米国はトルコとロジャヴァの緊張に懸念を表明、仲介を試みる(2018年11月1日)

ロバート・パラディーノ米国務省副報道官は、トルコ軍が10月31日に西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配下にあるシリア北東部ユーフラテス川以東地域(アレッポ県アイン・アラブ市一帯、ラッカ県タッル・アブヤド市一帯)への攻撃を激化したことに関して、「いかなる当事者であれ、シリア北部、とりわけ米国人がいるかもしれない地域に対する一方的な軍事攻撃は…、我々にとって大きな懸念の種である」と述べた。

パラディーノ副報道官はまた「安全保障上の懸念をかきたてる問題をめぐって米国とトルコが連携と教義を行うのが良い方法だ」と付言した。

al-Durar al-Shamiya, November 1, 2018

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有志連合の報道官を務める米軍のショーン・ライアン大佐は、自身のツイッターのアカウントで、「我々は両当事者、すなわたいトルコと(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体の)シリア民主軍と緊張緩和に向けて連絡を取っているところだ」と述べ、衝突回避に向けて仲介を行っていることを明らかにした。

AFP, November 1, 2018、ANHA, November 1, 2018、AP, November 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2018、al-Hayat, November 2, 2018、Reuters, November 1, 2018、SANA, November 1, 2018、UPI, November 1, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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