トルコ軍はロジャヴァの拠点都市アフリーン市に向けてさらに進軍するなか、住民2,000人以上がシリア政府支配地域に避難(2018年3月12日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月12日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団がアフリーン郡各所で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘を続け、ブルブル町近郊のクーターンリー村、イビーラー村、ジンディールス市近郊のジャルマ村、ズィーンダカーン村、キーラ村、ブルジュ・カムシューン村を制圧した。

一方、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターによると、トルコ軍がアフリーン市およびその一帯、ジンディールス市近郊のシャーディーラー村、イースカー村、ブルブル町近郊のカウーターナー村、タシュタビク村、カズル・バーシュ村、ダルウィーシュ村、シーラーワー町近郊のバースリーヤ村、フィーラー・カーディー村、シャッラー村近郊のマイダーニカ・ダム一帯、ラージュー町一帯を爆撃・砲撃、また反体制武装集団とともにシリア民主軍と交戦した。

ANHA(3月12日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、トルコ軍と反体制武装集団がアフリーン市に迫るなか、同市の住民2,000人以上がシリア政府支配下のヌッブル町に避難した。

AFP, March 12, 2018、ANHA, March 12, 2018、AP, March 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2018、al-Hayat, March 13, 2018、Reuters, March 12, 2018、SANA, March 12, 2018、UPI, March 12, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.