アサド大統領とアスマー夫人は、長男のハーフィズ氏、長女のザイン氏、次男のカリームとともに、アレッポ市旧市街のスークを訪れる(2022年7月8日)

アサド大統領とアスマー・アフラス夫人は、長男のハーフィズ氏、長女のザイン氏、次男のカリームとともに、アレッポ市旧市街の市場(スーク)を訪れ、イード・アドハー休暇初日で賑わう同地を散策しながら住民と懇談した。


アサド大統領とアスマー夫人らはまた、復旧作業が続けられている旧市街のウマイヤ・モスクを視察し、アレッポ城前のレストランで食事をとった。

SANA(7月8日付)などが伝えた。












https://www.facebook.com/watch/?v=765772541514956

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02xXoQpniag28CfrwZ3RsXGb4CsuKeZaRpmXmJ81pHbeiRNF566jkX6YiAjR9uDvV4l

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アスマー大統領夫人は、アレッポ県アレッポ市旧市街にあるサイフッダウラ・ハムダーニー学校で、シリア国民信託が開催したワークショップ「まっすぐな道スークの戦略的発展」の閉幕会議に出席(2022年7月8日)

アスマー・アフラス大統領夫人は、アレッポ県アレッポ市旧市街にあるサイフッダウラ・ハムダーニー学校で、シリア国民信託が開催したワークショップ「まっすぐな道スーク(市場)の戦略的発展」の閉幕会議に出席した。

アレッポ市の地元コミニュティー、政府機関、市民団体などとの共催によって開催されたワークショップは、旧市街の「まっすぐな道」とその入口に26のスーク、1,252の商店を建設するのが目的で、旧市街のスークの修復・復旧作業の課題などについて議論が行われた。

アスマー夫人は、閉幕会合の冒頭に挨拶を行い、旧市街のスークの修復プロジェクトがこれまで経てきた諸段階は、修復についての深い理解を反映したもので、それは破壊された建物の復興に限られず、そこでの生活や住民の復興に及ぶもので、生産の復興と必然的に結びつていると述べた。

アスマー夫人は、アレッポ市の遺跡、文化的・文明的遺構の破壊は、シリアの人間、文明、社会的調和を体現するすべてのものへの体系的破壊の試みだったとしたうえで、破壊をもたらした戦争がシリアのアイデンティティを狙うことを主な目的としていたと述べた。

そのうえて、アスマー夫人はアレッポ市の住民に向けて以下のように語りかけた。

あなた方は、愛国心のもっとも重要なかたちを提言しています。それはまず第1に、脅威や厳しい生活環境にもかかわらう、あなた方の街にしっかりととどまることによってです。第2に、きわめて困難といった言葉では言い表せないほどの状況かで、あなた方は率先して、あなた方の街、あなた方の国のために活動しました。ですから、アレッポの成功は、この国の力、社会の勝利、破壊を乗り越えようとする強い意志の証なのです。私たちみなが、この街を復興させることに関心があります。アレッポ、そしてこの国を愛する人の関心事です。

アスマー夫人は挨拶の後、サウフッダウラ・ハムダーニー校による修復・復旧作業の状況を視察した。

SANA(7月8日付)が伝えた。




https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02i2kpkX2fMpps8XGnhQ61ZV3AapgRfWBdVAyZmrRNrZeK9CvXsow6wcoavMXjNQVl

https://www.facebook.com/watch/?v=3174635379441550

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はアレッポ県アレッポ市郊外の火力発電所を訪れ、第5セクションの始動に立ち合う(2022年7月8日)

アサド大統領は、アレッポ県アレッポ市郊外の火力発電所を訪れ、シリア軍による同発電所解放から6年を経て復旧した第5セクションの始動に立ち合った。

第5セクションは、200メガワットの電力を発電し、アレッポ県に供給する。

アサド大統領はまた、第1~4セクションの復旧状況を視察した。

発電所を訪れたアサド大統領は以下の通り述べた。

この成果に我々皆からおめでとうと言いたい。それ以上に、労働者とその能力におめでとうと言いたい。我々は、発電所、そしてテロリスト、すなわち米国が主導する西側諸国が破壊した現場の視察を通じて、破壊された発電所の部品を一つずつ復興させていく人々と、侵略し、部品を一つずつ破壊していった者たちを比較せざるを得ない。

祖国、祖国の施設、国民の施設を命令に従い、ドルを支払われて破壊していった者どもと(あなた方)を比較することしかできない。彼らは、これらを建設し、管理してきた人々、すなわちあなた方とは逆に単なり、奴隷だったからだ。

我々は、自分たちを革命家だと日々名乗り、国に不義を広めた者どもと、光を生み出し、シリアに広めていったあなた方とを比較せざるを得ない。

短期間ではあるが今回の視察で感じたのは、まさに誇りだ。我々が発電所を建設したことへの誇りではない。シリアには数十年にわたって発電所は存在した。だが、この発電所が破壊された時、さまざまな企業と連絡をとった結果、完全に破壊された発電所に希望はなく、修復できないと言われたにもかかわらず、我々の専門家、技術者、そして労働者は自国の敬虔、そしてシリアの誠実なる友人らの支援によって修復を実現したのだ。

あなた方な困難な状況下において作業にあたってくれた。なぜなら、テロリストはこの地域からまだ遠ざかっていはないからだ。封鎖の試みがシリアに対して行われており、部品の確保もさほど容易ではなかった。にもかかわらず、2年足らずで我々はこの発電所の1セクションを修復することができた。これはシリアにおいて非常に重要な成果であり、我々みながそれを誇りに感じている。このことはまさに、いかなる障害や困難も、人間が愛国心、粘り強さ、そして決意を持つことで克服されるというメッセージを与えるものだ。

この戦争を通じて、労働者階級は武装部隊の第2層をなした。第1層は戦い、解放し、第2層は復興プロセスに従事した。彼らは建設している。これが真実だ。第1層は人が与え得るすべてを与えた。殉教者となり、負傷者となった。我が国の公的セクターは、困難な状況下で汗と労苦を提供し、血を提供した。労働者階級にも殉教者が出た。

あなた方が今行っているのは、シリアの電力機構の労働作業においてあなた方がこれまでに行ってきたいかなることとも異なっている。我々は常に発電を行ってきた。それはサービスに関わることである。今日、我々は単なるサービス以上のものを行っている。数カ月にわたる生産、雇用機会創出、敢行、製造、工場での作業、サービス提供などすべてを、我々はこの国の繁栄、成長、そして安定に反映させることになるだろう。
とりわけこの状況において、アレッポ県、とりわけアレッポ市は、他の県が受けたのとは異なる被害を経験した。水道、電気、サービスなどにおいて、砲撃、破壊、テロにおいて、アレッポ市ほどに大きな被害を受けた都市はない。アレッポ県、アレッポ市はこの成果の最大の受益者になるに値する。
電力省のすべての職員、とりわけ、現場の労働者、技術者、専門家、エンジニア、管理職員、従業員、さまざまな作業段階で貢献してくれたすべての人に謝意を示したい。彼らに敬意を評したい。あなた方が修復・復旧作業時に示した労苦、汗、誠実さ、献身さ、熱意がかたちになり、繁栄、成長、安定をもたらすことを確信している。

SANA(7月8日付)が伝えた。

https://youtu.be/SZafjdzbbW0




https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02FczYdRbFzAxbPJAx4BqpLK11LUCjk7VqK9KzA124AFmKzLuXQmHpqgV8ssvTUJCol

https://www.facebook.com/watch/?v=2077338152438484

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はアレッポ県タッル・ハースィル村の揚水ステーションの給水施設の始動を視察(2022年7月8日)

アサド大統領は、アレッポ県タッル・ハースィル村の揚水ステーションの給水施設の始動を視察した。

同ステーションの稼動により、ハンダラート村の人工滝地区を、アレッポ市を流れるクワイク川に水道水が供給、市内の生活用水と同市南の農村地帯に農業用水が確保されることになる。

SANA(7月8日付)が伝えた。


https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02Us4stneDDHW6vQwhL2SseGW4j4AivxBe7NBri5X45dj47ZUucHn5SLAfejTiKvdJl

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県アブー・ハルドゥーブ村でのパトロール中に襲撃を受けて重態となっていたシリア民主軍ハジーン軍事評議会シャアファ村中隊司令官が死亡(2022年7月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハルドゥーブ村で前日のパトロール中に襲撃を受けて重態となっていた人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍ハジーン軍事評議会シャアファ村中隊司令官が死亡した。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県を砲撃(2022年7月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、バイニーン村、スフーフン村、バーラ村、バルユーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるハザーリーン村一帯を砲撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、クライディーン村を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市西で、麻薬の密売に関与しているとされる若い男性が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた9家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由にシリア政府の支配地に脱出(2022年7月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた9家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由してシリア政府の支配地に脱出した。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国連安保理では越境(クロスボーダー)人道支援の1年間延長を求める決議案がロシアの拒否権発動で否決、半年延長を求めるロシアの決議案も欧米諸国の反対で廃案に(2022年7月8日)

国連安保理で、シリア政府への許可なく国外から越境(クロスボーダー)人道支援を行うことを認めた国連安保理決議第2585号が2022年7月10日に失効するのを前に、期間延長を定めた決議案の採決が行われ、否決された。

決議案は、アイルランドとノルウェーが提出したもので、クロスボーダーの人道支援の1年間の期間延長を求めていた。

採決では、13ヵ国が賛成したが、ロシアが拒否権を発動し、廃案となった。

中国は棄権した。

一方、ロシアが提案した第2の決議案についても採択が行われ、ロシアと中国が賛成したが、10ヵ国が棄権、米国、英国、フランスが拒否権を発動し、廃案となった。

同決議案は、2023年1月10日までの半年だけ期間を延長すること、境界経由(クロスライン)での人道支援を「完全、安全、そして妨害なく」認めることが求められていたが、欧米諸国の反対で否決された。

SANA(7月8日付)などが伝えた。

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は「半年の延長では、シリアの人々を真冬に必要な物資もなしに放置することになる」と強調し、これまでと同様の1年延長が不可欠だと訴えた。

**

 

アムネスティ・インターナショナル、国際救済委員会(IRC)はロシアの拒否権発動を非難する声明を出した。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ国際空港とUAEのアブダビ国際空港を結ぶシャーム・ウィングの定期旅客便の就航が10年ぶりに再開(2022年7月8日)

アレッポ国際空港(アレッポ県アレッポ市)とUAEのアブダビ国際空港を結ぶシャーム・ウィングの定期旅客便の就航が10年ぶりに再開した。

SANA(7月8日付)が伝えた。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2022年7月8日)

アレッポ県では、ANHA(7月8日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・フーシュ村、タッル・カッラーフ村を砲撃した。

 

**

ハサカ県では、SANA(7月8日付)によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市でシリア国民軍のハムザ師団のメンバーどうしが前日に続いて交戦し、複数の戦闘員が負傷した。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で4人(2022年7月8日)

保健省は政府支配地域で新たに4人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、7月8日現在のシリア国内での感染者数は計55,949人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,767人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid08CAGNMhcqqtj2P5HGQsw5cAD13fr1i27TdqTPZkeQ8dihigfu4kacLYuisnyDDJrl

AFP, July 8, 2022、ACU, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.