ANHAやイナブ・バラディーは、地元筋の話として、19日夜にイドリブ県北部での無人航空機による攻撃について、同機が米主導の有志連合の所属で、フッラース・ディーン機構の元指導者1人を標的としたものだった。
この攻撃で標的となったのはサーミー・ウライディーと護衛数人。
ただし、シリア軍第82師団の拠点が攻撃されたとの情報もあるという。
なお、米中央軍(CENTCOM)は現時点で、この攻撃について声明を発表していない。
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シリア人権監視団によると、ウライディーは、ヨルダン人の説教師・イスラーム法学者で、シャームの民のヌスラ戦線に早くから参加、その宗教部門で昇進を重ね、シリア南部の宗教監督を務めた後、組織全体の宗教責任者となり、教義や思想面を代表する理論家の1人となった。
「アブー・ムハンマド・ジャウラーニー」を名乗っていたアフマド・シャルア暫定大統領は、2013年にジャーナリストのタイスィール・アッルーニー氏とのインタビューのなかで、ウライディーを高く評価し、ヌスラ戦線の教義やタクフィールに関する組織の立場を理解したい者は、彼の著作や講義を参照するよう勧めていた。
2016年にヌスラ戦線がアル=カーイダ総司令部との関係断絶を宣言し、シリア解放機構に改称すると、ウライディーはこの方針に強く反対し、組織を離脱し、フッラース・ディーン機構に参加し、同組織における重要な宗教的権威の1人となった。
イナブ・バラディーによると、ウライディーは、フッラース・ディーン機構の宗教委員会の最高責任者とされるファールーク・スーリーに次ぐナンバー2とみなされてきた。
また、2006年には、アル=カーイダ系のターイファ・マンスーラに関与しているとして、ヨルダンで逮捕された過去がある。
アントニー・ブリンケン米国務長官は2023年2月6日、米国はウライディーをフッラース・ディーン機構の指導者と認定し、2001年9月23日大統領令第13224号に基づき、彼を制裁対象に追加すると発表、国務省は4月11日に特別指定国際テロリスト(SDGT)に指定、同省の「正義への報奨」プログラムは、アル=ウライディーの身元または所在に関する情報提供者に最大500万ドルの報奨金を提示した。
シリア政府および米中央軍(CENTCOM)は、現時点でこの攻撃についてコメントしていない。
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