シリア統計局は『年間統計集(2017年版)』を発表:総人口は2011年より320万人減少(2018年5月14日)

シリア内閣府中央統計局は、2011年に「アラブの春」がシリアに波及して以降初となる『年間統計集(2017年版)』を5月8日付で公式ホームページ(http://www.cbssyr.sy/yearbook.htm)を通じて公刊した。

http://www.cbssyr.sy/

中央統計局の集計によると、2016年(末)時点の国内総人口は2129万600人(データ収集できなかった県を除くと1332万500人)。

http://www.cbssyr.sy/

http://www.cbssyr.sy/

『年間統計集』は2012年以降発表されていなかった。

前回発表された『年間統計集(2011年)』では、2011年1月1日時点の(国内)総人口は2450万400人とされていた。

なお、シリア政府の認可を受け国内で研究活動を続けるシリア世帯住民委員会(http://www.scfa.gov.sy/)が2017年に発表した推計データによると、シリアの総人口は国内居住者2,100万人、国外居住者700万人、合計2,800万人だった。

『ワタン』(5月15日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(5月15日付)が伝えた。

AFP, May 15, 2018、ANHA, May 15, 2018、AP, May 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 15, 2018、al-Hayat, May 16, 2018、Reuters, May 15, 2018、SANA, May 15, 2018、UPI, May 15, 2018、al-Watan, May 15, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.