東カラムーン地方(ダマスカス郊外県)からの反体制武装集団の退去続く(2018年4月22日)

ダマスカス郊外県では、SANA(4月22日付)によると、東カラームーン地方のルハイバ市、ジャイルード市、ナースィリーヤ村で活動を続けてきた反体制武装集団の戦闘員と家族が、前日に引き続き、シリア政府によって用意された大型バス30台に分乗して、シリア北部(イドリブ県、アレッポ県)に退去した。

『ハヤート』(4月23日付)によると、搬送された戦闘員と家族の数は3,200人(シリア人権監視団によると、2,500人)。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月22日付)によると、彼らを乗せた大型バスの車列は、トルコの実質占領下にあるバーブ市を経由し、ジンディールス市方面に向かったという。

SANAによると、同地から退去する戦闘員と家族は5,000~6,000人に及ぶ見通し(『ハヤート』(4月22日付)によると、7,000人)。

またバトラー山、ガリーザ地区、ガール山で活動を続けてきた武装集団戦闘員が、退去に先立ち、シリア政府に重火器・中火器、武器弾薬庫を引き渡した。

SANA, April 22, 2018

SANA, April 22, 2018

SANA, April 22, 2018

SANA, April 22, 2018


AFP, April 22, 2018、ANHA, April 22, 2018、AP, April 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2018、al-Hayat, April 22, 2018, April 23, 2018、Reuters, April 22, 2018、SANA, April 22, 2018、UPI, April 22, 2018などをもとに作成。

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