イドリブ県とアレッポ県でアル=カーイダ系のシャーム解放機構とシリア解放戦線の戦闘続く(2018年2月23日)

イドリブ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(2月23日付)によると、シャーム解放機構が前日に引き続き、シリア解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動、ヌールッディーン・ザンキー運動)によって奪われた拠点の一つルワイハ村、シャイフ・バフル基地(マアッラト・ヌウマーン市西)を奪還した。

これに対して、シリア解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動)はジャルジャナーズ町を襲撃し、シャーム解放機構メンバー3人と医療スタッフ複数人を拘束した。

また、シャーム解放機構が進駐するハザーリーン市、ジャバーラー村に対して砲撃した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月23日付)によると、シャーム解放機構が県西部でシリア解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動、ヌールッディーン・ザンキー運動)と交戦し、バスラトゥーン村、アージル村を制圧した。

AFP, February 23, 2018、ANHA, February 23, 2018、AP, February 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 23, 2018、al-Hayat, February 24, 2018、Reuters, February 23, 2018、SANA, February 23, 2018、UPI, February 23, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, February 23, 2018などをもとに作成。

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