シリア政府の動き(2014年7月28日)

SANA(7月28日付)などシリアの主要メディアは、アサド大統領が、イード・アル=フィトルに合わせてダマスカス県ムハージリーン区のハイル・モスクで礼拝を行ったと報じ、その映像、写真を公開した。

礼拝には、ワーイル・ハルキー首相、ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長、バシュル・サッバーン・ダマスカス県知事、ヒラール・ヒラール・バアス党シリア地域指導部副書記長らも参列した。

集団礼拝後、ムハンマド・シャリーフ・サウワーン師が説教を行い、「我々の国が1,300日以上さいなまれてきたこの危機は終わった…。1,300日におよぶ痛み…、敵の陰謀、同胞国(アラブ諸国)の裏切りは終わった」と述べた。

またサウワーン師は「シャームは今日、その影響を回復し、民族の宗教、アラブ性、そしてその思考を、軍事面、思想面で防衛し、陰謀者たちの策略に対応する…。そうだ、陰謀は瓦解し、シリアは勝利した。なぜなら国民の意志、そしてその指導者の政策が防波堤となったからだ」と強調した。

SANA, July 28, 2014

SANA, July 28, 2014

AFP, July 28, 2014、AP, July 28, 2014、ARA News, July 28, 2014、Champress, July 28, 2014、al-Hayat, July 29, 2014、Kull-na Shuraka’, July 28, 2014、al-Mada Press, July 28, 2014、Naharnet, July 28, 2014、NNA, July 28, 2014、Reuters, July 28, 2014、SANA, July 28, 2014、UPI, July 28, 2014などをもとに作成。

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