シャーム解放機構によって反体制派支配地の自治を委託されているシリア救国内閣が、新設した士官学校において初となる修了式を行い、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者や、シリア救国内閣の幹部、「決戦」作戦司令室の軍・治安関係者らが参列(2022年9月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(9月6日付)などによると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構によって反体制派支配地(「解放区」)の自治を委託されているシリア救国内閣が、新設した士官学校において初となる修了式を行い、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者や、シリア救国内閣の幹部、「決戦」作戦司令室の軍・治安関係者らが参列した。

https://www.youtube.com/watch?v=RTVMT1s5_O0

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)、イッザ軍などからなる武装連合体。

第1期となる教練コース「殉教者アブー・ウマル・サラーキブ」コースには、シャーム解放機構、イッザ軍、ナスル軍、シャーム自由人イスラーム運動などの士官クラスの戦闘員400人のが参加し、6ヵ月にわたって訓練を行ってきた。

士官学校は、シリア救国内閣が2021年10月に設置を発表していた。

シリア人権監視団によると、シャーム救国戦線は、「解放区」で活動する武装集団を統合し、直轄管理することをめざしている。









AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、‘Inab Baladi, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県などを砲撃し、女性1人を含む住民多数が負傷(2022年9月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ地方のシャンナーン村、バーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、ファッティーラ村、マアーッラト・ウルヤー村一帯を砲撃し、シャンナーン村で女性1人を含む住民多数が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村などを砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町とアシュアリー丘を結ぶ街道沿線で、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーだとの容疑をかけられていたタッル・シハーブ町出身の若い男性が遺体で発見された。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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シリア軍は前日のシリア国民軍の攻撃に対抗し、アレッポ県ターディフ市内のトルコ占領地を砲撃(2022年9月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がターディフ市内のシリア政府の支配地から、トルコの占領下にある同市内の住宅街に対して砲撃を行った。

砲撃は、前日にシリア国民軍が同市内のシリア軍の施設の地下にトンネルを掘削し、爆弾を仕掛けて爆破させ、シリア軍兵士3人が死亡、多数が負傷したのを受けたもの。

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ハサカ県では、ANHA(9月6日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村を砲撃した。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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アサーイシュがダーイシュのスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続:第6区での摘発活動を開始(2022年9月6日)

ハサカ県では、ANHA(9月6日付)によると、北・東シリア自治局の共同支配下にあるフール・キャンプで、内務治安部隊(アサーイシュ)がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続した。

アサーイシュは、9月4日と5日の2日間で、スリーパーセルのメンバー23人(うち女性6人)を逮捕、スマートフォンなどの機器を欧州、教練・拷問施設複数ヵ所と塹壕7カ所を発見したと発表した。

13日目となる9月6日には、第5区での活動が終了したのを受けて、シリア人国内避難民(IDPs)が居住する第6区で摘発活動が始められ、ダーイシュが過激なイデオロギーを洗脳するために使用していた書籍やノート、軍服などが押収された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジャルズィー村、アブー・ハルドゥーブ村で働く教員らが、同評議会教育局によるジャズィーラ教育複合施設の改編と同施設新代表の任命を拒否し、抗議デモを行った。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍がアレッポ国際空港を再び爆撃、滑走路が被弾し利用不能に(2022年9月6日)

シリア軍筋は報道声明を出し、イスラエル軍が午後8時16分頃、ラタキア県西の地中海沖上空からアレッポ国際空港(アレッポ県)に対してミサイル多数を発射、滑走路が物的被害を受け、利用不能となった、と発表した。

SANA(9月6日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/mod.gov.sy/posts/pfbid02LpEAM3uJ7vwk3Az1HKeQBvoszbZKwHjSewsWa4exU2jHqPBq9L38gFXQc2ou8cvrl?__cft__%5B0%5D=AZXDt4fk1eEwh3qNVdoerUuIzMwRvbxKj6qP79J_EBUVyxMsnsxzu1PCHpFz57-Z_jyTC1HD5OV67kiUfzTL0EyDw7AO4KMiWfTUP4XLnKSKS2iMIjeBKIL2_04vyzB_rSYDfSyoUeMzBA9CmgIfkhRaSV05qAwn1hOgn0_gipb1voxAbXgIHYonLhxk8CCTZ-mtRWd-ILIFOvF272wo5qSu&__tn__=%2CO%2CP-R

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内務省は声明を出し、イスラエル軍の爆撃を受けて、アレッポ国際空港が復旧するまでの期間、同空港発着便をダマスカス国際空港発着便に振り返ることを決定したと発表した。

また、シャーム・ウィング社は、すべてのアレッポ国際空港発着便をダマスカス国際空港発着便に振り返え、両空港間の移動については無料で送迎バスを運航すると発表した。

SANA(9月6日付)が伝えた。

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ANHA(9月6日付)やシリア人権監視団などによると、アレッポ国際空港や隣接するナイラブ航空基地近くで複数回にわたって爆発音が聞こえ、空港近くの倉庫から煙が立ち上がるのが目撃された。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍は空港の滑走路や周辺地域に対して少なくともミサイル2発を発射した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の爆撃を受けて、ヒムス県のタンフ国境通行所とダイル・ザウル県CONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地で、「イランの民兵」の報復に備えて警戒態勢が強化された。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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朝鮮民主主義アラブ協会は、米国に対してシリア領内に違法に駐留する部隊の撤退と、資源の略奪を停止するよう求める(2022年9月6日)

朝鮮民主主義アラブ協会(ヤン・ミュンスン事務局長)は、北朝鮮外務省の公式ホームページを通じて声明を出し、米国に対してシリア領内に違法に駐留する部隊の撤退と、資源の略奪を停止するよう求めた。

SANA(9月6日付)が伝えた。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県ではタッル・アルウ村穀物サイロに配備されていた米軍装甲車がイラクに移動する一方、米軍の貨物車輌約50輌からなる車列が新たにシリア入り(2022年9月6日)

ハサカ県では、SANA(9月6日付)によると、タッル・アルウ村の穀物サイロに基地を設置し違法に駐留を続ける米軍が、同地に配備していた装甲車複数輌をイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動させた。

複数の地元筋によると、前日にも装甲車複数輌が同地からイラクに移動しており、その数は20輌以上に達しているという。


一方、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌約50輌からなる車列が、イラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入し、県内各所に違法に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で16人(2022年9月6日)

保健省は政府支配地域で新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者35人が完治したと発表した。

これにより、9月6日現在のシリア国内での感染者数は計57,114人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは53,644人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid027uvHw8pT6EEFJdUMoEvScAChSuAo63p1UaaHqSKLnQsVLVMaJiMr4wdM9PX6fhp5l

AFP, September 6, 2022、ACU, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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