イスラエル軍はレバノン南部に「イエロー・ライン」を設置、55ヵ村への住民の立ち入り・帰還を禁止:UNIFILのフランス軍兵士がヒズブッラーによると見られる攻撃で死傷

iNEWS24によると、イスラエル軍は、レバノンとの間で発効した10日間の停戦期間中に作戦統制を維持するため、レバノン南部に「イエロー・ライン」を設置、55ヵ村への住民の立ち入り・帰還を禁止した。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はXを通じて以下の通り発表した。

レバノン南部の「イエロー・ライン」の南側で活動するイスラエル国防軍部隊は過去24時間の間、停戦合意を違反した武装グループが同ラインの北側地域に向かって接近、空軍が脅威を排除するために爆撃を実施、地上部隊も砲撃を行った。

イスラエル軍は、前線防衛ライン付近で活動していたテロ細胞を排除した。

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国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)は公式サイトを通じて、ガンドゥーリーヤ村(ナバティーヤ県)の道路で不発弾処理を行っていたUNIFILのパトロール部隊が、ヒズブッラーと見られる非国家主体からの小火器による攻撃を受け、1人が死亡、3人が負傷した。

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これに関して、エマニュエル・マクロン大統領はXを通じて、フランス軍兵士4人が死傷したとし、哀悼の意を示すとともに、「この攻撃の責任はヒズブッラーにあると考えられる」と非難した。

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ナハールネットによると、ドナルド・トランプ米大統領は「ヒズブッラーに関する状況が速やかに解決されることを望む」「我々はレバノンを再び偉大にする。それを行う時が来た。世界は彼らを忘れてしまったが、彼らは長い間、過酷な状況の中で生きてきた善良な人々である」と述べた。

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レバノン・イスラーム抵抗戦争広報局(ヒズブッラー)は、3月2日に開始(再開)されたイスラエルに対する「食い荒らされた藁屑の戦い」に関して、テレグラムを通じて、同から4月16日の間にイスラエル軍と直接交戦、あるいは空挺降下に対する迎撃を行った地点を示した地図を公開した。

レバノン・イスラーム抵抗戦争広報局(ヒズブッラー)はまた、テレグラムを通じて、同期間中にイスラエルに対して行ったロケット弾と自爆型無人航空機で攻撃の場所を示す地図を公開した。

レバノン・イスラーム抵抗戦争広報局(ヒズブッラー)はさらに、テレグラムを通じて、同期間にレバノン南部でイスラエル軍の軍用車両に対して行った攻撃件数を示す地図を公開した。

加えて、レバノン・イスラーム抵抗戦争広報局(ヒズブッラー)はテレグラムを通じて、「食い荒らされた藁屑の戦い」の戦果を発表した。

戦果の概要は、総作戦数2,184回(うちイスラエル国内が1,127回、レバノン領内が1,057回)、攻撃による死傷者は600人以上、戦車188両、ヘリコプター1機、ハンヴィー8両などを破壊。

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