米主導の有志連合の戦闘機がタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)上空で旋回を繰り返す(2022年7月6日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の戦闘機が、米国が違法に駐留するヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)上空で旋回を繰り返した。

ロシア軍戦闘複数機が7月3日に、スワイダー県のスワイダー砂漠から、55キロ地帯が位置するハマード砂漠にいたる地域でダーイシュ(イスラーム国)残党を狙って爆撃を実施したのを受けたもの。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合の使節団がアレッポ県マンビジュ市一帯を訪問し、シリア民主軍に同市のトルコへの割譲を求める一方、グラハム米上院議員らがハサカ県のダーイシュの刑務所を視察(2022年7月6日)

ノース・プレス(7月6日付)やシリア人権監視団によると、有志連合を主導する米軍、英軍、フランス軍の将兵30~40人からなる使節団が、アレッポ県のマンビジュ市一帯地域を訪問し、同地の製粉工場で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下にあるマンビジュ軍事評議会の幹部らと会談し、トルコが計画しているとされるシリア北部への侵攻作戦への対応について協議した。

 

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ノース・プレス(7月6日付)は、米外交筋の話として、米国の高級レベル使節団が、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県のハサカ市とフール・キャンプを訪問した。

使節団は、リンジー・グラハム上院議員(共和党)、ジョン・W・ブレナンJr.有志連合司令官(米陸軍少将)らからなり、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーらが収容されているハサカ市内のグワイラーン刑務所などを視察した。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月6日付)は、複数のメディア筋の話として、会合では、有志連合の使節団がシリア民主軍(マンビジュ軍事評議会)にトルコの軍事作戦実施を回避するため、マンビジュ市をトルコ軍に引き渡すよう求めたと伝えた。

これに対して、シリア民主軍(マンビジュ軍事評議会)の司令官らは、期待と混乱への不安が拡がるなか、会合の結果に強い不快感を示していたという。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、North Press, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はトルコのシリア北部への侵攻に備えて支配地域全域で非常事態令を発令(2022年7月6日)

北・東シリア自治局の総務評議会共同議長府は決定第8号を発表し、トルコのシリア北部への侵攻に備えて、支配地域全域で非常事態令を発令した。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構の治安組織である総合治安機関の報道官はアブー・バクル連隊の司令官とメンバーのほとんどを逮捕したと発表(2022年7月6日)

シャーム解放機構の治安組織である総合治安機関のディヤー・ウマル報道官は音声声明を発表し、アブー・バクル連隊の司令官とメンバーのほとんどを過去数カ月にわたる監視と操作の末に逮捕したことを明らかにした。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月6日付)が伝えた。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アブー・ハマーム市で、住民が米主導の有志連合にシリア民主軍傘下のハジーン軍事評議会指揮官らの処罰を求めて抗議デモ(2022年7月6日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハマーム市で、住民が、米主導の有志連合に対して、「密輸業者」の嫌疑を架けられた住民の住居複数棟を破壊した、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のハジーン軍事評議会の指揮官らの処罰を求めて抗議デモを行った。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍が2か月ぶりに「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県を爆撃(2022年7月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるルワイハ村、シャンナーン村、サルジャ村、バイニーン村および周辺の森林地帯を10回にわたって爆撃した。

ロシア軍が同地を爆撃するのは5月12日以来。

一方、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯、マアッラト・ヌウマーン市、ダーディーフ村、カフルバッティーフ村、バービーラー村、ダーナー市、ハーン・スブル村などM5高速道路沿線を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるサルミーン市を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

 

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヨルダンとの国境に位置するナスィーブ村で正体不明の武装集団が一家4人(父親と子供3人)を銃で撃ち殺害した。

また、ダーイル町とタッル・サマン村を結ぶ街道では、シリア軍の車輌の通過に合わせて道路に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士2人が死亡、2人が負傷した。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍は占領下のアレッポ県バーブ市の東方に位置するブワイヒジュ村をドローンで爆撃(2022年7月6日)

アレッポ県では、ANHA(7月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のハースィーン村、スムーカ村、ザイワーニーヤ村、シャフバー・ダム、ウンム・フーシュ村近くの農地、ヒルバト・シャッアーラ村、マドユーナ村、ターニー村、タナブ村の丘陵地、ナイラビーヤ村、ナーイフ山、バイルーニーヤ村、マンナグ村、マルアナーズ村、アルカミーヤ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、マンビジュ市北のムフスィンリー村をミサイルで攻撃した。

トルコ軍はさらに、トルコ占領下のバーブ市の東方に位置するブワイヒジュ村を無人航空機(ドローン)で爆撃、その後シリア国民軍とともに同地を砲撃した。

シリア人権監視団によると、これに対して、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にある地域から、トルコ軍の基地が設置されているダービク村一帯に向けて砲撃が行われ、4発の砲弾が着弾した。

 

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊のアブー・サウン村でシリア国民軍に所属するハムザ師団傘下のバドル殉教者旅団のメンバーどうしが交戦した。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍が占領下のゴラン高原からクナイトラ県ハドル村西のマルジュ地区をミサイルで攻撃し、50代の男性が死亡(2022年7月6日)

クナイトラ県では、SANA(7月6日付)によると、イスラエル軍が占領下のゴラン高原からハドル村西のマルジュ地区をミサイルで攻撃し、50代の男性が死亡した。

HFL(7月7日付)によると、攻撃はイスラエル軍の無人航空機(ドローン)によるもので、殺害されたのはヒズブッラーに近いバアス党員のファリード・フアード・ムスタファー氏だという。

シリア人権監視団によると、同氏は、ヒズブッラーの偵察活動に協力していたという。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、HFL, July 7, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022, July 7, 2022などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣はアルジェリアのティブーン大統領、ラアマームラ外務大臣と会談(2022年7月6日)

アルジェリアを訪問中のファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、アブドゥルマジード・ティブーン大統領と会談し、アサド大統領の独立60周年の祝辞を伝えた。

ミクダード外務在外居住者大臣はまた、シリアの「テロとの戦い」へのアルジェリアの支援、アラブ連盟での会合や国際会議でのアルジェリアによるシリア支持をアサド大統領が高く評価しており、シリアとアルジェリアの関係強化を重視していることを伝えた。

さらに、中東地域情勢、国際情勢に対するシリアの姿勢を説明し、アラブ諸国が一致団結して、さまざまな問題に公正かつ経緯をもって対処し、西側諸国の覇権主義や植民地主義を排除することがシリアにとっての主要な関心事であることを強調した。

これに対して、ティブーン大統領は、シリアがアラブ諸国の姿勢や利益を統一しようとしてきたことを高く評価し、10月に予定されているアラブ連盟首脳会議にすべての加盟国が例外なく参加することを切望していると答えた。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid0vtTdN9B6HHQ1hwwfyYJRhHLZxZ83yAyZH5Hrb7wxKsBALw5FziAj7Qf8d3vt6Z29l

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ミクダード外務在外居住者大臣はまた、ラマターン・ラアマームラ外務大臣と会談し、二国間関係の発展と活性化の方途について意見を交わした。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid02ijQ35G4qTMQdMa3Cbtje6eKftSDCAhhCKWq1BNBYWQStuibbHfUZTPTzid9x3w9ol

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SANA(7月6日付)が伝えた。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で3人(2022年7月6日)

保健省は政府支配地域で新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治したと発表した。

これにより、7月6日現在のシリア国内での感染者数は計55,940人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,764人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0HZv4BGKyzpJkKTmKXRtB6YiSKM8hnXQY8S1D6afCW1WQ4unjdpSzAvjUHvCnvcPbl

AFP, July 6, 2022、ACU, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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