シリア外務省は不法出国者に対して最寄りの大使館で免罪手続きを行うよう呼びかける(2017年10月4日)

外務在外居住者省はインターネットを通じて、不法出国したシリア人に対して、滞在国、ないしはもよりの大使館で免罪の手続きを行うよう呼びかけた。

クッルナー・シュラカー(10月7日付)が伝えた。

AFP, October 5, 2017、ANHA, October 5, 2017、AP, October 5, 2017、ARA News, October 5, 2017、Champress, October 5, 2017、al-Hayat, October 6, 2017、Kull-na Shuraka’, October 5, 2017、al-Mada Press, October 5, 2017、Naharnet, October 5, 2017、NNA, October 5, 2017、Reuters, October 5, 2017、SANA, October 5, 2017、UPI, October 5, 2017などをもとに作成。

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ウズムジュOPCW事務局長「今年3月末にハマー県北部で発生した事件に関して採取したサンプルからサリン・ガスが検出」(2017年10月4日)

化学兵器禁止機関(OPCW)のアフメト・ウズムジュ事務局長は、AFP(10月4日付)に対し、「今年の3月30日にシリア北部で発生した事件に関して収集したサンプルを分析した結果…サリン・ガスが検出された」と述べた。

ウズムジュ事務局長によると、サリン・ガスが検出されたのはハマー県のラターミナ町で、「今のところあまり分かってはいないが…、これによって50人が中毒症状を訴えたが、死者は出なかったとの複数の報告が伝えられている」という。

ラターミナ町は、シャーム解放機構など反体制武装集団の支配下にある。

AFP, October 5, 2017、ANHA, October 5, 2017、AP, October 5, 2017、ARA News, October 5, 2017、Champress, October 5, 2017、al-Hayat, October 6, 2017、Kull-na Shuraka’, October 5, 2017、al-Mada Press, October 5, 2017、Naharnet, October 5, 2017、NNA, October 5, 2017、Reuters, October 5, 2017、SANA, October 5, 2017、UPI, October 5, 2017などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣「反体制派にシャーム解放機構からの離反を促している」(2017年10月4日)

『ハヤート』(10月5日付)は、反体制派筋の話として、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣が、反体制武装集団メンバーを、イドリブ県を支配下に置くアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構が主導する過激派から離反させようとしていると述べたと伝えた。

AFP, October 3, 2017、ANHA, October 3, 2017、AP, October 3, 2017、ARA News, October 3, 2017、Champress, October 3, 2017、al-Hayat, October 4, 2017、Kull-na Shuraka’, October 3, 2017、al-Mada Press, October 3, 2017、Naharnet, October 3, 2017、NNA, October 3, 2017、Reuters, October 3, 2017、SANA, October 3, 2017、UPI, October 3, 2017などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「イドリブの反体制派はシャーム解放機構との戦闘を激化させている」(2017年10月4日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、9月28日のアンカラでのヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の会談を受けるかたちで、イドリブ県で反体制武装集団がアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構との戦闘を激化させていると述べ、ロシアはこうした勢力を支援するだろうと強調した。

ラブロフ外務大臣は、こうしたなか一部の武装集団がシャーム解放機構に協力し、緊張緩和地帯設置にかかる合意に違反して、シリア軍を攻撃、ロシア側の懸念を強めたが、こうした試みはロシア軍の支援を受けるシリア軍によって封じられたと付言した。

『ハヤート』(10月5日付)などが伝えた。

AFP, October 3, 2017、ANHA, October 3, 2017、AP, October 3, 2017、ARA News, October 3, 2017、Champress, October 3, 2017、al-Hayat, October 4, 2017、Kull-na Shuraka’, October 3, 2017、al-Mada Press, October 3, 2017、Naharnet, October 3, 2017、NNA, October 3, 2017、Reuters, October 3, 2017、SANA, October 3, 2017、UPI, October 3, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県東グータ地方にあるイスラーム軍の拠点に進攻(2017年10月4日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(10月4日付)によると、シリア軍がフーシュ・ダワーヒラ村、ミスラーバー市、ジスリーン町でイスラーム軍と交戦、同地を砲撃した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はこの戦闘でフーシュ・ダワーヒラ村の農場5ブロックを制圧したという。

AFP, October 3, 2017、ANHA, October 3, 2017、AP, October 3, 2017、ARA News, October 3, 2017、Champress, October 3, 2017、al-Hayat, October 4, 2017、Kull-na Shuraka’, October 3, 2017、al-Mada Press, October 3, 2017、Naharnet, October 3, 2017、NNA, October 3, 2017、Reuters, October 3, 2017、SANA, October 3, 2017、UPI, October 3, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県東部で6カ村をダーイシュから解放(2017年10月4日)

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(10月4日付)によると、ダイル・ザウル軍事評議会主導のシリア民主軍(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体)が「ジャズィーラの嵐」作戦を続行し、ユーフラテス川とハーブール川の間に位置する6カ村をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

新たに制圧されたのは、大ハルムーシーヤ村、小ハルムーシーヤ村、タッル・カスラー村、タッル・アブー・ファフド村、ハンマール・アリー村、ハンマール・カスラ村。

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ラッカ県では、ANHA(10月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市中心街でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

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アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局支配下のラージュー市とアイン・アラブ(コバネ)市で、9月22日の北シリア民主連邦コミューン選挙で選出された首長らが就任宣誓を

ANHA(10月4日付)が伝えた。

ANHA, October 4, 2017
ANHA, October 4, 2017

AFP, October 3, 2017、ANHA, October 3, 2017、AP, October 3, 2017、ARA News, October 3, 2017、Champress, October 3, 2017、al-Hayat, October 4, 2017、Kull-na Shuraka’, October 3, 2017、al-Mada Press, October 3, 2017、Naharnet, October 3, 2017、NNA, October 3, 2017、Reuters, October 3, 2017、SANA, October 3, 2017、UPI, October 3, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省は爆撃でアル=カーイダ系組織シャーム解放機構のジャウラーニー最高指導者に重傷を負わせたと発表、シャーム解放機構はこれを否定(2017年10月4日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が主導する反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に対するロシア軍の空爆で、同委員会の最高指導者アブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏が重傷を負ったと発表した。

空爆には、Su-34戦闘機、Su-35戦闘機が参加し、シャーム解放機構の司令官らが会合を開いていた施設を標的とし、司令官12人を含むメンバー62人が死亡、10人以上が負傷、そのなかにジャウラーニー氏もおり、同氏は片腕を失う大けがを負ったという。

ロシア軍は3日、シャーム解放機構とトルキスタン・イスラーム党が拠点化しているアブー・ズフール航空基地一帯などに対して空爆を実施している。

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シャーム解放機構はテレグラム(10月4日付)を通じて、最高指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏が重傷を負ったとのロシア国防省の発表を否定し、同氏は「健康で与えられた任務を完全に遂行している」と発表した。

AFP, October 3, 2017、ANHA, October 3, 2017、AP, October 3, 2017、ARA News, October 3, 2017、Champress, October 3, 2017、al-Hayat, October 4, 2017、Kull-na Shuraka’, October 3, 2017、al-Mada Press, October 3, 2017、Naharnet, October 3, 2017、NNA, October 3, 2017、Reuters, October 3, 2017、SANA, October 3, 2017、UPI, October 3, 2017などをもとに作成。

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ロシアと反体制派はヒムス県北部およびハマー県南部での停戦に合意(2017年10月4日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(10月4日付)によると、同県北部およびハマー県南部の代表がダール・カビーラ村でロシア軍使節団と会談し、即時停戦合意と人道回廊設置にかかる合意に署名した。

停戦合意においては、このほかにも逮捕者問題の解決に向けロシア側が真摯に対応することが盛り込まれている。

Kull-na Shuraka’, October 4, 2017
Kull-na Shuraka’, October 4, 2017

AFP, October 3, 2017、ANHA, October 3, 2017、AP, October 3, 2017、ARA News, October 3, 2017、Champress, October 3, 2017、al-Hayat, October 4, 2017、Kull-na Shuraka’, October 3, 2017、al-Mada Press, October 3, 2017、Naharnet, October 3, 2017、NNA, October 3, 2017、Reuters, October 3, 2017、SANA, October 3, 2017、UPI, October 3, 2017などをもとに作成。

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ダルアー県の反体制武装集団はナスィーブ国境通行所の再開に条件付きで同意(2017年10月4日)

クッルナー・シュラカー(10月4日付)は、ヨルダン政府がナスィーブ国境通行所を掌握する反体制武装集団に同通行所のシリア政府への引き渡しとシリア政府下での再開を求めている問題に関して、反体制武装集団の支配下にあるダルアー県内の都市・町・村の代表団がブスラー・シャーム市で初となる会合を開き、対応を協議、条件付きで同通行所の再開に応じることを決定した、と伝えた。

現地の活動家のムハンマド・ミクダード氏によると、会合では、出席者の大多数がナスィーブ国境通行所の再開に同意するとともに、その条件として、①ダルアー県各地を離れている避難民・難民の帰還、②逮捕者の釈放、③ナスィーブ国境通行所の施設に「シリア革命旗」(委任統治領シリアの国旗)を掲揚することを求めることで合意したという。

Kull-na Shuraka’, October 4, 2017

AFP, October 3, 2017、ANHA, October 3, 2017、AP, October 3, 2017、ARA News, October 3, 2017、Champress, October 3, 2017、al-Hayat, October 4, 2017、Kull-na Shuraka’, October 3, 2017、al-Mada Press, October 3, 2017、Naharnet, October 3, 2017、NNA, October 3, 2017、Reuters, October 3, 2017、SANA, October 3, 2017、UPI, October 3, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はユーフラテス川左岸で南進を続け、マヤーディーン市から10キロの地点に到達する一方、ロシア軍はアシャーラ市を爆撃し、避難民50人を殺害(2017年10月4日)

ダイル・ザウル県では、SANA(10月4日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南西部のカバージブ村一帯に進行したダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、これを撃退した。

シリア軍はまた、ユーフラテス川右岸(西岸)の上バクラス村、ジュダイダト・アカイダート村、ブーライル村、マヤーディーン市のダーイシュ拠点を重点的に空爆、ダイル・ザウル市とマヤーディーン市を結ぶ街道を進軍し、ダーイシュと交戦、複数拠点を制圧した。

シリア軍はこのほかにも、フシャーム町、ハトラ村、フサイニーヤ町、サアルー村、ブーライル村、サーリヒーヤ村、ムーハサン市、マヤーディーン市、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、カナーマート地区、アルディー地区、ハサーラート地区でダーイシュと交戦した。

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍の支援を受けるシリア軍が、ユーフラテス川左岸(東岸)でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、その支配地域を空爆・砲撃し、マヤーディーン市から10キロの地点に到達した。

ロシア・シリア軍は、バクラス村、ダブラーン村、ジュダイダト・アカイダート村、ブーライル村のダーイシュ拠点を空爆、女性1人が巻き添えとなって死亡したという。

一方、ユーフラテス・ポスト(10月4日付)によると、ロシア軍戦闘機がマヤーディーン市から南東約15キロの距離に位置するアシャーラ市(ダーイシュ(イスラーム国)支配下)にある渡船場を爆撃し、マヤーディーン市、アシャーラ市からユーフラテス川左岸(東岸)のダルナジュ村方面に避難しようとしていた住民50人以上が死亡した。

ユーフラテス・ポストによると、この渡船場は、ユーフラテス川右岸(西岸)と左岸(東岸)を結ぶ唯一の通行所となっている。

Google, October 4, 2017

AFP, October 3, 2017、ANHA, October 3, 2017、AP, October 3, 2017、ARA News, October 3, 2017、Champress, October 3, 2017、Euphrates Post, October 3, 2017、al-Hayat, October 4, 2017、Kull-na Shuraka’, October 3, 2017、al-Mada Press, October 3, 2017、Naharnet, October 3, 2017、NNA, October 3, 2017、Reuters, October 3, 2017、SANA, October 3, 2017、UPI, October 3, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県からダーイシュを完全放逐(2017年10月4日)

ハマー県では、SANA(10月4日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市東部のジュッブ・アーイド村、マクサル村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はダーイシュ(イスラーム国)支配下にあったサラミーヤ市東部のすべての村を解放し、同地を完全制圧した。

AFP, October 3, 2017、ANHA, October 3, 2017、AP, October 3, 2017、ARA News, October 3, 2017、Champress, October 3, 2017、al-Hayat, October 4, 2017、Kull-na Shuraka’, October 3, 2017、al-Mada Press, October 3, 2017、Naharnet, October 3, 2017、NNA, October 3, 2017、Reuters, October 3, 2017、SANA, October 3, 2017、UPI, October 3, 2017などをもとに作成。

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イランのボロージェルディー国会国家安全保障外交政策委員長がアレッポ市のシーア派モスクなどを視察(2017年10月4日)

イランのアラーッディーン・ボロージェルディー国会国家安全保障外交政策委員長がシリアを訪問し、首都ダマスカスで、ハムーダ・サッバーグ人民議会議長、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相と個別に会談し、二国間関係、「テロとの戦い」での連携などについて意見を交わした。

SANA, October 4, 2017
SANA, October 4, 2017

ボロージェルディー委員長らイラン使節団一行はまた、アレッポ市を移動し、アレッポ県知事公邸でフサイン・ディヤーブ県知事と会談し、同市に対するイランの復興支援について協議した。

SANA, October 4, 2017

ディヤーブ県知事との会談後、ボロージェルディー委員長らは、12イマーム派のヌクタ・モスク(別称イマーム・フサイン・モスク、フサイン廟モスク)、そして旧市街の史跡のウマイヤ・モスクやアレッポ城などを視察した。

SANA(10月4日付)が伝えた。

SANA, October 4, 2017
SANA, October 4, 2017
SANA, October 4, 2017
SANA, October 4, 2017
SANA, October 4, 2017
SANA, October 4, 2017

AFP, October 3, 2017、ANHA, October 3, 2017、AP, October 3, 2017、ARA News, October 3, 2017、Champress, October 3, 2017、al-Hayat, October 4, 2017、Kull-na Shuraka’, October 3, 2017、al-Mada Press, October 3, 2017、Naharnet, October 3, 2017、NNA, October 3, 2017、Reuters, October 3, 2017、SANA, October 3, 2017、UPI, October 3, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2017年10月4日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(10月4日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県4件、ダルアー県1件)確認した。

トルコ側の監視チームは5件(アレッポ県1件、イドリブ県1件、ヒムス県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,241市町村、武装組織の数は234組織。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 3, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は10月3日、ラッカ市などに対して34回の爆撃を実施(2017年10月4日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月3日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して39回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は34回で、ブーカマール市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、ラッカ市近郊(30回)で実施された。

CENTCOM, October 3, 2017をもとに作成。

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