イスラエル軍が首都ダマスカス南方一帯を爆撃し、イラン・イスラーム革命防衛隊の軍事顧問の1人サイード・ウライダーディー氏らが死亡(2024年2月2日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、午前4時20分頃、イスラエル軍が占領下ゴラン高原方面から首都ダマスカス南方の複数ヵ所を爆撃、シリア軍防空部隊が敵ミサイル複数発を迎撃し、一部を撃破、損害は物的なものに限定されたと発表した。

SANA(2月2日付)が伝えた。

**

シリア人権監視団によると、爆撃は、ダマスカス郊外県のアクラバー町とサイイダ・ザイナブ町を結ぶ街道沿線の職業学校近く、電子戦争局、首都ダマスカスとダマスカス国際空港を結ぶ街道沿線のガズラーニーヤ町近くの2ヵ所が標的となった。

これにより、「イランの民兵」のイラン人メンバー1人、イラク人メンバー1人、身元不明1人の合計3人が死亡した。

**

モニーバーン(2月2日付)、ターブナーク(2月2日付)なイランのメディアは、この爆撃で、イラン・イスラーム革命防衛隊の軍事顧問の1人サイード・ウライダーディー氏が死亡したと伝えた。

AFP, February 2, 2024、ANHA, February 2, 2024、‘Inab Baladi, February 2, 2024、Moniban, February 2, 2024、、Reuters, February 2, 2024、SANA, February 2, 2024、SOHR, February 2, 2024、Tabnak, February 2, 2024、などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.