シリアのアル=カーイダ「シャーム解放機構」と新興のアル=カーイダ「フッラース・ディーン」がイドリブ市内の墓石を破壊か(2018年6月16日)

ドゥラル・シャーミーヤ(6月16日付)は、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるイドリブ市(イドリブ県)の墓石が何者かによって破壊されたと伝え、SNSで活動家らが拡散した写真を転載した。

同サイトによると、墓石は、新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーンがシャーム解放機構のメンバーとともに破壊したと思われるという。

だが、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団の活動を報じるイドリブ広報センターは、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/EdlibEmc1/)を通じて「ダーイシュ(イスラーム国)がいた4年前に既に破壊されていた」と表明した。

al-Durar al-Shamiya, June 16, 2018

al-Durar al-Shamiya, June 16, 2018

AFP, June 16, 2018、ANHA, June 16, 2018、AP, June 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2018、EMC, June 16, 2018、al-Hayat, June 17, 2018、Reuters, June 16, 2018、SANA, June 16, 2018、UPI, June 16, 2018などをもとに作成。

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