トルコ軍はアフリーン市南東に位置するシリア政府支配下のヌッブル市、ザフラー町を砲撃(2018年3月21日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団は、アフリーン市南東部で進軍を続け、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末に、12イマーム派の住民が暮らすシリア政府支配下のヌッブル市、ザフラー町を見下ろすことができるキーマール村、バラード村を制圧した。

トルコ軍はまた、ヌッブル市、ザフラー町に対して砲撃を加えた。

キーマール村での戦闘には、国防隊の戦闘員複数人が殺害されたが、彼らはヌッブル市、ザフラー町の出身者だと思われる。

一方、ANHA(3月21日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)および女性防衛隊(YPJ)を主体とするシリア民主軍が、シーラーワー町近郊のバラード村、キーマール村一帯、ブルブル町近郊への砲撃・爆撃を続けるトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団と交戦した。

Twitter, March 21, 2018

AFP, March 21, 2018、ANHA, March 21, 2018、AP, March 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 21, 2018、al-Hayat, March 22, 2018、Reuters, March 21, 2018、SANA, March 21, 2018、UPI, March 21, 2018などをもとに作成。

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