最高交渉委員会のナスル・ハリーリー代表は、サウジアラビアをはじめとするアラブ諸国が反体制武装集団に対する軍事支援を停止していたことを明らかにした。
ハリーリー代表は、ロイター通信(4月23日付)に対して、「昨年末に軍事支援は停止された。これはサウジアラビア、トルコ、ヨルダンの決定によるものではない…。軍事支援は国際的決定に基づいており、米国の決定によって停止された」と述べた。
ハリーリー代表はまた「サウジアラビアをはじめとするアラブ諸国は今も政治的解決を欲していると思うが、米国の政策が原因で武装勢力への軍事支援は停止されてしまった」と付言した。
そのうえで、ジュネーブ会議を通じた政治的解決を支持すると強調、「我々、そしてシリア国民は、米国が政治的解決や、対話に比重が置かれ、変化がもたらされるのを望んでいないことを知っている…米国は、この地域で何らの目的も実現しておらず、シリア撤退によって生じる悪影響に責任を果たすことなどできない」と批判した。
AFP, April 23, 2018、ANHA, April 23, 2018、AP, April 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2018、al-Hayat, April 24, 2018、Reuters, April 23, 2018、SANA, April 23, 2018、UPI, April 23, 2018などをもとに作成。
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