ダーイシュの支配から解放されたヤルムーク・パレスチナ難民キャンプとハジャル・アスワド市にシリア国旗が掲揚される、退去したダーイシュ戦闘員とその家族約600人はシリア東部の砂漠地帯に到着(2018年5月22日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(5月22日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員とその家族が退去し、シリア軍によって解放されたヤルムーク・パレスチナ難民キャンプとハジャル・アスワド市に、内務治安部隊や警察が進駐し、ハジャル・アスワド市内にある区庁舎ビルにシリア国旗を掲揚した。

SANA, May 22, 2018

SANA, May 22, 2018

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一方、ANHA(5月22日付)によると、ダマスカス県のヤルムーク・パレスチナ難民キャンプとダマスカス郊外県のハジャル・アスワド市から退去したダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員とその家族約600人が、シリア東部の砂漠地帯にあるダーイシュ支配地域に到着した。

シリア人権監視団によると、戦闘員らを分乗させた大型バスの車列は2陣に分かれてシリア東部に向かった。

また、スワイダー24(5月22日付)は、ダーイシュ戦闘員とその家族を乗せた大型バスの車列は厳戒態勢のなか、スワイダー県の砂漠地帯(アシュラフィーヤ地区、アウラ地区)に入ったと伝え、その映像(https://www.facebook.com/Suwayda24/videos/901232540056364/)を公開した。

AFP, May 22, 2018、ANHA, May 22, 2018、AP, May 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2018、al-Hayat, May 23, 2018、Reuters, May 22, 2018、SANA, May 22, 2018、Suwayda 24, May 22, 2018、UPI, May 22, 2018などをもとに作成。

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