ地区(キリスト教マロン派居住地区)を砲撃し、1人が死亡、6人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、ロシア大使館のあるマズラア地区・アダウィー地区が砲撃を受けた。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がドゥーマー市、アイン・タルマー村、アルバイン市を空爆し、3人が死亡した。

一方、SANA(11月8日付)によると、ドゥーマー市を本拠地とするイスラーム軍がハラスター市警察病院を狙撃し、看護師1人が死亡、女医1人が負傷した。

これに対して、シリア軍はハーン・シャイフ・キャンプ一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ハマー県では、SANA(11月8日付)によると、シリア軍がムーリク市、タイバト・イマーム市、ラハーヤー村、ハルダーナー村、ラターミナ町、アトシャーン村、マアルカバ村で反体制武装集団(ファトフ軍)と交戦した。

**

ヒムス県では、SANA(11月8日付)によると、シリア軍がハウラ地方、南マシュジャル村で反体制武装集団を攻撃した。

**

ダルアー県では、SANA(11月8日付)によると、シリア軍がダルアー市ミスリー交差点東部、旧税関地区西部、難民キャンプ地区北部でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ラタキア県では、SANA(11月8日付)によると、シリア軍がシャンマース村一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, November 8, 2016、AP, November 8, 2016、ARA News, November 8, 2016、Champress, November 8, 2016、al-Hayat, November 9, 2016、Iraqi News, November 8, 2016、Kull-na Shuraka’, November 8, 2016、al-Mada Press, November 8, 2016、Naharnet, November 8, 2016、NNA, November 8, 2016、Reuters, November 8, 2016、SANA, November 8, 2016、UPI, November 8, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.